■Troubadour Reunion / Carole King & James Taylor■
このブログのマイナーなカテゴリーに「Live Report」というものがあります。 今日は久しぶりの投稿です。 前回から 1 年以上、間があいてしまいましたが、その間全くライブに行かなかったわけではありません。 近いところでは、3 月も Bob Dylan に行ったのですが、ブログに投稿するまでに至らなかったのです。 (けしてライブが良くなかったということではないのですが)
さて、本題です。
昨日、4 月中旬で桜も散ったのに雪になろうかという冷たい雨のなか、Carole King と James Taylor のジョイントコンサートに出かけてきました。 コンサートには、誰もができるだけ薄着で行きたいところですが、ダウンジャケットなどで完全防備した人が多く、客席も真冬並みの雰囲気でした。
コンサートは休憩をはさんだ 2 部構成ということで、お互いのソロを行った後に共演という風なイメージをしていたのですが、完全なジョイントコンサートでした。 お互いうまく歳をとった Carole King と James Taylor の温かみあふれる歌唱には参加した誰もが心打たれたに違いありません。 セットリストは他のブログなどで紹介されていると思いますので省略しますが、お客さんのノリは、曲の知名度から Carole King の優勢と言う印象でした。
Carole King を観るのは、1990 年の初来日、2008 年の来日に続いて今回が 3 回目。 一方の James Taylor は初めてでしたが、James Taylor のマイルドな歌声がまったく衰えていないことには驚きました。 「Sweet Baby James」、「Fire and Rain」といった代表曲は大きな会場には不似合なはずなのですが、日本武道館がまるで小さなライブハウスになったかのように感じるほどでした。
今回の来日の通好みの話題としては、バック・ミュージシャンが往年の名プレイヤーだということもあります。 実際に、Danny Korchmar の粘っこいギター、Russ Kunkel の乾いたドラムス、Lee Sklar の弾けるベースををこの目で見ることができたのには興奮しました。 とくに、白く長いあご髭がキャラクター化している Lee Sklar のプレイは最高でした。 このジャンルを弾かせたら右に出るものはいないと言える名手でしょう。
Carole King はいつものように「Tapestry」を中心とした選曲。 ふたりを結びつけた永遠の名曲「You’ve Got A Friend」では、James Taylor が先行し、Carole King が追いかける展開。 この曲をふたりのハーモニーで聴くこと……それを求めて音楽ファンが武道館に詰め掛けたといっても過言ではないでしょう。
アンコールのラストの「Locomotion」では元気いっぱいの Carole King と対照的にもの静かな James Taylor がいたのですが、その彼がほんの少しですがこの曲を歌うシーンがありました。 個人的にはその微妙な不具合には苦笑してしまいましたが、そんなことも懐かしい思い出として胸に刻まれるであろう、素晴らしいコンサートでした。
■Troubadour Reunion / Carole King & James Taylor■
2010年4月16日
東京 日本武道館
19:05頃開演 21:20頃閉演 (途中20分休憩)
このブログのマイナーなカテゴリーに「Live Report」というものがあります。 今日は久しぶりの投稿です。 前回から 1 年以上、間があいてしまいましたが、その間全くライブに行かなかったわけではありません。 近いところでは、3 月も Bob Dylan に行ったのですが、ブログに投稿するまでに至らなかったのです。 (けしてライブが良くなかったということではないのですが)
さて、本題です。
昨日、4 月中旬で桜も散ったのに雪になろうかという冷たい雨のなか、Carole King と James Taylor のジョイントコンサートに出かけてきました。 コンサートには、誰もができるだけ薄着で行きたいところですが、ダウンジャケットなどで完全防備した人が多く、客席も真冬並みの雰囲気でした。
コンサートは休憩をはさんだ 2 部構成ということで、お互いのソロを行った後に共演という風なイメージをしていたのですが、完全なジョイントコンサートでした。 お互いうまく歳をとった Carole King と James Taylor の温かみあふれる歌唱には参加した誰もが心打たれたに違いありません。 セットリストは他のブログなどで紹介されていると思いますので省略しますが、お客さんのノリは、曲の知名度から Carole King の優勢と言う印象でした。
Carole King を観るのは、1990 年の初来日、2008 年の来日に続いて今回が 3 回目。 一方の James Taylor は初めてでしたが、James Taylor のマイルドな歌声がまったく衰えていないことには驚きました。 「Sweet Baby James」、「Fire and Rain」といった代表曲は大きな会場には不似合なはずなのですが、日本武道館がまるで小さなライブハウスになったかのように感じるほどでした。
今回の来日の通好みの話題としては、バック・ミュージシャンが往年の名プレイヤーだということもあります。 実際に、Danny Korchmar の粘っこいギター、Russ Kunkel の乾いたドラムス、Lee Sklar の弾けるベースををこの目で見ることができたのには興奮しました。 とくに、白く長いあご髭がキャラクター化している Lee Sklar のプレイは最高でした。 このジャンルを弾かせたら右に出るものはいないと言える名手でしょう。
Carole King はいつものように「Tapestry」を中心とした選曲。 ふたりを結びつけた永遠の名曲「You’ve Got A Friend」では、James Taylor が先行し、Carole King が追いかける展開。 この曲をふたりのハーモニーで聴くこと……それを求めて音楽ファンが武道館に詰め掛けたといっても過言ではないでしょう。
アンコールのラストの「Locomotion」では元気いっぱいの Carole King と対照的にもの静かな James Taylor がいたのですが、その彼がほんの少しですがこの曲を歌うシーンがありました。 個人的にはその微妙な不具合には苦笑してしまいましたが、そんなことも懐かしい思い出として胸に刻まれるであろう、素晴らしいコンサートでした。
■Troubadour Reunion / Carole King & James Taylor■
2010年4月16日
東京 日本武道館
19:05頃開演 21:20頃閉演 (途中20分休憩)
私は14日に見に行ったのですが、まさにそんな感じでしたね。
個人的にはJTの変わらない歌声とギターにより感動しました。