日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 美容院にて・・・ *

2008年09月21日 | 雑感

       

   夫に送ってもらって美容院へ。 前にやってもらったことのある男性だった。
   最初からべちゃべちゃしゃべるのもなんだし、黙って通すのもなんだし・・。
   「二度目なんですよ、前にはさみ捌きが・・あなたのことブログに書かせていただいたんです」
   「そう言えば思い出しました! 僕にそんなことおっしゃられましたよね」急に笑顔になった。

   未婚だが、3年つきあっている彼女とは家庭や子育てのことは自分の希望と合うような気がするから
   反面、結婚してもうまくやって行けるかなあと思うようになって来たんですと言った。
   「今の世の中分からないでしょう、親が子供を子供が親をとかね、信じられないが大変な世の中、
   家族になる、家族を作るって大変なことでしょう」と言う。
   そんな風な家庭の話の中で、ひとつの夫の父親としての出来事を話した。

    **********************************************************************

   次女が幼稚園の時、仕事仲間の看護婦さんから”ぱんだうさぎ”をもらった。 名前は”ぱんだちゃん”
   子供たちはたいそう可愛がった、特に次女は妹でも出来たようにおなかに乗せたりそれは可愛がった。
   半年経ったある夕方、買い物から帰宅した私は動かないパンダウサギを発見した。
   (わ~どうしよう! 子供たちショックだろうなぁ・・どうしよう、死んだなんて言えないわ・・)
   「お盆前で田舎に帰るしね、うさぎ死んじゃうし返しに行ったよ」とりあえず帰った子供たちに言った。 
   「お別れがしたかったのに」と寂しそうに言ったが、何の疑いも無く私の言葉を信じた。
   遅く帰宅した夫に話すと「子供たち起こしなさい、本当のことを言わないと、子供たちの為にならない」
   夫は起きてひざを合わせて座る眠そうな3人の子供たちを前にパンダウサギが死んだことを伝えた。
   そして生き物を飼うことは大変なこと、責任や愛情の大切なこと、死について諭すように話した。
   話す夫も、聞く私や3人の子供たちも涙をぼろぼろ流し何度も手をぬぐいながら聞いた。
   みんなで反省をしながら、うさぎを埋めてやろうと綿で包み箱に入れ弔いに向かうように、
   みんなで近所の公園へ行った。 夜の11時を過ぎていた。 
   穴を掘って土をかけようとして「土をかけないで!」と何度もうさぎにとおせんぼをしたのは次女だった。
   みんなが泣きながら、少しづつ砂をかけて埋めてやった。 小さな手を合わせた悲しい別れだった。 

   ****************************************************************

   あの時の一部始終、話す辛そうな夫の顔と声、泣きじゃくる3人の子供たちの顔、はっきり覚えている。
   忘れられない夫のあの時の毅然とした対処には、私は感動さえ覚えた。
   可愛そうだから言えない、隠そうとした私は恥じ入る思いだった。 それでは子供には何も伝わらない。
   もうひとつの出来事も話した。 これは彼への願いも込めて。
   夫としては色々あったが、父親として、ここと言う時にはきちんと対応してくれた夫だったように思う。
   母親の目先にとらわれた考えではとうてい、夫のお陰で今があると思っている。
   
   「今こんな父親がいると思うと、嬉しいです。 僕もいい家庭が作れるようにがんばります。
   美容院では旦那さんの愚痴は言っても、讃えた話は始めてです、今日は感動しました」
   「またどうぞ、お待ちしております」 マニュアル通り外まで見送り深々と頭を下げたが、
   こんな話でも、若い人の家庭作りの父親としての立場、少しでも参考になればと思い
   「ありがとう」と頭をさげながら、彼の未来の家庭が明るく楽しいものであることを願った。


