minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

北海道ツアー報告vol.2

2019年06月15日 | 
苫小牧から真夜中にもどりお風呂に入って寝たのが4時。翌朝は11時にはハッサムイオン。

日曜の昼間だけあっていつもここはいっぱいだ。「お、毎年来てるよ!」と声かけてくださる常連のジャズファンのおじさまなど、リハーサル(サウンドチェック)のときから並んで待っていてくれるのがありがたいです。小樽からスカイビュー(コーラスグループ)のおばさまたち、岩見沢からは吉田乃ノ子(sax奏者)ちゃんのお父様、そして、大学時代の音楽サークルの先輩ご夫妻が・・・。ありがとうございました〜〜!



ボーカルのMizuhoさんの透き通った、それでいて太くて芯のある声がイオンに響き渡りました。インストで初対面の板谷大さんと自分のオリジナル(Medusa)をやったら思わずいつも通りの音量に・・・・。板谷さんのダイナミックなピアノが炸裂!!イエ〜イ!

1セット目が終わってから「お店からクレームがきてしまったので、もう少し音量控えめにお願いします。」と言われてしまいました(しょぼん)。お客様は大喜びダッタンダケドナ・・・・w。

左から板谷大p Mizuho vocal


3時くらいにイオンをあとに、夜の会場「El Cid」へ向かう。ここはMizuhoさんと箭原顕さんが打ち上げで連れて行ってくださり、料理の美味しさ(特にパエリヤ)とスペイン語と日本語のごちゃまぜのシャンティが楽しくて大好きになったお店です。このお店の15周年パーティで演奏させていただくことに。

「タンゴのダンサーたちがくるのでタンゴも演奏してくださいね。」とシャンティに頼まれたので、久しぶりにピアソラいっぱい演奏してきました!最後の曲ではダンサーたちも踊ってくださって・・・。イギリス人、スペイン人、アメリカ人etc...たくさんの札幌を愛する、エルシッドのお料理やシャンティたちの暖かい人柄を愛する友人たちが集う楽しい会でした。参加させていただき、幸せです!!




そして翌日もお昼から当別町へ出発。



ちょっとハードな(朝までほとんど眠れないのでいつも寝るのが6時、7時頃になってしまうのです)状態が続いていたのか、結構体が悲鳴をあげ、手だけでなく顔にまでアトピーがでて・・・ひどい状態になりましたが、なんとか化粧でカバーして。

当別町スウェーデンヒルズの中にある素敵な杳杳荘という場所でのコンサート。2年前にも一度ここで演奏させていただきました。友人の操ちゃん、そしてお手伝いしてくださった女性たちに感謝しております。場所があまりに素晴らしいので、あっという間のライブでした。ヒルズのおじさま、おばさまたち、超元気!!!




ここにも駆けつけてくださった大学時代の音楽サークルの先輩、佐竹さん。ありがとうございました。嬉しかったな〜〜。

4時からコンサートだったので、7時には終わって・・・当別の温泉にゆっくり浸かってジンギスカンを食べて帰宅。ふ〜。





北海道ツアー報告vol.1

2019年06月15日 | 
東京を離れた翌日から梅雨入り。北海道は梅雨知らずの晴天にめぐまれた素晴らしいツアーでした。そして、帰りは大荒れになる寸前のフェリーで2時間以上も早く大洗に到着するという超幸運。この時期も欠航することってあるんだな〜。とにかく、お天気にはいつも恵まれています。ありがたや〜。

今回も本当にいろいろな場所で素敵な人たちと出会いました。なぜ、私たち(ミュージシャン)はこんなにツアーをするのでしょう?

ただの旅行とちがって、音楽というフィルターを通すと、世界中のいろいろな土地でいろいろな人たちの生活や人生を垣間見せていただくことが普通以上にできるのです。これが一番の宝物。ひとりひとり、それぞれに物語のある人生があります。それをまるで1冊づつ読んでいくように出会った人たちから知ることができたり、感じたり・・・お互いにそれで勇気をもらったり感動したり。こういうのが音楽旅の素晴らしいところなんだなあ、とつくづく思います。

ツアー初日、苫小牧でフェリーを降りてそのままいつも大好きな洞爺湖へ。

苫小牧から洞爺へ向かう道中に、いつも立ち寄る久保田農園があります。毎年9月の時期はこのお店の前に山盛りに積まれたトウモロコシの皮。今年はまだ6月なのでアスパラとトマトしかありませんでしたが、とりあえず、ここのおじさんとメリーちゃん(ヤギ)にご挨拶。

メリーちゃんも元気でした!

おじさんも元気!「来年はトウモロコシの時期に来ま〜〜す!」

さあ、いよいよ洞爺湖が!!!この風景を見るのが大好き。本当に美しい湖です。



あみだのつるさんが亡くなって、その知人でもあった「金沢屋」といううどん屋さんをやっているユミコさんが、いつもたくさんの人たちを巻き込んで主催してくださいます。今年でトレスがここで演奏させていただくのは3回目。もちろん、つるさんが架け橋。





いつもノリノリで聴いてくださる洞爺湖のみんな、本当にありがとう!洞爺湖をバックに刻々と変化する景色の前で演奏。聴いているひとたちもとっても気持ち良さそう。

イギリスからの高校生たちも昨年の演奏を覚えていてくれてまた来てくれました。フランス観光客まで連れてきてくれて。こういうのが嬉しいですね。今や洞爺湖は外国人観光客の人気スポットになっているようです。美しい場所は世界からも訪れるのです。というか、洞爺湖に住んでいる外人多し。いつまでもこの美しい村がそのままでありますように。

翌々日は苫小牧、ふたたび。

やはり苫小牧の広い道路を走ると、つるさんを思い出します。この町のいたるところにつるさんの思い出が・・・。

つるちゃんの跡を継いで、「私の青空」のももちゃんが毎年ここでも開催してくださっています。なんと、今回はソロツアー中の小山彰太drさんと共演!

ジェリコでなんどもご一緒させていただいていますが、苫小牧で実現できるなんて。生前、つるさんが「彰太さんとも札幌でやっているんでしょ?うちでもやってよ〜。」と懇願していたのですがなかなか実現できなくて・・・。つるちゃんも天国で喜んでいるんだろうな〜。

毎回思うことですが、小山さんは私たちのオリジナルに果敢に挑戦してくださいます。「おもしろいね〜。勉強になるね〜。」と前もって「早く音源と譜面を送ってね」とメールがきます。いくつになられてもあの音楽に対する真摯で謙虚な態度は見習わねば、と頭が下がる思いです。

今回のコンサートは彰太さんのおかげで、80人ほどの町民のみなさまがお越しくださって、大盛り上がりでした。

ステージにはあみだのステージに早変わり。なんと、おひねりまでいただくという嬉しいハプニングまで。当然、演奏にも熱がこもりますw。彰太さんのドラム、生音で共演してもぜんぜん煩くなくて、それでいて迫力があって・・・本当に素晴らしいドラマー。






終わってからはつるちゃん関係者が「私の青空」で待っていてくれ、当然のように打ち上げです。ももちゃんはせっせとジンギスカンを作ったりお酒の用意もばっちり。本当にありがとうございました!!!またここで彰太さんとやってほしい、との声がたくさんあがっていたので・・・。来年も実現しますように。



本当に洞爺湖、苫小牧のみなさま、つるさん、ありがとうございました。まだまだツアーは続きます。