懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 辻堂と火の見櫓

2021年12月04日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県吉備中央町

辻堂と火の見櫓が三叉路の中央に建っていた。
辻堂は休み堂とか茶堂とか大師堂、阿弥陀堂と呼ばれ互葺きなら今も残っている。

以前、阿弥陀堂だよりという映画があった。都会で医師をしていた女性が心を病み夫婦で田舎で生活して阿弥陀堂の堂守や地元の人との触れ合い回復する映画。それを撮影したのが長野県飯山市、茅葺民家撮影とそば食べに近くに行ったので地元の人に阿弥陀堂の事を聞いたらあれは映画のセットでつくったものだ撮影するなら教えるけどというので結構ですと断った。

映画のセットで観光施設として残っているものがある。
長野県安曇野市 大王ワサビ園の水車 観光パンフレットに載っている。黒澤明監督の映画のセットで使われたもの。更新しながら今も水車は動いている。

辻堂は旅をする人や歩いて移動する人の休憩の場して建てられたと思う。
旅の安全を願い地域の安全を願い阿弥陀如来や弘法大師がまつられている。
辻堂を守るのは地域の人で秋には総出で萱刈もする。
仏に花を生け定期的に掃除をする。地域外の人にお接待する役目もあった。
最近は車の運転も出来ず出歩かない。15年前に通りかかったら辻堂も火の見櫓も撤去されていた。時代のニーズに合わなくなった。

分かれ道に建てられるのは、その集落に災いを持ち込まないようにの願いもある。

辻堂で検索すると神奈川県藤沢市の東海道線に辻堂駅がある。

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