ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

伝統工芸の技で設えた車で送迎。「KIWAKOTO]の茶会。和ろうそくの明かりで楽しむ夜咄

2019-10-26 | イベント

河原町二条の『KIWAKOTO』という、日本の伝統工芸の技を、現代のライフスタイルにマッチさせた上質の品々を多数作り出しているお店にいるミモロ。

「そろそろお時間ですから、お茶席に移動してください~」とスタッフに促され、ミモロは、お店の外へ。
そこで待っていたのは、伝統工芸の技が施された特別製のBMWの7シリーズです。

「どうぞ・・・」とドライバーさんがドアを開けてくれて、ミモロは、シートに。
「ヨイショ!」

車は、なめらかに動き出します。
「なんかいつもとは、違うね~」とミモロ。比べるまでもありません…。

特別仕様車は、車を単に、移動手段だけではなく、そこで過ごす時間を自分だけの特別なひとときへと導きます。
いつも通り馴れた河原町通や御池通の景色も、なんか違ったものに見えてきます。


ミモロを乗せた車は、烏丸通をへて、やがて目的地のお茶室「常扇菴」のある扇子の老舗「大西常」に到着しました。
「え~もう着いちゃったの~もっと乗っていたいのに~」と、短い夜のドライブを名残り惜しそうなミモロです。
 
お店の奥にある茶室へ、進みます。

待合でちょっと身なりと心を整えます。

そしていよいよお茶室へ、まずはお軸の拝見。
床の間には、和ろうそくが灯り、茶室全体は、薄暗い感じ…。次第に目も馴れたミモロ。
「なんか素敵な雰囲気だね~。夜にお茶事に出るの初めて…」と感激しています。

「和ろうそくの灯りって素敵だね~」

いつもは、室内全体を明るく照らす照明器具に囲まれている暮らし。間接照明のやさしい光に心落ち着きます。

さぁ、お点前の始まりです。

お茶道具は、「KIWAKOTO]特製のもの。持ち運びが簡単にできるお道具です。

「御菓子をどうぞ~」と言われ、ミモロは、さっそくお菓子を頂戴します。

「なんのお菓子かなぁ~」とミモロ。実は、ちょっと室内が暗いため、お菓子の色がよくわかりません。
クンクン、パクリ…「あ、栗の味がする~」と、食べてはじめて、栗のお菓子とわかりました。

目で愛でてお菓子の風情を楽しむのではなく、嗅覚と味覚を研ぎ澄ませていただきます。
「わ~美味しい~」とペロリ。

続いて、お茶をいただきます。
「お点前頂戴いたします~」ときちんとご挨拶します。さすが、何度もお茶会に出ているミモロ。

お茶を頂いた後は、お茶碗の拝見も。


このお茶会で使ったお道具を拝見します。
 
お茶碗をはじめ、茶器、茶筅、茶杓、そしてお釜ならぬ、鉄製のヤカンと固形燃料をつかう炉も、桐の箱にセットできるのです。
「これ、車に積んで、景色のいい場所なんかで、野点が楽しめるんだよ~。いいねぁ~」
伝統工芸の作家さんたちによる作品で、110万円します。

さて、お茶会が終わった後、ミモロは、車で送ってもらいます。
「え~今度はこの車?」外には、大きな乗用車、メルセデスのマイバッハです。
 
「はい、どうぞ~」と、またドライバーさんにドアを開けてもらい、シートへ。

こちらも伝統工芸で設えられた特注車。まさにゴージャス…。

この車が走ると、周囲の車はまるで遠慮がちに、そばを走る感じ。
それだけ迫力があるマイ・バッハです。

その大きな車の中に、乗るのは小さなミモロ。「あの~サンルーフ開けてください~」とお願いします。
「わ~お空が見える~」と、嬉しそうなミモロです。
星が出ていたら、さぞや素敵なドライブに…。

