Reflections of Tomorrow

シンガーソングライターを中心に、知られざる未CD化レコードを紹介していくページです

管理人より

2022-07-27 | Live Report
こんにちは
ブログの管理人です。

あまりに長い間、書き込みがなかったので、goo からメールがきてしまいました。

こちらのブログはあと3年くらいして自分が定年したころに再開するか、もしくは、
定年後にありあまった時間で内容をどこかに移管するか、などを検討しております。

まだご紹介したいマイナー盤もありますので、その時まで辛抱強くお待ちください。


Tedeschi Trucks Band

2012-02-10 | Live Report
■渋谷公会堂 / Tedeschi Trucks Band■

  素晴らしいライブでした。 音楽による至福のひととき。 天国にいるかのように満たされた 2 時間 20 分を堪能してきました。

  テデスキ・トラックス・バンドは、ギターの Derek Trucks とギター&ヴォーカルの Susan Tedeschiを中心に結成された11 人編成のバンド。 Derek は Derek Trucks Band として、Susan はソロ名義で活動してきたミュージシャンですが、それが合体し現代のアメリカンロックの至宝ともいえるサウンドを作りだしています。
  メインの 2人に加え、ホーンセクションが 3人、コーラス 2人、ドラムス 2人、キーボード 1人、ベース 1人という編成で渋谷公会堂のステージはほぼ一杯に。 19 時ちょうどに時間どおりにメンバーが登場。 フレッド・ニールの「噂の男」でコンサートはスタート。 ジャケットやポスターで見る Susan Tedeschi より、生のほうがずっと可愛らしいと思ったら、その声の迫力に圧倒されてしまいました。 アンプの調子が悪いのか、デレクの背後にあるアンプを調整するためにステージの袖からスタッフがなんどもやってきたりして、序盤は集中力をやや欠いたような気分になってしまいました。 でもそれは観客のほうであって、Derek Trucks のギタープレイや音色に影響が出たとまでは言えないような気がします。 コーラスやホーンのメンバーが陽気に踊ったり、キーボード奏者がフルートを演じたりと、個々のメンバーがしっかりとフューチャーされながらライブは進行。 どの曲か忘れてしまいましたが、トロンボーンが曲のなかで歌いながらメンバーを紹介するあたりは、余裕綽々という感じでした。 
  デレクはチェリーのギブソン SG を時々持ちかえながらも、神がかったソロを披露。 ピックはいっさい使用せず、爪でも引っかけない独特の奏法はまさにオリジナリティのかたまり。 おそらくは指のハラの部分でなでるように弾いているのだと思いますが、まさにミリ単位以下の精度があのうっとりするような音色を作り出しているのでしょう。 デレクの奥さんでもある Susan Tedeschi のほうも激しいギターソロを披露。 それを腕組みしながら眺めている Derek Trucks といった場面もあって、ライブっていいなあとしみじみ感じたりして。
  結局、昨年のアルバム「Revelator」からは「Learn How To Love」、「Bound For Glory」、「Midnight In Harlem」そして「Love Has Something Else To Say」の4曲のみでしたが、毎日セットリストが変わるという彼らですので、いつでもなんでもできてしまうのでしょう。

  ライブが終わってから友人と 3人で吉祥寺に移動して飲みに行き、盛り上がってしまって深夜 1時を過ぎてしまいましたが、この感動の余韻を消したくない気分です。次回、来日したら毎回行くぞと誓い合ったのでした。

■渋谷公会堂 / Tedeschi Trucks Band■

2012年2月9日
東京 渋谷公会堂

<Set List>

Everybody’s Talkin’
Comin’ Home
Days Is Almost Gone
Rollin’ And Tumblin’
Learn How To Love
Wade In The water
Stevie Groove
Darlin’ Be Home Soon
Nobody’s Free
That Did It
Uptight
Bound For Glory

Midnight In Harlem
Love Has Something Else To Say

19:00頃開演 21:20頃閉演


Rumer

2011-06-03 | Live Report
■Shibuya O-east / Rumer■

  久しぶりのライブレポートです。 この間に、まったくライブに行かなかったという訳ではありませんが、ここで紹介するに値するライブになかなか出合えませんでした。 しかし、今年になって姉妹ブログ「Till The Sun Turns Black」で絶賛したイギリスのシンガーソングライター Rumer が一夜限りのプレミアム・ライブを行うということで、渋谷の O-east まで出かけてきました。

  まず驚いたのは、Rumer 本人の姿です。 ジャケットでは華麗でソフトロックっぽさを感じさせるソフトフォーカスな写真でしたが、いざ登場となるとかなりの迫力ボディー。 水色のワンピースは一歩間違えるとハワイのムームーみたいな感じです。 とはいえ、いったん彼女が歌いはじめるとアルバムそのままの空気が会場全体を包み込みました。

