minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

加茂水族館見学

2018年04月16日 | 
ツアー最終日の今日は、せっかくの休日を返上して私たちのために水族館のガイドをしてくださるという館長と待ち合わせ。


オフなので今日はラフな出で立ちの館長。「この中の大半は私が釣り上げたものです。」

館長になるための条件として「釣りが上手い」というのが必須だそうです。くらげの寿命も1年くらいなので、毎年くらげも取ってきたり、卵で世界中の水族館から集めたりして自分たちの手で育て上げる。

そのために、昨日通された楽屋の「繁殖室」というのはとても重要な部屋だったのだ!


くらげたちの餌もほかのくらげで賄ったりするので、餌にするくらげも養殖している。

この水族館ならではの、館長のアイデアがいっぱい。「水槽も自分が開発しました。これ、フランスの水族館でも使っていますが、別に特許をとってお金儲けたいなんて考えたことない。それよりも情報交換とかくらげの卵をもらったり、とか得るものが大きいですからね。」

本当にすごい館長だ〜〜!しかも、世界で初めて育てるのに成功したというくらげが本当にたくさん。もういっぱいありすぎてクラゲの名前すら覚えきれないけれど、館長の熱いクラゲ愛には感服いたしました。








クラゲのワルツw!


そして、なんとなんと、憧れだった水槽の裏側にも入れていただきました!これがクラゲドームの裏側だ!










あ〜、近かったら年間パスポート買って毎週遊びに来たい。

最後にアシカ(ゴアちゃん)とアザラシのショーを見学に。



アシカは前足がとっても強くて歩くときは前足でぐぐっぐぐっと前進する。剽軽なアザラシはヒョコタンヒョコタンと全身を使って進む。そしてアシカは耳が目の後ろについていて、アザラシは穴があるだけ。勉強になりました〜。司会のミホチャン、ご苦労様でした。

最後にお手伝いに出て行った RIOはゴアちゃんにキッスされるというハプニングつきw。





案内をしながらも「で、ベースの弦のことですが・・・」と隙あらばトシキにベースの質問をたくさんしてくる館長。面白すぎw。遊び心満載、アイデアがいっぱい詰まった加茂水族館、本当に楽しかったです。世界一のくらげ水族館、ばんざ〜〜〜い!!!

水族館のあとは館長のおすすめラーメンに行って、さらにマツケンのご実家に行ってお茶をいただいてから帰宅いたしました。

東北プチツアー、堪能いたしました。みなさま、本当にありがとうございました〜〜〜!!!6月にまたお会いしましょう。










たこくらげの夢@加茂水族館

2018年04月16日 | 
長年の夢でもあった、たこくらげ組曲@くらげ水族館ライブがようやく実現できました。

15年前、クリスマスプレゼントで無理やりトシキにおねだりをして買ってもらった「たこくらげ」3匹。クラゲより水槽がめちゃくちゃ高かった・・・(3万!!)。

一番小さい黒いのは「オーネット」、中くらいの赤い斑点のを「Monk」、そして一番大きなブルーのたこくらげに「ミンガス」と名前をつけて毎日うっとり眺めて癒されようと思っていた・・・。

1週間もしないうちにオーネットがどんどん縮んでいなくなり、モンクも、ミンガスも・・・・。お正月をすぎ、1月なかばには3匹とも天国へ召されていきました。


たこくらげ

あんなに、「タコクラゲは飼うの簡単ですよ〜。」って言ってたじゃん(涙)。海水濃度とかの調整ってすごく難しいなんて知らなかったよ。アクアショップのお兄さんに完全に騙されたああああ(涙)!!!

「サチはアロエも枯らすくらいだから、そんなデリケートな生き物を飼えるわけないんだよ。」とトシキ。とほほ〜。

彼らに申し訳なく途方にくれる日々...。もう2度と植物や生物に手を出さないと心に決め(それなのに猫は生きている)、彼らに対するレクイエム「たこくらげ組曲」を書き上げたのだ。

第一楽章 海の生物たち 
第2楽章 たこくらげ登場
第3楽章 たこくらげ昇天

この曲をMingaの1st CDで録音したところ、John Zorn氏がいたく気に入ってくださり、Tzadik レーベルから世界発売にもなるというラッキーな展開。

それ以来、様々な場所でこの曲を演奏してきた。野崎観音の本堂で演奏したときは、お寺の鐘もゴ〜〜〜〜〜ン、とコスマスが鳴らしてみごとに昇天させてくれたっけ。

息子は「長い曲だから嫌い!」と小さい頃はよくこの演奏中に眠っていたようだったが・・・。かなりモトはとれた、と思う(??)

そして3年前に「くらげの水族館があるから行ってみれば?」と東北ツアー中に教えていただき、昨年ようやく水族館に行くことができました。見学し、出口で私たちが「くらげソフトクリーム」を面白いから注文していると、一緒につきあってくれた伊藤志宏くんが「よく、あんな可愛いくらげを見た後でそんなものが食べられますね・・・」とあきれ顔。

そこで見つけた「ジャズコンサート開催」のポスター。あれれ、知っているメンバーだ!これは私もここで演奏するっきゃないじゃん。と勝手に思い込む。

それから1年後、夢は本当に叶ったわけであります。




くらげのタイツを履いて水玉衣装にしてみました〜w!

裏口から楽器搬入で入らせてもらうと・・・細い通路の先には「繁殖室」と書かれたドア。この部屋の奥が私たちの楽屋になっていたのだ。なんだか感動w!!

そして見学時間が終わった頃にお客様が続々と会場となるクラゲドームに。ホールぎっしり。たっぷり2セット聴いていただきました。

ジャズを知らない方達も大勢いらっしゃったようですが、みんな満足して「素敵でした〜!」と声をかけてくださったのが嬉しかったです。

ジャズ好きでベースを弾く奥泉館長、本当にありがとうございました!!
素晴らしい水族館のスタッフのかたたちにも心から感謝いたします。













そして、鶴岡に引っ越したマツケン(松本健一ts)も遊びに来てくれて2曲演奏してもらいました。ありがとう。

さらにさらに東京から、新潟から、酒田から駆けつけてくださったみなさま、本当にありがとうございました〜!



今日はゆっくり水族館で館長に特別に案内していただき「くらげたち」を堪能してから東京へ戻ります。

また来年もやりますので、いらしてくださいね〜。

あ〜、楽しかった。最高のツアー4日間でした。感謝感謝感謝。