日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 思いがけないプレゼント・・ *

2008年09月13日 | 歌・音楽・映画・観劇



    今まで何度となく泊まったが、今回は夜中起きることも無く6時の目覚めまでぐっすり寝たひろと。
    孫たちは広い布団の中をまるで時計の針のように、頭が下だったり横だったり寝てまで二人遊んでいる。
    声がすれば目覚めるが、そうでなくとも小さいのが寝ていると思うと、夜中何度と無く目覚める。
    寝顔を眺めていると、2歳の幼い孫たちの身いっぱい昼間の行動がとても愛おしく思える。
    気遣ったり、優しくしたり、讃えたり、権勢しあったり、甘えたり、笑ったり、泣いたり、さまざまな感情。

    断っていたらしいが、愛ちゃんが会社の方とのひろと連れての食事会行けるでしょうかと言う。
    「大丈夫と思うよ、朝から一日熱も無いし午前も午後も充分にお昼寝して元気いっぱいだし」
    と言う事で、仕事を終える時間に夫とひろとを会社まで連れて行く。 愛ちゃんも嬉しそう(良かった・・)

    家を出るとき、「カメラ持った?」「コンデジなら」そんな会話したのだけれど送った帰り、
    うつぼ公園へ寄ってくれた。 さすがの週末、5時半でも多くの人が憩い戯れていた。
    見渡してもさすがに薔薇も1、2種類しかそれもしょぼくて、がっかりだった。

    が!アコースティックなメロディーが聞こえて来るではない?
    公園の一角で大学生風の男性のバンド仲間かな・・若い人たちが車座に座りフィドルやギター、
    マンドリン変わったアコーデオンや手の打楽器とかで演奏している。 
    何処の音楽だろう、会話に出たのだがうっかり聞き逃してしまった。
    そばのベンチを陣取ってじっと聞いた。 自然につま先や頭が拍子をとっている。
    髭面夫も、少し離れたところで聞いている。

    向こうからやってきた、赤い薔薇のついた薄いえんじ色の帽子をかぶり、おしゃれな洋服の婦人が
    「こちらにかけてもいいですか?」と声をかけて来られ、私の隣に座った。
    近くのマンションのモデルルームを見学に来て、近所がどんなんだか歩いていると言う。 
    「ここはとても素敵な公園ですから、ご自分のお庭のような感覚で楽しめると思いますよ。
    春と秋には薔薇で埋め尽くされますしね、向こうの並木道もとても素敵ですよ」 
    上品な方で、しかし私より10歳は年上位、一戸建てからマンションに移りたいとおっしゃる。
    少しの間ではあったが婦人との会話のバックには、演奏が流れていて豊かな気分であった。

    「私時々ここへ来ると思いますから、またお出会いしたらお話して下さいね」
    「お顔を覚えましたから、必ずお声かけさせていただきますね」 別れ際にそんな言葉を交わした。
    これからお一人でマンション暮らし始められるのだろうか、何を教える出会いだったのだろうか。
    話をすること、(こんな事でも人のお役にたつことが出来るよ~)そんな天の声だったのかなあ。

    「カメラ持ったか?」 そんな夫は薔薇を想像していたようだが、私には若者たちの
    雰囲気のあるスタイル、爽やかな笑顔、演奏・・熱の下がった孫を気持ちよく送ったあとだけに
    とてもいい黄昏のプレゼントをもらったような満ち足りた気分。

    どこでも行きたがりや、聞きたがり屋の夫、演奏には特に興味を示すことには妻としては嬉しい。

    心地良い帰宅、夕食が出来上がり・・上げ膳据え膳、あ・・嬉しい娘も腕をあげてきた。