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7日 プラハ国立歌劇場 椿姫 ヴィオレッタ ・テオドッシュウ

2007-11-09 | 音楽鑑賞 外来オペラ・・

                 文化会館・上野 5F・R2-6・9千円妥当な額
 序曲から,息途絶える様な、低弦の旋律がヴィオレッタの行末を暗示・・舞台に惹きこまれます・・舞台は白に統一され,日本的に解釈すれば白無垢の世界、何色にも染まる心の・・ヴィオレッタはどんな色に変化して行くのであろうか?・・

 一幕、テオドッシュウの世界?リサイタル?・・オケ、指揮,合唱とテノールがぬるい・・テオドッシュウのコロラトゥーラが凄いですね,若干発声にクセがあり、ベルカントと云うより??・・性格が激情形に演技、歌唱かな・・一人舞台の観が・・テノールの発声,声域が??の一幕でしたが、二幕が進むにつれ,気にならなくつつ・・

 二幕が、パパジェルモン、ウラディミール・フメロ、好みのバリトンで声が素晴らしい、俄然、テオドッシュウとの対立・・家を,娘を嫁がせる為に、息子と別れさす・・
 この対立した歌唱が聴き応えありですね・・

 愛するヴィオレッタに札束を投げ,ジェルモンが女性を侮辱したと・・舞踏会で・・
合唱,重唱、オケの共振性と、際立った存在感のパパ,息子、ジェルモンの歌唱が

しかし、怒りにかられた彼にはヴィオレッタの想いは理解できない。ついにアルフレードは先程賭けで得た札束をヴィオレッタに投げ付け、これで借りは返したと叫ぶ。自分の真意が伝わらず、皆の面前で侮辱された彼女は気を失う。一同アルフレードを非難するところに父ジェルモンが現れ、息子の行動を諌める。自分のやったことを恥じるアルフレードと、ヴィオレッタを思いやる皆の心境をうたって第2幕を終わる。

 三幕、前奏の弦の悲しみ,息絶える旋律美が、ヴィオレッタの死を予感させる・・ピアニッシモが実に綺麗なテオドッシュウ、演技も良く涙をさそいますね・・

 楽しめました、感情が高ぶり,心を揺さぶられた・・9月のメイより
テオドッシュウの方が、好みかな・・

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プラハ国立歌劇場「ヴィオレッタ・テオドッシュウ」になること必至だ。
ギリシャに生まれ、ミュンヘンで学んだテオドッシュウのデビューは1995年アテネでの『椿姫』公演だった。無論、ヴィオレッタ役。
 今年1月にもベルガモ・ドニゼッティ劇場の『アンナ・ボレーナ』日本公演でタイトルロールを歌い、絶賛されたばかり。ピアニッシモからフォルテまでの表現の幅が広く・・
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ヴィオレッタ ……… ディミトラ・テオドッシュウ
フローラ ……… アレナ・ミロ
アルフレード・ジェルモン ……… ダニール・シュトーダ
ジョルジョ・ジェルモン ……… ウラディミール・フメロ
       アンニーナ・・・・・ダナ・コクレソヴァー
ガストン 子爵……… ヨゼフ・モラヴェッツ
ドゥフォール男爵 ……… オルジフ・クジーシ
ドビニー侯爵 ……… ミロシュ・ホラーク
医師グランヴィル ……… ルカーシュ・ヒネック・クレマー

指揮 ……… エンリコ・ドヴィコ
演出 ……… アルノー・ベルナール
セットデザイン ……… アレッサンドロ・カメラ
衣裳デザイン ……… カルラ・リコッティ
一幕
 アルフレードに続き来客が去って一人になったヴィオレッタは物想いにふける。「不思議だわ」(作品を通じ、彼女はこの言葉を各幕で1回、計3回繰り返す)と純情な青年の求愛に心ときめかせている自分の心境をいぶかる。そして、彼こそ今まで待ち望んできた真実の恋の相手ではないかと考える(「ああ、そは彼の人か」)。しかし、現実に引き戻された彼女は「そんな馬鹿なことをいってはいけない。自分は今の生活から抜け出せる訳が無い。享楽的な人生を楽しむのよ」と自分に言い聞かせる。(「花から花へ」)彼女の中でアルフレードとの恋愛を肯定するもう一人の自分との葛藤に、千々に乱れる心を表す、コロラトゥーラ唱法を駆使した華やかな曲で幕切れとなる

二幕
 逃げて欲しいと訴える。しかし、怒りにかられた彼にはヴィオレッタの想いは理解できない。ついにアルフレードは先程賭けで得た札束をヴィオレッタに投げ付け、これで借りは返したと叫ぶ。自分の真意が伝わらず、皆の面前で侮辱された彼女は気を失う。一同アルフレードを非難するところに父ジェルモンが現れ、息子の行動を諌める。自分のやったことを恥じるアルフレードと、ヴィオレッタを思いやる皆の心境をうたって第2幕を終わる。不安にかられつつ手紙を読み、アルフレードは自分が裏切られたと思い込んで激怒する。そこに父ジェルモンが再登場して、息子をなぐさめ、故郷のプロヴァンスに帰ろうとなだめる(「プロヴァンスの海と陸」)。しかし息子は自分の受けた恥辱を濯ぐのだといい、パリに向かう。
第2場
パリ市内のフローラの屋敷
相変わらず貴族と愛人たちが戯れあう日々である。丁度仮面舞踏会が開かれている。フローラとガストーネらは、アルフレードとヴィオレッタが別れたという噂話をしている。そこへアルフレードと、ドゥフォール男爵にエスコートされたヴィオレッタが登場。しかし互いに言葉を交わすことも無い。アルフレードを避けるようヴィオレッタに指示したドゥフォールはカードの賭けに入り、アルフレードも加わる。アルフレードはつきまくり、ドゥフォールは大負けする。ゲームの間にヴィオレッタのことを皮肉る彼にドゥフォールが決闘を挑み、アルフレードは受けて立つ。アルフレードの身を案じ、ついにヴィオレッタは彼を呼び出し、自分のことなど忘れ、逃げて欲しいと訴える。しかし、怒りにかられた彼にはヴィオレッタの想いは理解できない。ついにアルフレードは先程賭けで得た札束をヴィオレッタに投げ付け、これで借りは返したと叫ぶ。自分の真意が伝わらず、皆の面前で侮辱された彼女は気を失う。一同アルフレードを非難するところに父ジェルモンが現れ、息子の行動を諌める。自分のやったことを恥じるアルフレードと、ヴィオレッタを思いやる皆の心境をうたって第2幕を終わる。・・椿姫・・・筋書き
ベルカント