  編成は、ギター、ベース、ドラムス、キーボードに加え、トランペット、サックス、コーラス 2 名という大編成で Rumer を含めると 9 名。 これだけのバックを従えてのライブは、ある程度予想した通りのアルバム再現に近い演奏。 ライブならではのチャレンジやアレンジはほとんどありませんでした。 それも無理は無いと思うのは、Rumer はまだアルバムを 1 枚しか発表していない新人だからです。 彼女の唯一のアルバムは、2011 年のベストアルバムに選ばれること必至の名盤ですので、まだチェックしていないかたは、こちらをご参照ください。
  ライブは、Hall& Oates の「Sara Smile」や、モータウンの「You Really Got A Hold On Me」などのカバーを無難にこなしつつ、アルバムでもラストを飾った David Gates の「Goodbye Girl」では、最も大きな拍手を浴びるなど、かなり想定内の展開で 1 時間があっという間に過ぎ去って行きました。
  アンコールの「Stone Cold」が終わり、照明も明るくなり、BGM もメジャーな「After The Love Has Gone」になってので、すべてが終了かと思ったら、メンバーがステージに表れて、「実は今日はLumerの誕生日なんだ」と….。 そして、スタッフからバースデー・ケーキが持ち込まれ、観客も一体となって「Happy Birthday」を合唱するという展開に。 ローソクの火を Lumer が一気に吹き消して、さすがにここで終わりかと思ったら、アンコールの拍手が鳴りやまず。 

  まさかと思ったら、Rumer が再びステージに表れて 「Anything Particular? 」と尋ねると、観客から「Alfie」の呼び声が。 「Challenge」と一言そえつつ、Rumer がバカラックの名曲を歌ったところで、コンサートは終了。 ここまで 1 時間とちょっとくらいで終了しました。 時間的には短いですが、無駄な MC や引き延ばしもなかったこともあって、かなり密度の濃い時間を過ごすことができました。
  このようなライブは渋谷ではなく、六本木の Billboard Live が良く似合うと感じながら、会場を後にしました。 

■Shibuya O-east / Rumer■

2011年6月3日
東京 渋谷 O-east

<Set List>

Come To Me High
Am I Forgiven
Saving Grace
Slow
Blackbird
Sara Smile
Lady Day
Take Me As I Am
Goodbye Girl
Aretha
You Really Got A Hold On Me
Thankful

Stone Cold

Alfie

19:10頃開演 20:10頃閉演





Carole King & James Taylor

2010-04-17 | Live Report
■Troubadour Reunion / Carole King & James Taylor■

  このブログのマイナーなカテゴリーに「Live Report」というものがあります。 今日は久しぶりの投稿です。 前回から 1 年以上、間があいてしまいましたが、その間全くライブに行かなかったわけではありません。 近いところでは、3 月も Bob Dylan に行ったのですが、ブログに投稿するまでに至らなかったのです。 (けしてライブが良くなかったということではないのですが)

  さて、本題です。
  昨日、4 月中旬で桜も散ったのに雪になろうかという冷たい雨のなか、Carole King と James Taylor のジョイントコンサートに出かけてきました。 コンサートには、誰もができるだけ薄着で行きたいところですが、ダウンジャケットなどで完全防備した人が多く、客席も真冬並みの雰囲気でした。
  コンサートは休憩をはさんだ 2 部構成ということで、お互いのソロを行った後に共演という風なイメージをしていたのですが、完全なジョイントコンサートでした。 お互いうまく歳をとった Carole King と James Taylor の温かみあふれる歌唱には参加した誰もが心打たれたに違いありません。 セットリストは他のブログなどで紹介されていると思いますので省略しますが、お客さんのノリは、曲の知名度から Carole King の優勢と言う印象でした。

  Carole King を観るのは、1990 年の初来日、2008 年の来日に続いて今回が 3 回目。 一方の James Taylor は初めてでしたが、James Taylor のマイルドな歌声がまったく衰えていないことには驚きました。 「Sweet Baby James」、「Fire and Rain」といった代表曲は大きな会場には不似合なはずなのですが、日本武道館がまるで小さなライブハウスになったかのように感じるほどでした。

  今回の来日の通好みの話題としては、バック・ミュージシャンが往年の名プレイヤーだということもあります。 実際に、Danny Korchmar の粘っこいギター、Russ Kunkel の乾いたドラムス、Lee Sklar の弾けるベースををこの目で見ることができたのには興奮しました。 とくに、白く長いあご髭がキャラクター化している Lee Sklar のプレイは最高でした。  このジャンルを弾かせたら右に出るものはいないと言える名手でしょう。

  Carole King はいつものように「Tapestry」を中心とした選曲。 ふたりを結びつけた永遠の名曲「You’ve Got A Friend」では、James Taylor が先行し、Carole King が追いかける展開。 この曲をふたりのハーモニーで聴くこと……それを求めて音楽ファンが武道館に詰め掛けたといっても過言ではないでしょう。
  アンコールのラストの「Locomotion」では元気いっぱいの Carole King と対照的にもの静かな James Taylor がいたのですが、その彼がほんの少しですがこの曲を歌うシーンがありました。 個人的にはその微妙な不具合には苦笑してしまいましたが、そんなことも懐かしい思い出として胸に刻まれるであろう、素晴らしいコンサートでした。