「ありがとうございました~」と、東山三条まで送っていただいきました。
「すごい車だったね~」とやや興奮気味のミモロです。



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二条河原町にある「KIWAKOTO 本店」。日本の伝統の技を現代のライフスタイルに

2019-10-25 | ファッション

二条河原町の交差点の角に、今年、春にオープンした「KIWAKOTO」は、日本の伝統工芸の技を使、い現代のライフスタイルにマッチした品を生み出すお店です。
 
店の中央には、BMWが置かれています。

実は、このお店は、京都でメルセデス、BMW,アウディなどの外車を扱うディーラーの「松島ホールディングス」が始めました。
車の芸術品ともいえる高級車。それぞれの車メーカーが大切にしている伝統に培われた技をリスペクト。日本の素晴らしい伝統工芸の技に新たな世界を開き、本物を愛するユーザーのために、斬新な品々を生み出そうとしています。

「わ~このBMWには、まるで蒔絵みたいなデザインが施されてる~」

内部にも、日本の伝統の技がシートなどに見られます。

「すごい、特別のBMWなんだ~」京都のクラフトマン(職人)が手掛けた無二の車。
希望があれば、だれも乗っていないような特別感あふれる車が、オーダーできます。


店内には、カーライフをより快適にする品々がいろいろ揃っています。
 
丹後で作られたシルクリボン織のストール。

美しく染め上げられたストールや、シルクのひざ掛け。
 

デニムの産地、「京都デニム」に発注した特製エプロン


「これフワフワで気持ちいいねぇ~」とミモロが頬ずりするのは、シルクのブランケット


墨流しの技法や西陣織の裏地がついたレザーバッグ


そして、野点が楽しめるお茶のお道具なども。


いずれも京都の伝統工芸の工房や作家さんたちにお願いした、カーライフを楽しむための上質の品々です。

車に積んで、ドライブへ。もちろん、車に乗らない人でも、心惹かれる品々…。

ぜひ、河原町二条通に行ったら、どうぞ気軽に覗いてみてください。


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10月20日は、町を歩くと、出会う神輿。「大将軍八神社」と「住吉大大伴神社」の神輿

2019-10-24 | 祭事・神事・風習

10月20日は、京都各所の神社の秋祭りがピークを迎える日。「わ~あまりに多くて、行ききれない…」と毎年どこに行くか悩むミモロです。

今年は、「福王子神社」の神輿を見に、「仁和寺」に向かいました。
その途中、偶然出会ったのが、「北野天満宮」にほど近い、一条通の「大将軍八神社」の神輿です。
「稚児行列だ~」と、自転車から飛び降りて、祭りの行列を見物するミモロ。

「大将軍八神社」のご祭神の大将軍神は、平安京造営の際に、厄除けのため北北西の位置に祀られました。

「祭り行列、ずっと続いてる~」子供神輿も登場。
 

「わ、これ珍しい御神輿…みんな野菜や果物でできてる~」女性が担ぐ神輿です。
屋根には、アスパラカスが並んでいました。

「あれ?ミモロちゃん?」と声をかけてくださったのは、毎年「粟田神社」のお祭りで、神輿のお世話をなさっている方。
「わ~よかった知ってる人に出会えて~。ここでも御神輿のお世話なさってるんですか?」とミモロ。

「ここのすぐ近くに住んでるんです。ミモロちゃん、もっと近くで神輿見たら…でも絶対に触っちゃダメだよ。女の人は決して触ってはいけない決まりだから…」と。
「はい、絶対触りません」とミモロ。「女の子だって、思われてるんだ~うれしい~」と内心喜んでいます。

ミモロは、神輿の近くで拝見することができました。「わ~ピカピカの御神輿…」とまばゆいばかりに輝く神輿です。
「昨年、修復が終わって、キレイになったんですよ~」と。

ピカピカの御神輿は、氏子たちに担がれて、誇らしげに町を巡ってゆきました。


京都の神輿は、本当に豪華。関東の神輿は、黒い漆部分がありますが、京都の神輿は、全体が金ぴかに輝いています。
差し上げで音が出る、錺金具をたくさんつけているものや大きな鈴が付いているものなど、音を出して、神様を喜ばせるのだそう。


