中学の同窓会が開催された。ほぼ30年振りに再会した友人達。9クラスもあったので3年間で一度も話した事のない人すらいたのだけど、なんとなく顔を覚えていたり、話をしているうちに昔の事が少しずつ蘇ってきた。特に懐かしい先生の顔を見た瞬間に自分が中学生に戻ったような錯覚さえ覚えた。本当は120名全ての人と会話したかったけどそうもいかない。でも有り難い事に私は自分のグループで演奏させて頂いたので、ほかの人は私が中学のブラバンでサックス吹いていたやつだって思い出してくれただろう。
私がサックスを手にしたのは中学2年生。熱心な音楽の先生が担任だった事もあり「早坂、ブラバンに入らないか?」と誘われ、演劇部にいた私は「自分には演劇には向かないな~(母親が舞台女優だったので自分にも才能があるかな、って思って入部したんだが)」って感じていた頃だったので即ブラバンに転部した。今でもいろいろなインタビューで「サックスはいつ頃から?」って聞かれるたびにこの話をしてきたが、本当にピアノ以外の楽器をさわらせてもらえるなんて夢のようだった。でもってフルートを希望したのだが、すでにフルートには同学年で上手な人たちが3人もいて「フルートだとコンクールには出られないよ。アルトサックスがあまっているからサックスにしないか。」と先生から言われ、緑錆がでていてボロボロのアルトサックスを手渡された。口をつけると臭い・・・うう、ってなりながらそれでもクラリネットで基礎を練習し、そのアルトを担当する事に。その楽器を手にして1ヶ月もたたないうちに私は決心。「自分で楽器を買おう!」これが運命だった。
小さい頃から貯金していたおこずかいを全部握りしめ、学校御用達の管楽器屋さんに行った私は当初アルトサックスを買うつもりだったのに、楽器屋さんに「ソプラノサックスって綺麗な音がするんだよ。めずらしいけど、これにしたら?」とパンフレットだけ見せられ「シルバーのヤナギサワソプラノサックス」をどんな音かも知らずに注文してしまったのだった(当時25万くらいだった)。緑錆のアルトサックスと較べたら月とスッポン,シルバーのソプラノサックスはキラキラと輝いていた(パンフレットのなかで)。
ブラスバンドでソプラノサックスを使うところは当時殆どなかった。ソプラノはオーボエの替わりに使われる程度。譜面もなく、しかも天才オーボエ奏者(彼は現在も読響で活躍中!)が同級生にいたのでますますソプラノサックスの出番はない。先生にもあきれ顔で「好きなところを適当に吹きなさい。」って言われアルトサックスと持ち替えつつ、自分でスコアから勝手にトランペットやクラリネットのところを抜き出して譜面を作って吹いていた。それでも自分の楽器を吹けるという事だけで嬉しかった。中学3年最後のコンクールでBクラスで初優勝。コンクール会場からの帰り道、仲間とスプライトを飲みながら酔っぱらいのようにはしゃいだ事が思い出される。それにしても素晴らしい指導者(ブラバンの顧問の先生は数年前にお亡くなりになりましたが)と仲間たちに恵まれて楽しい中学校生活だったな、と走馬灯のようにいろいろな事が思い出される同窓会だった。最後に校歌のアレンジを新澤君たちに演奏してもらったのだけど、コスマスが「校歌なのにソプラノでメロディ吹くとヤン・ガルバレク(ECMのサックス奏者)の曲に聴こえるね。」って・・・新曲としてやろうかしら(笑)。(このあと高校生活でまたまたいろいろとあるけど、それはいつか書かせて頂きます。)
私がサックスを手にしたのは中学2年生。熱心な音楽の先生が担任だった事もあり「早坂、ブラバンに入らないか?」と誘われ、演劇部にいた私は「自分には演劇には向かないな~(母親が舞台女優だったので自分にも才能があるかな、って思って入部したんだが)」って感じていた頃だったので即ブラバンに転部した。今でもいろいろなインタビューで「サックスはいつ頃から?」って聞かれるたびにこの話をしてきたが、本当にピアノ以外の楽器をさわらせてもらえるなんて夢のようだった。でもってフルートを希望したのだが、すでにフルートには同学年で上手な人たちが3人もいて「フルートだとコンクールには出られないよ。アルトサックスがあまっているからサックスにしないか。」と先生から言われ、緑錆がでていてボロボロのアルトサックスを手渡された。口をつけると臭い・・・うう、ってなりながらそれでもクラリネットで基礎を練習し、そのアルトを担当する事に。その楽器を手にして1ヶ月もたたないうちに私は決心。「自分で楽器を買おう!」これが運命だった。
小さい頃から貯金していたおこずかいを全部握りしめ、学校御用達の管楽器屋さんに行った私は当初アルトサックスを買うつもりだったのに、楽器屋さんに「ソプラノサックスって綺麗な音がするんだよ。めずらしいけど、これにしたら?」とパンフレットだけ見せられ「シルバーのヤナギサワソプラノサックス」をどんな音かも知らずに注文してしまったのだった(当時25万くらいだった)。緑錆のアルトサックスと較べたら月とスッポン,シルバーのソプラノサックスはキラキラと輝いていた(パンフレットのなかで)。
ブラスバンドでソプラノサックスを使うところは当時殆どなかった。ソプラノはオーボエの替わりに使われる程度。譜面もなく、しかも天才オーボエ奏者(彼は現在も読響で活躍中!)が同級生にいたのでますますソプラノサックスの出番はない。先生にもあきれ顔で「好きなところを適当に吹きなさい。」って言われアルトサックスと持ち替えつつ、自分でスコアから勝手にトランペットやクラリネットのところを抜き出して譜面を作って吹いていた。それでも自分の楽器を吹けるという事だけで嬉しかった。中学3年最後のコンクールでBクラスで初優勝。コンクール会場からの帰り道、仲間とスプライトを飲みながら酔っぱらいのようにはしゃいだ事が思い出される。それにしても素晴らしい指導者(ブラバンの顧問の先生は数年前にお亡くなりになりましたが)と仲間たちに恵まれて楽しい中学校生活だったな、と走馬灯のようにいろいろな事が思い出される同窓会だった。最後に校歌のアレンジを新澤君たちに演奏してもらったのだけど、コスマスが「校歌なのにソプラノでメロディ吹くとヤン・ガルバレク(ECMのサックス奏者)の曲に聴こえるね。」って・・・新曲としてやろうかしら(笑)。(このあと高校生活でまたまたいろいろとあるけど、それはいつか書かせて頂きます。)
いつか聴かせてくださいね。
226、けいぼんたちと来れば?
お待ちしてます。
僕もアルト希望だったけど体の大きさ的にテナーからスタートしました。でも今はどのサックスも魅力を感じます。「226LIVE」凄く見に行きたいです。