波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

ついに「有給休暇」の取得指令が下る~変化する時代に意識が追いつかないと・・・

2020-11-06 23:55:41 | 最近の出来事
「有給休暇の秋」・・・なんて言葉は一般的にはありませんが、私が勝手に名付けました。
今年の秋~冬にかけては、有給休暇を結構取ることになるため・・・

今年は仕事が忙しく、夏季休暇も有給休暇も取れないままもう秋も過ぎ去ろうとしていました。
秋になったらと思っていたものの忙しさは解消されず、いよいよ今年は冬に夏季休暇かと考えていた矢先・・・

今週、ついに「有給休暇」の取得指令が下りました。
不足分を年内に消化できるよう予定を提出するようにとのことで、急いで計画を立てて提出しました。

休みも取らずに働いているのに、何か悪いことでもしたような変な罪悪感を覚えることにもなりましたが、
それがいけないんですよね・・・時代が変わっているのに意識が追いついていないことを実感する出来事でした。

1900年代頃までは、有給休暇は「風邪などで体調を崩した時のための保険」と勝手に解釈されていて、
自分の都合やプライベートな用事で取得することに罪悪感が拭えず、非常に取りにくい時代が続きました。

外資系に勤める友人が当たり前のように有給休暇や長期休暇を取るのを羨ましく思っていましたし、
自分が管理する立場になって、本来必要がない有給申請の理由を確認させられることに抵抗も感じたものです。

その後結婚して新婚旅行で1週間休むことが出来た時には、これが初めての正々堂々のバカンスだと感激・・・
そして、息子が生まれてからは出産の立会いや、旅行などで長期休暇にくっつけて取得することも増えました。

息子が小学生になってからは、授業参観や発表会などの平日のイベントに合わせて取得するようになり、
出産と同時に発病したアッピアの手術や入退院時、特には通院の付き添いで取得することも増えて行きました。

息子が小学校低学年の頃は、平日のイベントで見かける父親はまだ数える程だったのですが、
学年が上がるに従い時代の変化とも相まって、年々父親の参加が増えていきました。

2011年の東日本大震災の影響も大きく、当時は原発事故のよる電力不足に対応した休日分散化が行われ、
堂々と平日に休めたこともその後の休暇の取りやすさに繋がったように思います。

そして、安倍政権の功績の一つである「働き方改革」・・・
そのお蔭で子供のイベントで父親の有給取得も一般的になり、今や父親も育休を取得できるまでになりました。
ただ、私の周りでまだ育休を取った父親はおらず、これが一般化するにはもう少し時間が必要かと・・・

有給休暇は「働き方改革」の一環で労働基準法が改正され、昨年度から年5日の取得が義務付けられました。
全企業が対象で、義務を果たせなかった企業は不足者一人に付き30万円以下の罰金が科せられます。

ついに有給休暇は「風邪などで体調を崩した時のための保険」ではなく、本来の趣旨の休暇となりました。
ただ、私のようにまだ意識が遅れている人には、意識改革と休むための仕事の調整が必要ですね。

せっかくの休暇も「休まなければ」という義務感で取得しても、ちっとも楽しくないですもんね・・・
有意義な「有給休暇の秋」にしようと思います。

2020年11月6日


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
にほんブログ村


乳がんランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする