minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

銀座の隠れ家至れり尽くせり

2011年02月05日 | ライブとミュージシャンたち
「節分という行事、前々から俺は嫌いだったんだ!ばかばかしい。」

といきなり利樹のカミングアウト。そんな~~~~今更。豆も買って来たのにィ(泣)。息子も学校で大量の豆まきをやってきたのでパス。我が家での豆まきは私一人、玄関のみに。小さな声で「鬼は~~~そと、福は~~~~うち」と叫びながら5粒ほど豆をまいて終わった。とほほ。

そして立春の昨日は初めての銀座Blue Eyesでのライブ。1セット目は「初」の緊張もあって調子がのりきれず我ながらリキんでしまったが(汗)、だんだん体もほぐれて2セット目は楽しく演奏できた。

なんといっても、このお店のマスターたちが素敵すぎる。マスターの松本さんも相棒の田尾さんも本来はグラフィックデザイナーなのだが、2セット目が終了してからいきなり美味しいサンドウィッチや生ハムサラダ、イタリアワインがでてきて....残っていたお客様たちにまでじゃんじゃん振る舞ってくれるのだ。いいのかな~~~?ライブチャージは2500円と銀座にしては破格値なのにぃ。商売っけなさ過ぎです(苦笑)。

心地よいマッキントッシュのアンプと巨大なJBLスピーカーから流れる古き良き時代のジャズが流れる。前回下見に来た時もあまりの居心地の良さについつい長居をしてしまったが、今回もライブ後におもてなしを受け、ローランド・カークの名盤などを次々にかけてくださる(涙)。

相棒の田尾さん(ちょっと緒形拳似)は昔からジャズのレコードのデザインも手がけていらして、素敵なジャケットの数々を見せてもらう。


このBarry Harrisのデザインが秀逸。やっぱりレコードジャケットっていいなあ。田尾さんの親戚が京都の老舗「ろくでなし」のオーナーをやっているとのこと。今度京都へ行ったらぜひ立ち寄ってみよう。五島列島の出身でゆくゆくはあちらでジャズ屋を開くのが夢だそうな。ご自分がラベルを手がけているというイタリアワインも美味しかった。白ワインのお土産まで・・・感謝。

もう一人、スタッフではないが、このお店の専属カメラマンのような存在の内山繁さんも素敵な人でした。マイルスやらジャズの巨匠たちを撮り続けていらっしゃる写真家だけあってもっともっとお話してみたい・・・帰り際に貴重な「帝王」というマイルスの画集(ここにも写真を何枚か載せている)をプレゼントしてくれたのには感激!!ありがとうございま~~~す!家宝にしま~~~~~す。


内山さんってちょっと名古屋の知人のカメラマン、KENJI君に似ていたので最初から親しみ易かったのだけどw。


と、至れり尽くせりの銀座の夜は更けて行った。また一つ、お気に入りのジャズのお店が増えたなw。銀座っていうと「Tシャツとジーパンで演奏しないで下さい。」とかどうも気取ったハコしか知らなかったので大変嬉しい。気楽に立ち寄ってコーヒー飲んでジャズに浸るもよし。いつまでも続いて行ってほしい素敵なお店だ。若者よ、銀座に行くならここへ行くべし。サラリーマンも新橋に飲みに行くならここにぜひ!

銀座Blue Eyes