懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行  NO,108 山形県河北町の民家

2014年02月13日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 山形県河北町

河北町はベニバナの生産が盛んなところである。
ベニバナ館というベニバナで栄えた館がある。
以前見たサスペンスドラマのベニバナ館殺人事件の撮影にも使われた。
私はサスペンスドラマは見ないが家内が見ているのを食事の時に見たのを覚えていた。
ここで殺人事件が撮影されたというが家内はさっぱりと忘れていた。
係りの人にベニバナ殺人事件の撮影がありましたねと話したら何回があり旅番組の取材でもよくきますと言っていた。

ベニバナは赤の染料である。
ベニバナはアザミの仲間でトゲがある。
花の色は黄色だかここから一パーセントの赤の色素を抜き出す。黄色い染料は割と手に入りやすいが赤に対する憧れが大変強い。
ベニバナと金が同じ値段で取引された。
赤の染料はは茜など限られていた。
ベニバナを唇に塗りたい花摘みの少女がトゲにささりその思いが赤い染料になっとも言い伝えられている。
今は染料も顔料も人工合成できるようになり天然染料の需要は激減したが天然の植物から染料を得ていた時代の人間の努力が感じられる。

山沿いに昔からの町並みがある。今は狭い山沿いの道を避けて田圃の中を広い国道が走っている。そんな山沿いの集落に昔ながらの集落や茅葺き民家が残っている。
茅葺き民家を車の中から撮っていたら地元の女性があれは火の見櫓と言っていた。
木で造った常夜燈かと思ったらこの中で人が監視していたのだそうだ。
こんな低いので監視できたのか冬は火鉢を抱えてみていたのであろうか
青森の火の見櫓は鉄塔の上部が小屋になっていて人が一人常駐できるようになっていた。


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