■Troubadour Reunion / Carole King & James Taylor■

2010年4月16日
東京 日本武道館

19:05頃開演 21:20頃閉演 (途中20分休憩)



My Morning Jacket

2009-02-05 | Live Report
■Shibuya Duo Music Exchange / My Morning Jacket■

  「宇宙最高のライブバンド」と評されるバンド、My Morning Jacket のライブに行ってきました。 彼らのライブはアメリカではスタジアム級のホールで行われるとのことで、Duo のような小規模なホールでライブをすることは奇跡的な出来事のようです。 それだけにアメリカ人のお客さんが多く見受けられました。

  My Morning Jacket は、「ルーツバンド」とか「ジャムバンド」とカテゴライズされることが多いですが、もはや現代アメリカのメインストリームのバンドと言っても異論はないでしょう。 Neil Young のオープニングアクトでオーストラリアをツアーするなど、ベテランミュージシャンからも一目を置かれる存在となっています。 (しかし、My Morning Jacket の後に Neil Young を見て、5 時間のライブとなったら体のほうがキツイですね...)

  そんなライブは想像通りの内容で、まさに圧巻でした。 最新アルバム「Evil Urges」の曲はほとんど演奏したと思いますが、穏やかな曲と爆音の曲が折り重なるように演奏され、メンバーが一体となって高みに登りつめていくサマは、凄まじいのひと言です。 
  ギターとボーカルの Jim James はマイクスタンドの位置を高めに設定し、顔をやや上向きにしながら歌うのですが、彼のボーカルの表現力はバンドの魅力のひとつ。 ファルセットから低音、シャウトまで変幻自在でした。 また、ツボを押さえたギターは曲によって何度も取り替えて大忙し。 ギターを弾かないときには、黒くて大きなタオルを頭から被ってマイクを握るなど、フロントマンとしてのパフォーマンスは場数を踏んでいることの証でしょう。
  また、ライブにおいてメンバーのボルテージをぐいぐい上げてるのは、ドラムスの Patrick Hallahan です。 終始、大きく口を開けて苦悶するキリストのような形相でドラムスを叩く姿は印象的でした。

  ちなみに、アメリカでは彼らのようなバンドは、観客が録音することを認めることがあるのですが、今回もそうだったようです。 DAT や MD を持ち込んで録音しているファンが柱の周辺に集まっていました。 また、撮影もフラッシュを使用しなければ可能だったようで、iPHONE でステージを写す人も目立ちました。 携帯ではなく、iPHONE ばかりが目立ったのも、My Morning Jacket のファン層の特徴でしょう。

  アンコール含めて 2時間 30 分くらいのライブでしたが、久しぶりに時間の経つのを忘れてしまいそうでした。 しかし、ずっと立ちっぱなしだったので、徐々に腰が痛み始めてしまい、最後の方には自分が 100% 集中できなくなってしまいました。 足腰をもっと鍛えないといけませんね。

 こちらの姉妹ブログも参照ください⇒My Morning Jacket

■Shibuya Duo Music Exchange / My Morning Jacket■

2009年2月4日
渋谷 Duo Music Exchange

19:10頃開演 21:40頃閉演


Ida

2008-09-23 | Live Report
■Shibuya Duo Music Exchange / Ida■

 2年ぶりのライブレポートです。 その間に全くライブに行かなかったわけではないのですけど、なんとなく久しぶりになってしまいました。

 仕事帰りに向かったのはアメリカのインディーズ・フォーク界の重鎮グループである Ida の初来日コンサート。 当日券で入りました。 
 Ida に関しては、姉妹ブログ「Till The Sun Turns Black」で新作「Lovers Prayers」を紹介したことがありますが、日本では熱心なファン以外にはほとんど知られていない存在です。 なので、はたして会場にお客さんが入っているのか心配したのですが、座席と立席をあわせても 70% くらいは入っていたようです。 年齢層は 30 歳前後、男女比も半々という感じでしょうか。 予想通りですが、お客さんには外国人のカップルも目立ちました。

