michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

聴こえなくてもジャズを。さて、私は…

2020-09-09 16:34:56 | 聴こえ

おとといのNHK『ノーナレ』は、聴力を失った方の話でした。

‘あるジャズマンの物語~What a Wonderful “音” Life’

人工内耳で、会話はある程度出来るらしい。

(これは私には羨ましい。)

ただ、音楽のメロディなどは分からないという。

(これは同様です。私も、なんとなくその曲の雰囲気は分かる程度。)

この吉本さんという方は、とても前向きで、何とかして、という感じで演奏をされている。

彼なりの音楽を紡ぎだして周りの方と楽しんでおられる。 本当に素晴らしい。

 

  

 

私はといえば、もう音楽は諦めてしまった。

聴こえていた頃は、しょっちゅう音楽に感動し、助けられ勇気づけられました。

徐々に聴力おちて、今はTVだったら両耳イヤホンでボリウム最高にしても、

メロディはぼんやりと分かる程度で、

歌詞が字幕で出ても、今どこを歌っているのか分からないことが多い。

よくよく知っているディズニーメドレーなど、聴いていても、

今、何の曲なのかほとんど分からない。 …も、ガッカリ。。

どんな曲でも、聴こえていた頃に覚えたものなら、記憶にはハッキリあっても

今現在聴いている音の流れと合わせることができない。

このもどかしさ・・・。 残念でならないのです。

 

 

そんなことで、もう音楽から気持ちが離れてしまった。

時々、大災害などあると、よくミュージシャンの方が

「音楽で皆さんに元気を与えたい」と活動される。これは素晴らしいのですが、

そんな風になってかない人もいるんです…。

  ――と書いてきて、

  なんと暗いヤツかと、つくづく。

  ただ、こんな人間はダメだ。としたくない。

  心の向きを探っていきたい気持ちだけは、あるんです。

 

       

 

ここまできのう下書きした。なんと歯切れが悪いこと。

それで今日、もう一度この番組を見てみました。

音楽ってやっぱり大切なものです。

どん底まで落ちていた頃、陽気で快活な歌に心ふるえ、泣いてしまったこと。

コーラスをしていて、アルトとしてソプラノを支え、ハモっていくのが快感だったこと。

学校のピアノ室によく一日こもって、好きなように弾きまくって堪能、いえ自己満足していたこと。

コンサート会場でクラシックに身をゆだね、味わいつくしていたこと。

 

――などなど、私には、こんな素敵な味わい、貴重な体験が ‘ある’ のよね、

まだ、はっきり体が覚えてるよね、って

それらを自分の中で大切にしていこうと、今は思ってます。

 

 

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