32回目となるキューバ国際ジャズフェスティバルは毎年この時期(12月)に4日間、サンティアゴ・デ・クーバとハバナで同時開催される。
様々な会場で午前中から多くの海外アーティストたちも含め、無料コンサートや有料のライブがたくさん。その中でも初日のメインはなんといっても「チューチョ・バルデス」だった。
チューチョはイラケレという伝説のラテンバンドのリーダーでもあり、素晴らしいピアニスト。イラケレにはパキートデリベラsaxやアルトゥ-ロ・サンドバルtpがいて、彼らが亡命したあと、パキートの後釜に座ったサックス奏者がセサル・ロペス。
75歳を過ぎてもまだ現役として活躍しているだけでもすごいが、それを生で聞くことができるなんて!ピアノはどんな感じなんだろう?元気なのかしら?
11月に出会ったロドニーが「たぶん、チューチョのバンドで14日に出演するよ。」と言っていたのは、この大きなコンサートのことだったのだ。
今回の目玉として、NYからクリスチャン・マクブライドbとテレンス・ブランチャードtpがゲストに入る。ひえ〜、Blue Noteでみたら何万もする夢の饗宴だ!
会場のTeatro Mellaはものすごい人だかりだった。私たちは河野さんから頂いたミュージシャンパスを印籠のように見せてフリーパスで中に入れてもらった。一番音が良さそうなPA宅のすぐ横に陣取った。チケット発売と同時に完売してしまったそうだ。
チューチョがステージに上がるとソロで始まった。美しいサウンドに軽快なキレッキレのリズム。なんと素晴らしいんだろう。「まだ元気なのか?」なんて心配はどこかに吹っ飛んでしまう。端々に出てくるクラシック音楽。ソロの中でチャイコフスキーのピアノコンツエルトまで飛び出す。いや〜、こちらの音楽家たちの根底にはクラシックとラテンの血が流れているんだなあ。
chuchoのソロが圧巻です。(youtubeより)
こちらはトリオで1曲演奏した動画(ガストン・ホージャb)
途中でOMARA(ブエナビスタで一躍有名になった)歌手が2曲歌ったがこれも素晴らしかった。とにかく、1曲ごとにスタンディングオベーションの嵐。
Omaraのベサメムーチョ(ピアノはチューチョではありません)。これはアンコールでも歌って会場も大合唱になった。
たっぷりチューチョの世界に浸って満足していたら、いよいよマクブライドとテレンスが登場。いきなりジャズのセッションに早変わり。スタンダードを2曲だけ演奏したが、私としてはもう少しラテン音楽を聴いていたかったな・・・。
たっぷり2時間ほどのショーを堪能し、会場のお客様もみんな帰っていく。ところが・・・このあとからテレンスのNYから連れてきたグループのライブがあるというのだ。もう深夜11時をまわっているのに!!!
疲れたけれど、会場の半分以上が帰ってしまったので座席を前の方に陣取ってテレンスのバンドを聴くことに。若手の黒人が多かったが、テレンスは終始PCをいじりながらトランペットになにやら音響をかませてエレクトリックなサウンド作り。これが今のNYのジャズの主流なんだろうか?なんだかよくわからないが、マイルスがやっていたことの延長のような気がする。演奏はすごいのだろうが、音がエレクトリックすぎて私には伝わってこない。むむむ。
テレンスのライブ動画
会場も曲の途中でどんどんお客が帰りだす。私たちも3曲くらい聞いてもういいや、って会場をあとにした。チューチョのコンサートだけで十分満足だったなw。
さあ、明日は私たちも出演するんだ。高まる期待感にワクワクドキドキ。(つづく)
様々な会場で午前中から多くの海外アーティストたちも含め、無料コンサートや有料のライブがたくさん。その中でも初日のメインはなんといっても「チューチョ・バルデス」だった。
チューチョはイラケレという伝説のラテンバンドのリーダーでもあり、素晴らしいピアニスト。イラケレにはパキートデリベラsaxやアルトゥ-ロ・サンドバルtpがいて、彼らが亡命したあと、パキートの後釜に座ったサックス奏者がセサル・ロペス。
75歳を過ぎてもまだ現役として活躍しているだけでもすごいが、それを生で聞くことができるなんて!ピアノはどんな感じなんだろう?元気なのかしら?
11月に出会ったロドニーが「たぶん、チューチョのバンドで14日に出演するよ。」と言っていたのは、この大きなコンサートのことだったのだ。
今回の目玉として、NYからクリスチャン・マクブライドbとテレンス・ブランチャードtpがゲストに入る。ひえ〜、Blue Noteでみたら何万もする夢の饗宴だ!
会場のTeatro Mellaはものすごい人だかりだった。私たちは河野さんから頂いたミュージシャンパスを印籠のように見せてフリーパスで中に入れてもらった。一番音が良さそうなPA宅のすぐ横に陣取った。チケット発売と同時に完売してしまったそうだ。
チューチョがステージに上がるとソロで始まった。美しいサウンドに軽快なキレッキレのリズム。なんと素晴らしいんだろう。「まだ元気なのか?」なんて心配はどこかに吹っ飛んでしまう。端々に出てくるクラシック音楽。ソロの中でチャイコフスキーのピアノコンツエルトまで飛び出す。いや〜、こちらの音楽家たちの根底にはクラシックとラテンの血が流れているんだなあ。
chuchoのソロが圧巻です。(youtubeより)
こちらはトリオで1曲演奏した動画(ガストン・ホージャb)
途中でOMARA(ブエナビスタで一躍有名になった)歌手が2曲歌ったがこれも素晴らしかった。とにかく、1曲ごとにスタンディングオベーションの嵐。
Omaraのベサメムーチョ(ピアノはチューチョではありません)。これはアンコールでも歌って会場も大合唱になった。
たっぷりチューチョの世界に浸って満足していたら、いよいよマクブライドとテレンスが登場。いきなりジャズのセッションに早変わり。スタンダードを2曲だけ演奏したが、私としてはもう少しラテン音楽を聴いていたかったな・・・。
たっぷり2時間ほどのショーを堪能し、会場のお客様もみんな帰っていく。ところが・・・このあとからテレンスのNYから連れてきたグループのライブがあるというのだ。もう深夜11時をまわっているのに!!!
疲れたけれど、会場の半分以上が帰ってしまったので座席を前の方に陣取ってテレンスのバンドを聴くことに。若手の黒人が多かったが、テレンスは終始PCをいじりながらトランペットになにやら音響をかませてエレクトリックなサウンド作り。これが今のNYのジャズの主流なんだろうか?なんだかよくわからないが、マイルスがやっていたことの延長のような気がする。演奏はすごいのだろうが、音がエレクトリックすぎて私には伝わってこない。むむむ。
テレンスのライブ動画
会場も曲の途中でどんどんお客が帰りだす。私たちも3曲くらい聞いてもういいや、って会場をあとにした。チューチョのコンサートだけで十分満足だったなw。
さあ、明日は私たちも出演するんだ。高まる期待感にワクワクドキドキ。(つづく)
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