文字放送が観れるようになって、TVの楽しみ方が変わりました。
事前に番組を選ぶときも
「これは、文字放送かどうか」を、まず基準にするようになった。
(文字放送じゃなくっても、出演する人やナレーションが、
ハッキリした話し方なら良いんですけどね。
たとえば、小野文恵さんみたいに。)
まだ聴こえていた頃、古典落語が好きで、よく観てましたが、
ここ10数年くらいは、とんと諦めてたんです。
そして、
「字幕が出たとしても、テンポなど大切にする落語は、
むずかしいでしょうねぇ」と思っていた。
ところが、そんなことないんですねぇ。
(金)のEテレ、夜9:30~10:00『日本の話芸』というのがあって、
少なくともここ数回は、いつも落語。(夏以前は知りません)
毎回、一流の落語家みたいです。
その字幕は、もうバッチリ
その落語家の声や表情・動作などと、
タイミングが完璧に合っていて、
も、純粋に楽しめて、惹きこまれる。
心から笑えるんです。
聴こえる人と一緒に笑える、って
言葉に表せないほどの一体感、
しみじみとした充実感というか、あるんですよね。
そして、前回は、なんとなんと「死」をテーマにしたもの。
そうして、内容も深い。
勘違いで大ゲンカしていた友だちが亡くなり、
そのすぐ後に、どこからか来た野良犬が
不思議なほど なついてきていたんだけど、
それは、その友人が生まれ変わっていたものだった、
というのが分かった、というんです。
これ、仏教の教えですよね。