  さて、今回の来日メンバーですが、来日メンバーは 5 人編成で、左からKarla Schickele(バイオリン&ボーカル)、Elizabeth Mitchell(手こぎオルガン&ボーカル)、Daniel Littleton(ギター&ボーカル)、Jean Cook(ドラムス)、Ruth Keating(ベース、ピアノ&ボーカル)という並びでステージに立ちました。
  ライブは二部構成だったのですが、前半は Elizabeth と Daniel によるデュオを中心とした極めてシンプルな構成。 時折 Karla や Ruth なども加わりますが、リズムセクションが一切入らない、アコースティック・セットのような内容でした。 そもそも Ida のサウンドが「スロー・コア」と称されるほどのゆったりとしたものなので、さすがにこのまま 2 時間はどうかと思っていたところ、Daniel から 10分の休憩だよ、とのコメント。 
  後半は、ドラムとベースが加わりバンド編成となったのですが、曲調はいつもの「アイダ節」なので、空気を震わせるようなボーカル、精霊のようなコーラス、禁欲的な演奏、そして抑揚のないメロディー、といったサウンドが繰り広げられました。 ラストに近い時間では、お客さんに手拍子を求めるようなシーンもありましたが、ここまでストイックで冷静なライブは初めてです。 それは、Ida が 16 年もの間守り続けてきた不変の規律を目の当たりにしたかのような気分です。
  
  クラシックのコンサートのような張り詰めた空間。 お客さんのクシャミや缶ビールが転がる音が気になるほどの静寂こそが、音と音との隙間の存在を意識した Ida の目指す世界なのでしょう。 だからこそ、関係者らしき若い奥さんが連れてきた幼児が会場をかけまわったり泣き叫んだりするのは残念でした。

  来日公演は、名古屋・大阪・姫路・岡山・福岡・京都と続きます。 詳しくは招聘元と思われるこちらのサイトをご参照ください。

■Shibuya Duo Music Exchange / Ida■

2008年9月22日
渋谷 Duo Music Exchange

20:05頃開演 22:30頃閉演

The Pogues

2006-10-07 | Live Report
■Shibuya Ax / The Pogues■

 まるで台風が来たかのような風雨のなか、行ってきました The Pogues のライブ。 昨年、フジロックに来ていたようなのですが、自分にとっては初めてのライブ。 予想していたよりも、かなり良いライブでした。

 驚いたのがお客さんの多さ。 渋谷 AX の追加公演ということですが、AX を 2日間ソールドアウトできる動員力には驚きです。 ライブ会場には、The Pogues の Tシャツを着た 20代の男女も多く、これはフジロック効果なのでしょう。 同じように目立ったのが外国人。 おそらくアイルランド人やイギリス人なのでしょう。 来日アーティストに外国人が多いのはつきものですが、今日はその数の多さには驚きました。 若い日本人も含めて、The Pogues を聴くにはすでに酔っていなくてはいけないという雰囲気で、ドリンクコーナーも長蛇の列。 

 さて、ライブの方は 3曲くらい演奏しては、Shane MacGowan が引っ込み、1曲休んで再登場。というのを繰り返すパターンでした。 Shane が長時間もたないということもあるかもしれませんが、むしろ他のメンバーにボーカルを譲っているということがその理由でしょう。
 前半で嬉しかったのは、「A Pair Of Brown Eyes」です。 Peter Case もファースト・ソロでカバーしたという名曲をライブで聴けて大満足。 中盤での「Dirty Old Town」も合唱が起きているかのような盛り上がり。 思えば、この曲のクリップをピーター・バラカンの The Popper’s TV で見たのが、僕と The Pogues との出会いでした。 歯の抜けた、というよりは歯が溶解したかのような Shane MacGowan の顔と素朴なサウンドに衝撃を受けたものです。 この曲を含むセカンドアルバム「Rum, Sodomy and the Lash」が彼らの最高傑作だと思いますね。 このアルバムは、1985 年の 8月発売ですので、もう 21年も前のことなのですね。 時の経つのは早いなあ。
 アンコールは何と 2回も。 1 回目のアンコールでは聴きたかった「Sally Maclenane」を含む 2曲。 「Sally Maclenane」の盛り上がりは最高でしたね。 何といっても歌詞が「Buy me beer and whisky, cause I am going far away」ですからね。 「酒もってこい!」の演歌と同類です。
 そして、無いと思っていた 2回目のアンコールでは、なんと「Fairly Tale Of New York」が。 清楚なワンピースを着た女性がステージに立った時点で、観客全員が何を演奏するのか分かっていました。 後半のワルツのインストに入ると、紙吹雪が舞い、ロマンチックな装い。 そして、Shane と女性がおぼつかないワルツを踊り出します。 そのタドタドしい感じが映画のワンシーンを観ているかのようで素晴らしかったです。
 ラストは盛り上がり必至ということで、「Fiesta」で終了。 僕らが陣取った2階席から見た 1階のフロアはダイブやモッシュなどが大変なことになっていました。

 さて、今回の来日メンバーですが、ボーカル・ギター・ベース・ホイッスル・バンジョー・マンドリン・アコーディオン・ドラムスという 8名編成。 ほぼ、オリジナルメンバーなのでしょうか? 間違いなくステージにいたと思うのは、Shane MacGowan (vocal)、Darryl Hunt (bass)、Andrew Ranken (drums)、Spider Tracy (whitsle) です。 Terry Woods もいたのでしょうか? 正確な来日メンバーをご存知のかたは、コメントくださるとうれしいです。

