今日の言葉 浄玻・（瑠）璃の

浄玻・（瑠）璃の

鏡のまえに　立つまでは
秘めておきたし　あのことも　このことも


朝陽あび　あのことも　このことも　陽光に　語りかけ

広辞苑
瑠璃・・清浄

第八織阿頼耶

　仏教の唯識論で言う　織とは　人間の意識あるいは　意識の働きのことを言う
頭脳　心の働きということ・・

　織を八つに分け　眼　耳　鼻　舌　身　意　を数え

それぞれの働きの対象として　色　声・音　香　味　触　法
意　とは前五織を統括するものであり　その認知する対象として　
　　法・・あらゆる現象を指している・・法は物の意味でもあるが・・

五感が感得するものには　実体がはなく　それは単なる現象・幻覚に
過ぎないとしている・・唯識論では

　七番目　末那織・まなしき・・自我意識である・・欲望の意識と言ってもいい

八番目　阿頼耶識・・第八織・・役目は第六織までの経験の　あるものを取り入れ
貯蔵しておくことである・・　あるもの　とは

　第七織　末那織が選別し　第八織へ送り込んだもの・・

ここへ　送り込まれ　貯蔵されたものは　やがて熟成し　発芽し　時を経て
　　　　実を結ぶ・・すなわち　結果である

この意味で　阿頼耶識は　一切種子織・いつさいしゅうじしき・・という別名が

すなわち　それは　あらゆる現象の　原因体なのである

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　無能唱元・唯心円成会