また、ミモロが自転車で帰り道を急いでいるとき、妙心寺のそばで、出会ったのは、「住吉大伴神社」の神輿です。
「わ~ここまで氏子町なんだ~広い~」。「住吉大伴神社」は、「龍安寺」の南西に位置し、「仁和寺」にも近い神社です。大伴氏と所縁の深い神社です。
古い佇まいが漂う神輿です。
「京都の神輿もいろいろあるんだよね~」
差し上げをして、巡行を続けます。


下鴨から「仁和寺」まで自転車で移動したミモロ。もっともミモロは、バスケットに乗っているだけ…。
かなりの距離はありましたが、途中、神輿に出会えたのは幸いなこと。「自動車だったら、見れなかったよ」とミモロ。
乗ってるだけの子は、楽ちん…ですから…。
しっかり運動した疲労感が足に残りました。でも気持ちのいい時間です。「やっぱり京都に自転車欠かせないね~」とミモロ。外国人観光客が、レンタル自転車で巡っている姿をよく目にします。自動車やバスでは、見られない町の隅々。自転車の移動もおすすめです。


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「福王子神社」の秋の大祭。剣鉾と神輿が、「仁和寺」に参内する祭り。

2019-10-23 | 祭事・神事・風習

晴天に恵まれた10月20日。京都各所では、秋の祭りが行われました。ミモロは、下鴨から自転車で、西へと向かいます。
約40分で到着したのは、世界遺産 真言宗御室派総本山「仁和寺」です。
  
「仁和寺」は、仁和2年(886)に第58代光孝天皇によって建立を発願。しかし志半ばでご崩御されたため、第59代宇多天皇が、その意志を継がれ仁和4年に完成します。代々住職は、皇室の方々が務める門跡寺院で、境内には、御所から移築された建物など、雅な設えが門跡寺院らしさを示しています。格式ある「旧御室御所」と呼ばれる所以がそこに。

さて、この日は、近くにある「福王子神社」の剣鉾と神輿が、境内へと参内します。

ミモロは、寺の正面の大きな仁王門のところで神輿が着くのを待っていました。
すると・・・「あれ?もしかして、前にどこかで会ったことある子でしょ?」と、仁和寺の僧侶の方。「あ、もしかして・・・岡崎のイベントで…」とミモロも思い出しました。以前、「平安神宮」の前の岡崎公園で、日本酒のイベントが行われ、そこでいろいろな宗派を超えた僧侶の方々とお話しをするブースでお目にかかった方々です。
さすが、インパクトの強いミモロ。一度会ったら忘れられないようです。
「わ~うれしい覚えていてくださったんだ~」と、大喜びのミモロです。

「今日は、御神輿見に来ました~。お寺の中に入るって、神仏習合の珍しいお祭りだから…」とミモロ。
「これは、宇多天皇のお母様をお祀りしている『福王子神社』から、御神輿に乗って、お母様が宇多天皇に会いにいらっしゃるんですよ」とのこと。「え~そうなんだ~ママが会いに来てくれるなんて、宇多天皇さまもうれしいね~なんか素敵なお祭り…」とミモロ。

門の脇で、太鼓が打ち鳴らされました。いよいよ神輿の到着?