 ライブ後に軽く一杯。 この 1980年代の中盤にリリースされた Van Morrison と The Chieftains の「Irish Heartbeat」、The Waterboys の「Fisherman’s Blues」などの話をして、電車のある時間に帰路につきました。

■Shibuya Ax / The Pogues■

2006年10月6日
渋谷 Ax

19:20頃開演 21:10頃閉演

Scritti Politti

2006-08-10 | Live Report
■Shibuya Club Quattro / Scritti Politti ■

 思えば、1984 年から 1985 年にかけての Scritti Politti の勢いは凄まじかったですね。 12inch シングルを出すたびに、アルバムへの期待は高まるばかり。 ついに登場したアルバム「Cupid & Psyche 85」は、この年を代表する作品として評論家たちからは大絶賛され、それほど音楽にこだわらないリスナー層にまで広まっていったものです。
 その中心人物である Green Gartside の存在感も崇高なまでの輝きを放っていたように思います。 このサウンドをクリエイトする稀有な才能に加え、甘いボーカルそしてルックス、そしてまったく汗をかかないのではないかと思ってしまう生活臭の無さ。 当時単に Green と名乗っていたこの人は実は宇宙人なのではないかとさえ思ってしまうほどでした。 
 そんな Scritti Politti が Summer Sonic 06 で来日するのを機に、単独公演を行うということで、速攻でチケットを入手し行ってきました。 来日情報を知るまで知らなかったのですが、Scritti Politti は今年 4 月に 5 枚目のオリジナルアルバム「White Bread Black Beer」を発表していたのです。 そのアルバムは、一昨日に購入し 3 回くらい聴いて予習してライブに臨みました。

 そもそも生身で動いている Green が見られれば十分という気持ちでいたのですが、実際に会場に近づくと、Tシャツを買おうとか、Fred Maher と David Gamsonがメンバーだったりしないかな、などと淡い期待も膨らんできました。 しかし、会場ではTシャツ販売もなし、即売の CD も「White Bread Black Beer」の国内盤が出ていないこともあってか、「Cupid & Psyche 85」だけが陳列されていました。 なんだか、気の毒な気分です。
 さて、ライブの方は 6 人編成。 ギターとボーカルの Green Gartside の他には、紅一点のベース(アレッサと呼ばれていました)、ギター、ふたりのキーボード、そしてドラムスという編成です。 ドラムス以外は全員コーラスもできて、なかなかキャッチーでポップな演奏を繰り広げていました。 ヒゲを生やして生活臭の出てきた Green は歌詞を覚えていないのか、譜面台を置いていました。 そして曲が終わる度に下手の若い方のキーボード奏者が、歌詞か譜面らしきものを持ってきます。 まるで丁稚のような関係なのには笑ってしまいます。 奥のほうにもう 1 人いるキーボードも人相が中年太りのメガネという珍キャラ。 とてもミュージシャンには見えない感じですが、サウンド的には重要なパーツを担当しているように聴こえました。
 肝心のラインアップですが、新作を中心にアンコール含めて全 18 曲だったと思います。 僕は 3 枚目と 4 枚目はまともに聴いていないので、そこからの曲があったかどうかは判断できませんでしたが、7 曲目に「Wood Beez」、9 曲目にファーストから「The Sweetest Girl」を演奏したものの、古い曲はこれだけでした。 だからといって落胆したわけではなく、新作のなかにも含まれているダンサブルな曲やポップな曲などのオンパレードでかなり楽しめる内容だったと思います。 全 16 曲をほぼ 60 分で終え、アンコール 2 曲でおそらく 70 分くらいというかなりコンパクトなライブでしたが、トータルの時間が短いのは 1曲 1曲が短いためなので、別に気にはなりませんでした。
 ヒゲを生やして、ジーンズに紺色の長袖のシャツ、そしてネクタイといういでたちの Green Gartside でしたが、その独特のボーカルは健在。 まだ新作を未聴の方は、一聴をお勧めします。 自宅での録音、Rough Trade からのリリースということで、ファーストアルバム「Songs To Remember」に雰囲気が似ているかもしれません。

 帰り際に、友人と談笑するピーター・バラカン氏を目撃。 彼の「The Popper’s MTV」では、Scritti Politti を精力的に紹介していたので、日本での人気に一役買っていたのは間違いないでしょう。 なんてことを書いていると、やっぱり生で「Hypnotize」、「The Perfect Way」「Absolute」なんかを聴いてみたかったなあ、と思ってしまいます。
 Summer Sonic 06 に温存なんてことはないですよね。

