minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

レイ・チャールズと原田芳雄

2005年11月05日 | 音楽&CD
 スカパーでレイ・チャールズのライブを観た。今まではピアノを弾きながら歌う人だと思っていた。ライブを観たらキーボードでジャズっぽいアドリブをとったり、驚いた事にはアルトサックスまで吹いていたのだ。目が不自由だなんてとても思えない軽やかな手さばきとリズミカルに動き回る足でキーボードに移動したかと思えば、サックスのソロを吹く為に立ち上がったり...そしてそのサックスの音色の艶っぽい事。まるで彼の歌と同じようにサックスのブルースソロも歌われて・・・凄い、やっぱり偉大なアーティストだったんだなあ。やっぱり一度でいいから生で観たかった。

 彼を観ていて、突然原田芳雄さんを思い出した。原田さんは偉大な俳優ではあるけれど、知る人ぞ知るブルースシンガー。ご一緒させていただいて10年以上たつが、レパートリーはほとんど変わらないのだがジャズ歌手を目指していただけあって、声が素晴らしい。10年まえから全く衰えず、普通は歳をとると音域も狭まったりするらしいのだが、昔と変わらない音域で歌う。しかも、アボリジニの楽器で有名な、リジュリドゥも演奏する。(もちろんノンブレスで!)年に一度か二度しか一緒に演奏する事はないけれど、毎回新鮮な気持ちで演奏できる、魅力あるアーティストだ。

 来年の226(私のバースデイコンサート)には久々に原田氏をゲストで迎えることができ、レイチャールズのライブにヒントを得て、新たなアイデアも浮かんだ。きっと素敵なコンサートになるだろうな。今から楽しみ。
 (この写真は毎年開かれる、原田家恒例お餅つきのときのものです。)
 

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