minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

夏が来れば思い出す・・・

2018年09月03日 | 
このブログを書き始めた頃だった2005年。RIOがまだ小学3,4年の頃だ。

「尾瀬(片品村)に演奏しにきませんか?」池袋のライブでワガン・ンジャエ・ローズ(セネガルのパーカッショニスト)たちと演奏していたときに、アフリカンパーカッション好きのファンの男性たちに声をかけられた。

彼らは尾瀬を愛し、夏は尾瀬ヶ原でガイドをやったり、スイスの山などにも滑りに行くスノーボーダーたちだった。オリンピックの強化選手を育てるコーチ(元チャンピオン)などもいて戸倉スキー場はボーダーたちの聖地になっていたのだ。そこに30歳になるかならないかの若者たちが集い、私たちの演奏に喜んでくれ、それからは年に1度・・・ではなく四季折々に遊びに行くようになっていった。

東京生まれ、東京育ちのRIOにとってそんな尾瀬は故郷だ。素敵な若者たちがみんなRIOのことを可愛がってくれ、冬はスノーボード、スキー、夏はキャンプ、とたくさん遊んでくれた。彼らがRIOにとってのヒーローだった。

私もその頃は生徒が何人かいたのでサックスミュージックキャンプを行った。遊楽木舎という素敵な農家があってそこを解放していただき、手作りピザを焼いたり、薪割りしたり、もぎたてのトウモロコシやりんごを食べさせていただいた。













そのときトシキが曲を作ったハーベストソングの動画はこれ。
Harvest Song ~Dedicated to our friends in Oze


RIOが留学に行ったときも、スカイプでパタゴニアと片品村でバーベキューをしながら会話をしたりした。もちろん、サックスを吹き始めたときから知っているのでサックス奏者になったときもみんな大喜び。留学から戻って真っ先に遊びに行ったのも片品村だった。

その片品村と6年ぶりに再会できたのが今年の6月。


森の宿Amberでのライブ

初めて声をかけてくれたボーダーのKちゃんがご夫婦で素敵なロッヂをやり始めたのだ(森の宿Amber)。そこで東北ツアーの帰りに久しぶりにライブを行わせてもらった。昔の仲間たちがみんな集ってくれて大いに盛り上がった。そのとき、片品でキャンプ場をやり始めて5年、という皇海キャンプ場のオーナーがきていて「僕のキャンプ場でぜひ演奏してくれませんか?」という話になって9/1に演奏することになったのだった。



雨が心配されていたのですが、なんと当日の昼に雨が止み、私たちが到着した夕方5時くらいには少しだけ肌寒いけれどなんとかテントを出さずに演奏できそう、ということで広場に急遽ステージを作成。初めての試みなのでまったく PAなどもないけれど、TReSは電源1つあればどこでも演奏できちゃうのがすごいところw。

東京や名古屋からキャンプしにくる人たちがわらわら、とサウンドチェックしていたら集まりだして、さらに仲間たちも駆けつけてくれて1時間くらいのステージを終了。

終わってからはキャンプ場のバーでみんなで宴会。このキャンプ場、バンガローには冷蔵庫、そして水飲み場には電子レンジや湯沸しポット、洗濯機まで設置されている、超便利なキャンプ場なのです。毎週末は予約でいっぱいだそう。人気あるのもわかります。

ここのオーナーの小島さんも遊び人のとても面白い人でした。また来年もやりましょうね!








翌日は久しぶりに戸倉スキー場の友人宅でバーベキュー。調子に乗ってまた3曲ほど演奏。もちろん、彼らに捧げたハーベストソングは必須ですw。

夢をひたすら追いかけていた遊び大好きの若者たちはそれぞれに家族を持って未だに夢を追い続けています。本当に素敵なひとたち。

その一人、Tくんはフィールド・アースという会社を立ち上げて夏は水上や尾瀬の川でキャニオニングをやり、冬は戸倉スキー場でスノーパイプを作っています。川遊びの好きなトシキは動画を見せてもらって目がキラキラ。来年の夏は遊びたい!!!

興味ある方はぜひ!まだ紅葉の美しい9月までは遊べるようです。
キャニオニング IN 尾瀬 FIELD EARTH


もちろん、今もスノーボードも作って販売もしています。私たちのCDジャケットでおなじみのクレプトマニアックのデザインしたスノーボードも残りわずかだそうです。



いやはや、またまた片品村との強力なつながりが復活しちゃいました。ありがとう、片品村の友人たち。