* 台風が去り 甥っ子夫婦が来た・・ *

2008年09月20日 | 雑感


   台風13号、心配をよそに足早に通り過ぎて青空の朝だ。 エアコンも起動。
   夫は会社、次女パート、展君野球のミーティングで会社へ。 私、子守りパート。
   最近次女が行った後、途端に身体が重くなってドテ!っとなる。 (重い、確かに!)
   なつめが「ばあば起きて」懇願するような目で言う。 相手が寝たりすると不安になるんだろうなぁ。
   (そうだ、私もパートなんだ! 時給200円の!) 思い直すと、少し身体が軽くなって元気になる。

    甥っ子が奥さんと「IKEA鶴浜」に行きたいから、我が家へ来ると言う。
    掃除、掃除、来客は有難い。 掃除が普段よりは出来るから、今日は大歓迎!
    少しどんくさい甥っ子だが、お昼ナビがついたので始めて迷わずすっと来たから快挙だ。
    酒造会社勤務、今時だ会社へもお宅は大丈夫なのかと電話があると言う。
    全く取引が無いのでこう言ことがあると、周りは迷惑千万。  店の柱「桃の雫」のお酒を持参。
    ”IKEA鶴浜”人は多いが楽しかったらしくて、目的のチェストを買ったとかで車に積んで帰って来た。
    夕食はすき焼きとセイ君差し入れのさざえのつぼ焼き、楽しく賑やかな時間だった。
    彼らと入れ違いに、実家に帰っていたセイ君と長女がお父さんの釣りたての鮎を持って帰ってくれた。
    膝を患っておられたが、大分回復されたようでご飯よりも好きな釣りに又出かけておられる様子、
    有田川での鮎釣りのあの時のお父さんの、釣った時の嬉しそうな顔を思い出しながら、安堵。

    

    甥っ子は学生時代から良く訪ねて来て、時には疎ましく思う時もあったが、所帯を持った今、
    叔父を訪ねてくれるのは、来やすいからに違いないし新婚さんに少しなりとも親代わり?
    我が子供たちが社会に出て、回りの色々な人に恵まれ、可愛がり、育ててもらって来たその分、
    縁で出会った若者たちには、どこかで心をかけお返しをしないと、今日ふとそんな気持ちになる。
    
    「施した恩は忘れなさい。 受けた恩は忘れてはいけない」 
    そんな言葉を、改めて自分に言い聞かせる。  つい、してあげたのにとか悪い心が出たりする私だから。     


* 母のお陰・・ *

2008年09月19日 | 雑感

   一番下の妹の誕生日だった、6つ下。  夕方おめでとうの電話をした。
   先月末の甥っ子の結婚式の写真写りが良かったねとか色々、そしていつも最後は家族の話になる。
   4人姉妹とも電話で話すと長い・・妹の誕生日に帰って来た大学生の息子がそばにいるのに延々と。
   我が家が羨ましいだの、あんたの親子小さい頃からサッカーで家族がひとつでいいよとか
   褒めあったり慰めあったり、笑い合う。 
   「お互いに家族仲がいいのはお母さんのお陰やね 」電話の締めくくりは必ず私がそう言う。
   姉を筆頭にお互いに心を吐露しても、必ずそれは次の頑張りに繋がっていると思うから嬉しい。
   その心を作って流してくれた源はやはり母・・その母は祖母からの流れ・・とか言うのだろうなぁ。
   家の流れは心の流れ、いいものはそのまま変えなければいけないことは努力して変えていく。
   未だに母に言われる事がらである。 そう娘に言える母が偉い、聞かせられるのだから。
   私なんて、子供たちに一体何を教える言葉を言っているだろうか。 まだ私が勉強中なんだけど。

   NHKの朝ドラ「瞳」妹は仕事上、見ていないと思うから昨日の言葉を伝えた。
   「”家族は与えられるものではない、努力して作って行くもの”だって」
   「ほんまじゃね、分かる分かる」 妹もうなずいて(見えないが・・そう)
   「がんばろうね。 こんな話が出来るのも・・」 「お母さんのお陰じゃね」 笑いながら結ぶ。 