ミモロは、僧侶の方々と並んで、門の外を見つめます。
 

到着したのは、子供神輿。一斉に子供達が境内へと駆け込んできます。
門のところで待つ、僧侶の方々とハイタッチして、巡行の達成を喜びます。

門のところの階段を子供達に替り大人が担ぎ、境内へ。
 

神輿の巡行を終了した子供達を前に、ねぎらいの言葉と、この祭りの意味を僧侶の方が話します。
「大昔にこのお寺を建てられた宇多天皇のお母様が『福王子神社』から神輿に乗って、会いにいらっしゃるんですよ~」との説明に、「え~オバケ…??」との声が子供達から上がります。僧侶の方もそれ以上詳しい説明は避けられました。

子供神輿の次は、剣鉾が到着。

境内に入り、そこでも剣鉾の差し上げが行われます。
 
それをじっと見守るのは、剣鉾の差し上げをする「福王子村総代」の方。
「ミモロちゃん、来てくれたんだ~」。実は、先日の「粟田神社」の剣鉾の差し上げの時に声をかけてくださり、この祭りに誘ってくださいました。

「うちの剣鉾は、まだ復活したばかりで、まだ粟田神社さんのように上手ではありませんが、一生懸命練習しています」と。
最近、復活したという剣鉾。差し手の養成などにも尽力されています。

京都では、かつて多くの町に剣鉾があり、祭りに登場していました。差し手のなりてがなく、長らく差し上げができないところが多くあります。近年、有志により、復活された剣鉾が増えています。でも、神輿の担ぎ手とは違い、個人の技の訓練が必要なため、なかなかやり手が増えないのも現実です。

子供達が剣鉾に馴染む機会が少ないのも原因かも。「子供神輿みたいに、子供剣鉾があると、やる気になる子供がでてくるかも…」と思うミモロです。

「あ、また太鼓がなった~。いよいよ御神輿来たのかな?」と急いで門のところへ。
 
大きな神輿の到着です。

それを見守るミモロです。「わ~差し上げ~」「仁和寺」の門の前で、差し上げが始まりました。
「カッコイイ~」

神輿は、担がれ、急な石段を上り、境内へ。「あれ?なんか簡単に石段あがっちゃった~」と驚くミモロ。
 

やがて、神輿は、宇多天皇がいらした「旧御室御所」へと向かいます。


「ここから中へは一般の人は入れないんだって…」とミモロはそこで神輿を見送り、「仁和寺」を後にしました。


「きっと宇多天皇さま、ママとの1年ぶりの再会にお話し弾んでるね…」そう思うと、なんとなく心が温かくなるミモロでした。


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天皇陛下の「即位の礼」。西陣の唐織の束帯と十二単を纏う「みもろ雛」完成

2019-10-22 | ものづくり

御誂えの雛人形の工房である西陣の「京ひな人形 たくみ人形」で、ミモロは、十二単を作っていただくことになりました。
それが、つい完成。天皇陛下の「御即位の礼」のめでたき日にお披露目をさせていただきます。

有職御雛人形司 槙野巧雲さんにお願いし、「みもろ雛」という形になりました。

十二単を着ることになったミモロですが、「ひとりより、せっかくだからハンス君といっしょにお雛様みたいにしたい~」と言いだしたのです。

「では、今年は、天皇陛下のご即位もありますから、それに因んだものにしましょう」ということで、いっそう格調高い、雅な姿になりました。

まず、ミモロの装束は、十二単衣で、唐衣は、正絹二陪織 小葵地浮線菊という格式高い文様。

表着の緑色がのぞきます。
赤をベースにしたグラデーションの単衣のかさねで、雅な色合いを生み出しています。

「キャ~お姫様みたい~みもろ姫だもん!」と、ちょっとおすまし。

後姿も完璧で、花の模様がちりばめられた白い裳には、長い引腰も…


胸元に、檜扇を入れて…(腕が曲がらないので、扇が開けませんでした)

頭は、御垂髪(おすべらかし)にするところですが、カツラはかぶらず、平額を頭にのせることに。

そしてハンス君は、天皇陛下のご即位の装束と恐れ多くも、小さな文様の「桐竹鳳凰麒麟文黄櫨染」の正絹有職唐織の束帯です。

頭に冠。そして胸には、笏(しゃく)を入れています。

後姿も完璧。


そして、見えませんが、足には、たび。そして袴も履いています。


腕の部分は、たっぷりとした袖をちょっとまくった感じで、手が出るようになっています。

「なんかハンス君男前になった感じ~」とミモロ。
「そう、伊達男…?ミモロちゃんもすごくカワイイよ~ホントにミモロ姫だね~」とハンス君。

馬子にも衣装ならぬ、ミモロにも本物の伝統工芸。本当に、品格漂う姿です。


実は、「みもろ雛」には、一般的な京雛人形とは異なる点があります。
それは、なんと衣装を脱いだり、着たりができること。雛人形は、ボディーの芯に、衣装を着つけて形を作ります。そのため、脱がせることはできません。つまり完成した不変の姿なのです。