■Shibuya Club Quattro / Scritti Politti ■

2006年8月10日
渋谷 Club Quattro

19:08頃開演 20:18頃閉演

PFM

2006-05-18 | Live Report
■Premium Japan Tour 2006 / PFM■

 先月の New Trolls に続いて、イタリアン・プログレッシヴ・ロックの代表格PFMのライブに行ってきました。 一緒に行ったのもやはり友人 K ということで、2ヶ月連続のクラブチッタ川崎です。
 PFMは、2002 年にも来日していたようで、今回の来日は 4 年ぶりの来日です。 メンバーも 60 歳近いはずですが、やはり New Trolls と同じく衰えを知らないパフォーマンスに圧倒されてしまいました。
 僕が行った日曜日のライブは、金曜日・土曜日に続いての追加公演で最終日。 高齢にも関わらず、3 日間連続でライブをする体力には頭が下がる思いです。

 ライブは、超名曲「River Of Life」 から始まりました。 Franco Mussida の爪弾くバロック調のイントロから一気にヘヴィネスの世界に突入し、静寂へと流れていく様を目の当たりにして、すでに大満足。 このときに、きっとラストは「Celebration」だろうなと思いましたが、やはり正解でした。 何人かのブログを拝見して、セットリストを見ましたが、ファーストアルバム「Photos Of Ghosts」やアメリカ市場を意識したアルバム「Chocolate Kings」からのレパートリーが多かったようです。 休憩を挟んだ二部構成が終わり、アンコールの「Celebration」は、Franz Di Cioccio の盛り上げ演出が過剰でちょっと失笑してしまいましたが、これほどのベテラン・アーティストがサービス精神いっぱいで頑張ってくれていると思うとやはりありがたいですね。

 メンバーで好対照だったのが、Franco Mussida と Franz Di Cioccio です。白髪でほとんど禿げ上がった Franco は、後ろや横の毛をふさふさに伸ばして老ライオンのような風貌。 アルペジオでアコースティックギターを弾く様は音楽学校の校長先生のようです。
 一方、ど派手なドラミングとボーカルで客席を盛り上げたのが、Franz Di Cioccio 。この人のバタリティはものすごいですね。 マイクスタンドを持ち上げたり、時には投げ上げたりするパフォーマンスを生で見たのは初めてです。 いったい、今年は 2006 年なのか、というくらいのタイムスリップ感でした。 また、自分が歌っているときにはサポートドラマーの Roberto Gualdi に叩かせて、インストパートに移ると、曲の演奏を止めないままに自分がドラムスに入れ替わるという離れ技を見せくれたりしました。 おいしいところを常に持っていかれて Franz Di Cioccio の後ろに隠れてしまう Roberto が少し気の毒にさえ思えてしまいますね。 さすが、結成から 35 年くらいにもなると、オリジナルメンバーという肩書きには、誰も何もいえない感じですね。
 さて、オリジナルメンバーといえば、当初は来日予定だった、Fravio Premoli が健康上の理由で来日できなかったのは残念でした。 しかし、代役の Gianluca Tagliavini はまったく問題なく上手なプレイヤーでした。

 10 代の頃に買ったアナログ盤の「Photos Of Ghosts」を思い出します。 その見開きジャケットの内側に、長髪のメンバーが並んで立っている写真がありました。 たしか、一番前に Mauro Pagani が写っていて、パンを横笛のように吹いている真似をしているものです。 その写真が見たくてレコード棚を探したのですが、見当たりません。 CD の時代になってからかなりのレコードを処分してしまったので、そのなかに含まれていたのでしょう。
 残念ながら、僕のもっている国内盤 CD には、あの誰も近づけない芸術家集団のようなオーラを放っていた写真は掲載されていません。 あのモノクロのメンバー写真が見たいです。 そのためだけに、レコードを買ってしまいそうな気分です。

■Premium Japan Tour 2006 / PFM■

2006年5月14日
CLUB CITTA’ 川崎

18:10頃開演 20:30頃閉演 (途中15分休憩あり)

Franz Di Cioccio : drums , lead vocal
Franco Mussida : guirtar
Patrick Djivas : bass
Gianluca Tagliavini : keyboards
Lucio Fabbri : violin , guitar , keyboards
Roberto Gualdi : drums , percussion

Boo Hewerdine

2006-04-30 | Live Report
■Live at Minami-Aoyama Mandara / Boo Hewerdine■

 小雨の降る4月27日、当日券で南青山マンダラで行われた Boo Hewerdine(ブー・ヒュワディーン)のソロライブに行ってきました。 一緒に行ったのは、会社の友人(というか年齢的には先輩)の S さん。 S さんとはちょうど 10 年前に同時期に札幌に転勤になったときに知り合いまして、それ以降、音楽の趣味などで共通するところも多いので、時々、こうして飲みに行ったりしています。 
 開場が 18時30分 のところ、現地入口で待ち合わせたのが 19時15分。 僕は 5 分ほど早くついてしまったのですが、その間、誰も会場に入っていく気配がありません。 不安になりながらも中に入ると、お客さんの数は約 40 名程度だったでしょうか、無事にステージの袖近くのいい場所に陣取ることができました。

 フロントアクトとして、大木理紗さんという女性がピアノの弾き語りで 5 曲ほどを歌い、その後に、Boo Hewerdine が登場しました。 大木さんは、その昔は日本のプログレバンドで活躍したとのこと。 現在はゲーム音楽や CM 音楽などの仕事もしているようです。 ちなみに、さきほど検索してみたところ本人のページがありまして、そこを見ると、「ページェント」というプログレバンドのメンバーだった方のようです。 彼女が歌っている間、Boo Hewerdine はステージ横のほうのソファに座って、演奏をじっと聴き入っていました。 

 大木さんのステージが終わると、グランドピアノがステージ奥のほうにしまわれ、いよいよ Boo Hewerdine の登場です。 突然、ふらっとステージに入ってきたのでちょっとびっくりしましたが。
 彼は、180cm 以上ありそうな長身で、ギターが小さく見えてしまいます。 椅子に座って猫背気味に弾き語りを始めました。 正確なセットリストはどこかのページをご参照いただくとして、主だったライブの流れをお伝えしたいと思います。 前半では 2 曲目に僕の好きな「Bell , Book & Candle」を、6 曲目あたりで「Patience of Angels」を演奏してくれました。 続いて中盤 8 曲目から、椅子をどけて立ったままでの弾き語りになり、The Bible 時代のスマッシュヒット「Honey Be Good」など 3 曲程度を演奏。 再度座りなおして 2 曲ほど演奏したでしょうか。 演奏している彼とは 3m くらいの至近距離だったのですが、曲の終わりにギターをぐいぐい揺らして、ギターの残響音に深みを与えようとする彼の姿を見ると、細かいところまで表現力を高めようとする姿勢を強く感じることができました。 
 後半、再度スタンディングになった Boo Hewerdine が「リクエストは?」との問いかけると、客席から「Ontario」の声が。 この曲は初めて聴きましたが、とてもいい曲でした。 その後に名曲「Wings On My Heels」など本編は約 15 曲で終了。 すぐに始まったアンコールで 2 曲。 2 度目のアンコールで 1 曲という合計 18 曲程度のライブだったと思いますが、長さ的にもちょうどいいくらいだったと思います。 
 この日に備えて僕は、持っている 2 枚の CD「Anon」と「A Live One」を i-Podで通勤途中に聴いていましたが、僕が一番聴きなれていたアルバム「Anon」からの曲はほとんど演奏されませんでした。 この「Anon」というアルバムは録音の良さに加えシンプルな楽曲が並んでおり、部屋の空気感を一変させるような力を持ったアルバムですので、是非一聴をお勧めします。
 ちなみに、前回、Boo Hewerdine を見たのは、2002 年吉祥寺の Star Pine’s Café でした。 そのときは、元The Bibleの Boo Hewerdine 、元Deacon Blue の Ricky Ross、そして元Danny Wilson の Gary Clark の 3 人での来日でした。 この 3人を同時に見ることができて、そして競演もあったというそのライブはいま思い出しても幻のような一夜でした。 そんな話を S さんに話したところ、「 3 大テノール並みの夢の競演だね」と笑っていましたが、僕もまさにその通りだと思います。

 ライブ終了後は、会場で新作「Harmonograph」を購入し、S さんと小雨の街へ。 青山三丁目近くの昔からやっているイタリア料理屋さんで、ピザやパスタを食べながら、仕事・家庭・住宅ローン(!)などの近況話をして、外苑前の駅で別れました。

 最後になりましたが、今回のライブを招聘してくださった会社のホームページをご紹介します。 きちんとしたレポートやセットリストなどもこちらで公開されていました。

■Live at Minami-Aoyama Mandara / Boo Hewerdine■

2006年4月27日(木)
南青山マンダラ (東京)

19:30頃開演 大木理紗
20:00頃開演 Boo Hewerdine

New Trolls

2006-04-08 | Live Report
■Concerto Grosso Live in Japan / New Trolls■

 今日から、ライブリポートをするカテゴリーとして「Live Report」を設けました。 このブログの本来のコンセプトからはちょっと逸脱するものかもしれませんが、たまにしか行かないライブの印象を留めておきたいという気持ちでスタートします。

 そんな最初のレポートは、PFM、Banco、Area等と並ぶイタリアン・プログレッシヴ・ロック界の巨人、New Trolls です。 今まで僕がこのブログに書いてきた音楽とはまったく異質のミュージシャン(グループ)です。
 そもそも、このライブは 1971年の名盤「コンチェルト・グロッソ」をストリングス入りで再現するという壮大なもので、気にはなっていたのですが 12,000円という高価なチケットに躊躇していました。
 そんなところ、先週、大学時代からの友人 K からメールがあり、「招待券を入手したので行かないか」というウソのような誘いを受けたのです。 「思わず、タダなら行くよ」という返事をしたのですが、その時点でも、ライブにはそれほど大きな期待はしていませんでした。 もちろん、初来日でもあり、どんなものかという興味は持っていましたが。