  
    長電話の間に、夫の呼び出し電話で中央体育館上で夕焼け・・と行った娘となつめの後を追うべく、
   が、近所の公園で会った。 台風の後だからか、蚊の猛攻撃! いっぱい噛まれて退散したそうだ。 
   あ・・在庫写真無いから公園で一枚花を撮るわ・・と、パシャパシャ(ぶれてるし~)
   公園の中を男の人が一人自転車でくるくる回って居た。 怖いので急いで離れた。
   子供も一人で遊ばせられない、親がついていても・・こんな世の中・・子供たちが可愛そうだ・・。


* ほおづきの実ひとつ  *

2008年09月18日 | お絵かきツール

                      
                                                高3の時の詩集より

ほおづきの実ひとつ   赤い両手の中  なつかしき  遠き日の恋

ほおづきの実ひとつ  燃えた心  涙ぐんだ 恋の喜びに

ほおづきの実ひとつ  開いたふくろ  やぶれた恋の胸

何か分からぬ  青春の苦しみに

ほおづきの実ひとつ  捨てられた草の中  ふりかえらずにさよならする

遠き日の恋に 

***********************************************************

お互いに好きなくせに ちょっとのことで 疑ったり 傷ついたり 
ひっついたり 離れたり・・そんな繰り返し 夫との一時の感情・・ 

そんな私たちも10月10日には、結婚35周年を迎える。
今朝のNHKの朝の連続テレビ小説『』の中で、
「家族と言うものは、与えられるものではなく、努力して作っていくもの・・」
そんな言葉が心を刺した。 夫も私も話の前後も合わせ涙をぼろぼろ流していた。
努力・・まだまだ努力 一生が努力 家族を作りそれを維持していく努力 だと思う


* 沈黙の夜 秋の夜・・ *

2008年09月17日 | 雑感

   夜、長女夫婦が先日の誕生会のときのすし桶などを持って来た。
   冗談でセイ君がなつめに「お泊りする?」と言ったら、「お泊りする!」本やおむつや服を手に持って。
   その気になっているのに、「明日にしよう」と半分冗談で言ったら、うつぶせになってわんわん泣き出した。
   みんなで大笑い。 もう、冗談も何もきかないなあ。 先日急に泊まりに行くと行って一人で行ったが。
   明日次女は長女宅の近所の病院へ検診に、展君の会社も近いので結局9時前3人で泊まりに行った。

   二人だ、夫と。 滅多と無い二人。 って、別に若くも無いしどうってことないけど?
   夫は2階でTVを見ながら、私は3階でラジオを聞きながらお互いにネット・・ネット。 
   ネットで過ぎた時間ははや2時間経っていて、何の会話もないが・・いいのか?
   「何か飲みます?」でも降りて言って来ようか・・。
   
   四年前私は仕事をしていたけれど、事務職でネットを始めたのが面白くてとりつかれたようになった。
   当時夫と二人暮らし、夕食後はさっさと3階の部屋でパソコンの前に座っていた、毎日。
   夫は階下で一人TVを見ている(まぁTV好きだからいいのだけれど)
   たまに申し訳なくて言うだけでも「一人で寂しい?」と聞く。 「いや、全然!」って言うからよしとした。
   パソコンの前に座ると、会話しなくなって段々とそれが罪なような気がして、夫にも勧めたブログ。
   ネットサーフィンしかしない夫にブログは大変だったが、作戦成功その分随分と気が楽になった。
   
   今夜もお互いにブログ更新や訪問しているからいいようなものだけど、なんだかそれもね。
   まぁ普段しゃべってない訳ではなくて、お互いに楽しんでるからまいっか。
   今夜は貴重な自由時間だ。 いいじゃんいいじゃん、風邪もましになったし。
   若い頃のように、徹夜でもしたいところだが・・、身体はそうはいかないだろうなあ。
   秋の夜・・ 時間よ止まれ~!