つくば実験植物園の草原で咲いていたものです。自然で生息する個体数が減少して絶滅が危惧されるようになったと記されていました。開花期の全草を瞿麦(くばく)、種子を乾燥したものを瞿麦子(くばくし)と言い、利尿作用や通経作用があるとWikipediaに書かれていました。万葉集で謳われた歌の中の瞿麦(なでしこ)は、古来の名称を使っていると思います。別名をヤマトナデシコとも言われ、美しく可憐で繊細であってなお心は強い日本人女性の例えにも使われます。最近は、女子サッカーの名称で一層有名になりました。つくば実験植物園では、この花は、夏の初めころから咲いています。
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