 そして昨日行ってきましたが、正直かなり感動しました。 ラストのスタンディング・オベーションはまるでクラシックコンサートのクライマックスのようでした。
 ライブはバンド編成の 1部と、ストリングスオーケストラを入れた 2部との構成になっていました。 1部のほうはあまり知っている曲が無かったのですが、メンバーの演奏力と歌心を知るには十分な内容。 K のほうは、実は New Trolls をまったく聴いたことがなかったので、やや退屈のようでした。 1部でよかったのは 1981年の名盤「FS」からの曲です。 このアルバム、汽車の走る音がアルバムのところどころに出てくるコンセプトアルバムだったように記憶しています。 コーラスの分厚さもすごいポップス時期の傑作です。 とはいえ、このアルバム、1980年代に荻窪に存在した幻の貸レコード店「メロディー・パーク」で借りてカセットに入れて聴いたものなので、レコードは持っていませんでした。 そのカセットもすでに紛失。 紙ジャケット仕様の国内盤が出ているので早めに買いたいと思います。
 20分の休憩を挟んで、いよいよ 2部。 ここからラストのアンコールまでは本当にすばらしかった。 Concerto Grosso の Part 1&2 の再現には、日本人の 15人ほどのストリングス・オーケストラが起用されています。 弦はほとんどが女性、Part 2の美しすぎるイントロは oboe だったでしょうか、男性でした。 この2部については、これからいろんな方がレポートを書くと思いますが、流麗な楽曲のなか、曲名は忘れましたが、Part 2 に入っているらしきアップなバロック調の曲の盛り上がりは最高。 2度目のアンコールで2度この曲を演奏してくれたときには興奮しました。 ちょうど、元旦のニューイヤーコンサートが必ず「ラデツキー行進曲」で終わる感じにちょっと似たクライマックスでした。
 Part 2のほうも CD が行方不明なのでみつからなかったら買いなおそうと思いますが、あの盛り上がって 2回演奏した曲は、僕は Picchio Dal Pozzo のものだと記憶してしまっていました。 ちょっと手元に CD がないので確認できませんが、リーダーのヴィットリオの弟がこの Picchio Dal Pozzo の元メンバーで、このライブでもストリングス・オーケストラを指揮していましたので、あながち記憶違いじゃないかも。 
 他にもアップな曲を演奏しましたが、そのときのコーラスワークのうまさには完全に脱帽。 メンバー全員が歌えるのもすごいですが、そのハーモニーとアンサンブルのすばらしさはまるで全盛期の Queen を髣髴とさせるものでした。 ライブが終わったのが 22時過ぎ。 リーダーのヴィットリオは New Trolls のデビュー、1967年から活動しているので 60歳は超えているはずなのに、衰え知らずの声、演奏力でした。 まさに尊敬に値する本物のミュージシャンです。

 K とライブに出かけたのは昨年の Hatfield And the North 以来だったのですが(あのときも Club Citta’でしたが)、その時よりも客層は上。 中年というよりは初老に近い男性や夫婦が目立ちます。 30歳台はほとんど皆無。 それより、50歳に近い女性の集団も多かったのには驚きました。 イタリア語会話の先生の引率なのか、ストリングスの日本人女性の招待なのか、と想像してみましたが真相はわかりません。

 最後に招待券をくださった K のお取引先の方にご挨拶をし、チッタを後にし、帰り道の代々木で下車。 そこで偶然みつけたロックバーで軽く串焼きを食べて解散しました。 

■Concerto Grosso Live in Japan / New Trolls■

2006年4月7日(金)
CLUB CITTA’ 川崎

19:30開演 22:20頃終演 (途中20分休憩あり)

ヴィットリオ・デ・スカルツィ VITTORIO DE SCALZI (lead vocals, keyboards, flute, guitars)
アルドー・デ・スカルツィ (元ピッキオ・ダル・ポッツォ) ALDO DE SCALZI (keyboards, guitars, vocals)
アルフィオ・ヴィタンツァ (元ラッテ・エ・ミエーレ) ALFIO VITANZA (drums, lead vocals)
アンドレーア・マッダローネ ANDREA MADDALONE (guitars, vocals)
マウロ・スポジート MAURO SPOSITO (guitars, vocals)
ロベルト・ティランティ ROBERTO TIRANTI (electric bass, vocals)
マウリツィオ・サルヴィ (元ニュー・トロルス) MAURIZIO SALVI (musical director, conductor)

*最後のマウリツィオらしき人物は見当たりませんでした。ステージ上には、初老の3人と若めの3人の6人だけでした。 ちなみに、ベースとボーカルのロベルト・ティランティですが、かなりのハイトーンボイスでスゴイなと思っていたら、イタリアン・メタルの重要バンド「ラビリンス」のボーカル、ロブ・タイラントと同一人物のようです。 この人目当てもいたのかも。