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10日大野指揮/東フィル ・ベルリオーズ:幻想  ・ショパン:ピアノ協奏2・小山実稚恵

2007-08-11 | 大野和士・パーヴォ・・パッパーノ
2007年 8月10日(金) 19:00 東京オペラシティ    1F21-14・5千円・妥当な額
東京オペラシティ 開館10周年 特別演奏会
指揮者・大野和士 東京フィルハーモニー交響楽団

 開館、早くも10年ですか、武満氏が開館目の前にして逝かれたのでした、柿落としでは確か小澤指揮でバッハでは・・故武満との思い出もあり、小澤さんが、涙してました・・
 開館記念では大野さんの指揮で、確か往復ハガキ抽選・無料演奏会を聴いた記憶が

 さて、演奏前に大野氏の話が、開館10周年演奏会にしては、断頭台で始まり幻想も断頭台で終る事で、開館お祝い用演奏会には・・今回のプログラムは「恋愛」が共通のテーマ、失恋、片思い・・間に挟んだショパンの恋の・・

 ティル・オイレン ドイツの民話上の悪戯者が美しい娘に一瞬心奪われものの想い叶わずして退散するくだり・・
 ショパンのピアノ2番に現れる切ない曲調・・
舞台女優への思慕が悪魔的なイリージョンにまで発展する巨大な標題音楽たる幻想へ
 人が恋愛にとらわれたときに現れる喜怒哀楽は、果たして音楽の上でどのような諸相をみるのか・・ロマン派の大命題ともいえるこのテーマの変容に・・(プログラムから)

 シュトラウス:交響詩《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》
前日の那須から、初台へ音響の違いが極端ですね・・驚きです、しかも慣れてしまう事は恐ろしいですね・・オペラシティ、何と弦群の音色に艶、福与かな響きが同じオケかなと思いました、木管では特にホルン、クラリネット、が良い味出してます・・
コンマスのソロも素敵ですね・・シュトラウスはオーケストレーションが巧みですね

ショパン:ピアノ協奏曲第2番
 ピアノ・小山実稚恵・・大野氏と同窓生とか過去に一度新日フで聴いてます
二楽章が良かった・・曲想から恋の相手が浮かぶ様な・・貴女の笑顔、貴女の怒った顔、貴女の横顔、貴女の仕草、・・全てが輝き魅了され、想いが募り・・でも・・でも・・

ベルリオーズ:幻想交響曲
 今日は前日の那須と違い、二楽章の疑問も解け(プログラムから)オブリガートとしてコルネットのパートが書かれたもの・・初見・聴きです
 那須の時も感じたのですが、三楽章がユックリ、ユックリで・・ついて行けない、眠くなりつつ・・総じて那須の方が良く聞こえた・・微妙なアンサンブル呼吸感、大野指揮の想いが・・各パートから音としてズレが・・音波長が長いのかな?
 音響はダントツでオペラシティですが、最近はS席は座りません、(高額チケットは買えず、)意外とバランスが悪く聞えましたが、3階のR席とかで聴く事が多いですね、慣れは耳に悪作用ですか・・それとも私の感性の問題かな(涙・・
 連続で聴く事で、生の楽しさ、音楽創造の楽しさを鑑賞でき感謝ですね
とにかく、二度で1万円とは安い、安い・・・
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 オブリガート 「助奏」を表すクラシック音楽用語。
近代以降のコルネット
コルネット・ア・ピストン今日では「コルネット」と言うと普通こちらを指す。トランペットと同様にピストンを有する、というよりは、元々コルネットにあったピストン機構がトランペットに導入されたというべきであろう。形態もトランペットに似ているが、管の形状が円錐管(テーパ)であることが大きく異なる(トランペットは円筒管部分の割合が多く、開口部近くになって急にラッパ状に広がる)。
 19世紀に発明された初期の正式な名前は「コルネット・ア・ピストン」であり、その名のとおり2~3本のペリネ式のピストンバルブを標準装備した短管のラッパであることが大きな特徴であった。コルネットはその軽快な操作性が好まれ、フランス・ロシアなどにおいてはオーケストラでもトランペット(19世紀当時はまだ長管のトランペットが主流であった)と並んでしばしば用いられた。20世紀に入ると長管トランペットが姿を消し、もっぱら短管トランペットが用いられるようになったため、コルネットの存在意義は低下した。
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 前日の、那須から連日演奏会で昨日も推測すると9日午前中には東京を出て2時からゲネプロ、本番が9時前に終わり・・とんぼ帰りかな?
 10日午後からリハ合わせ・・19時より本番と・・キツイですね 追っかけの私もキツイ・・那須は昼間は都心と変わらず30度以上で強い陽射しでしたが風が違いますね
朝から気持ち良い風が吹き抜けてます・・それが都心に入ると熱風ですね気持ち悪い風です・・疲れがドットでる感ですね・・特に弦楽器は響かない、謳わないかも・・
 大野さん、中一日休養、準備で12日は横浜、そして15日は初台と、来年は余裕ある日程を、大野の夏オペラの指揮振り、観たいです・・夏の夜の夢ですか
まだまだ、大野追っかけは続く・・
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