でも、ミモロとハンス君の場合、ずっとこの衣装を着ているわけにはいきません。「おでかけしなくちゃいけないし~」
そこで、槙野さんは、着せ替えができるように特別な衣装を作ってくださったのです。

「う~今まで、やったことがないことでしたから、なかなか悩みました…。でも、新たなチャレンジができて、楽しかったです」と、おっしゃって下さいました。


いつか、ミモロとハンス君が着替える時の様子もレポートします。雛人形としては、画期的なことです。


また、槙野さんに、「みもろ雛」製作についてご苦労なさった点を伺いました。

ミモロの十二単で苦労したのは、なんせボディーが太いこと。「え~お腹ひっこめてたけど~」とミモロは言いますが、ボディの太さは、今まで槙野さんが経験したことがないこと。ミモロとハンス君のボディーサイズを測り、それから衣装の型紙を作ります。太いボディでも、美しく色のかさねが見えるように…裾、袖、衿の部分を調整します。

ボディーのほかに、腕も太く、普通、針金の腕の雛人形とは勝手が違います。雛人形の腕は、針金なので、檜扇や笏を持たせる姿に整えることができます。ミモロとハンス君は、あまりに腕が太いので、曲げることができませんでした。

また、ミモロは、正座ができないので、実は、袴の中で、ミモロは、足を前に伸ばしています。足を袴で包んで、正座しているように見せています。

そして、ミモロは、首がありません。そのため、十二単の衿の美しい重なりが隠れてしまい、後ろも衿の重なりなどを整理するのが大変なのです。

一方、ハンス君は、ミモロ同様正座ができません。でも、ミモロのように足を前に伸ばすと、袴が前に出過ぎてしまいます。そこで、ハンス君は、立ち姿になりました。ミモロも立ち姿に・・・とも考えられたそうですが、十二単の裾の美しさを見せるためには、座った姿の方がいい…ということで、ミモロは、座ることに。

ハンス君の有職装束は、着せ替えできるよう、上下がつながっています。普通、雛人形は、上下別になっていて、それを着つけるのだそう。特別な型紙を作ってもらい、それを元に、伝統の雛人形衣装づくりの技で作られています。

その技術のスゴサ…職人さんたちの腕の良さがなせること。
本当に、すごい~感激です。


色白のうりざね顔の雛人形が並ぶ店内で、「みもろ雛」は、異彩を放っています。

「このままずっとこの衣装着てようかな~だって、脱ぎたくない~」とミモロ。
でも、その姿で、取材できないでしょ…。
「う~、脱ぎたくない~」とすっかり気に入ってしまったミモロ…
はい、じゃ、しばらくその姿でいていいけど…お腹空いたらどうするの?
「え?そうだね~この衣装着てたら、たくさん食べられないし…」と、やっと脱ぐ決心をしたミモロです。



「本当に、ミモロちゃんとハンス君カワイイ~。こんなお雛様、初めてです~」と奥様。ミモロのことが大好きとおっしゃっり、この十二単づくりをご提案下さったのです。

「ミモロちゃんが,このままお店にいたら、これ欲しいって方いるかもしれませんね~(笑)」と。「え~そう…どうしよう…」とちょっと慌てるミモロです。「また、お雛様の時に、着せてね~」と約束したミモロです。
「はい、大丈夫ですよ~」

本当にお世話になりました。こんな素晴らしい衣装をもっているネコはほかにいません。



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