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唯心円成会 流す②

2006-05-17 | 無能唱元・唯心円成会
流す
意識と食に・・
氣持ちのしこり を流し去る ところにこそ・・

 留どめるということ
流れ去らない こととは・・
表層意識の上に繰り返し思い出されるということです それが意識に留どめるという
ことです そして それが思い出されないということは 忘れた と言っていい・・

 人生にはそれを意識に留めることことが必要な場合と むしろ忘れた方が有益な
場合があることに考慮してみる・・

例えば何かを学ぶ場合 意識をそこに集中し 意識がそこに留どまなければいけません
記憶とは ある意味では 感情的意識の肌に傷をつけるようにも思えます
ある時には 血を流したような苦痛が記憶となって 忘れられないものとなる

 禅には 放把自在 という言葉が・・手を開いて緊張を抜くこと
手を握り締めて緊張を加えるとを意味し それが自由自在でなければならぬ 
というのです

 人生ではこの緊張と弛緩の二辺往来がなにより重要なこととなるのです
しかるに世間の多くは人々は緊張の必要性のみを重視し 弛緩の重要性を
無視しがちです・・
人間の心にも休みが必要なのです・・

流す という視点に戻って・・話を
 流す・・忘れるということであり・・あまり強く意識を集中しないという
ことによって容易になるようです・・
 若い頃は 努力集中の信奉者でした・・絶対的善と信じて疑わないところが・・
歳を重ね・・人間生きるためには 流す ということが必要なんだと・・

また自然にそんな具合いにそうなって来つつあります・・人さまに言わせれば
なあに それはたんに老いぼれたきただけ と皮肉を言われるかもしれませんが・・

つづく                    無能唱元・唯心円成会