病室からの福山の空・・満月
夜遅く部屋の窓を開けると、マンションの向こうにくっきりと満月が出ていた。
と言うのも検査入院した島の友人のブログを見て、夫とそんなことを話し込んだ後だったから、なぜか。
満月と言うのはまるですっぽりと包みこんでくれる母のような、慈愛に満ちているような気がする。
なんだか満月を見ると、癒されて得をしたような気がするのは、私だけ？
友人もみているだろうか、どんな思いでみているだろうかと携帯で撮ってメールを送った。
そのあと「病室の窓を開けたらなーんと福山の月も満月！」とデジカメで撮った写真を携帯で送ってきた。
アナログ派だった彼、いつも器用に携帯投稿しているが、私にはそんな芸当は出来ない。
夫にも同じような思いをした経験がある。 いまは簡単に告知してくる。
本人に即効言う限り今の時代医者にしてみれば大丈夫ならばこそなのであろう。
しかしそうは言ってもやはり、びびる。 夫と妻側では思いが違ってくるが、仕事を持ち月末には還暦を迎えると言う
複雑な彼の今の心境の中では、私が簡単に言葉にしては不謹慎かも知れないが。
そんな感覚で過ごす充実な日々は、得する・・思い出せば誰よりも一番いい還暦を過ごせるかも知れない。
それに今年過ごした還暦同窓会や還暦旅行で、親交を深められたと言う多くの友との出会いと言う財産は、
少なからずや、大いに彼の心の支えにもなるのではなかろうか。 ４０年ぶりの再会等、ただごとではない。
昨年よりきっと、今年で良かった・・そう思えるのではなかろうか。
検査入院の帰りか、島のサンセットビーチの美しい夕景をブログにアップしていた。
どんな気持ちで眺めたことだろう。 がんばれ～、大丈夫やから！ 大阪からエールを送りたい。 １７日記
