懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

ウソ ! 井上尚弥

2018年10月09日 | 日記
ウソ !

待ち望んだWBSS(ワールド ボクシング スーパ―  シリーズ)のバンタム級の井上尚弥とパヤノの一戦が10月7日に横浜アリーナであった。一年掛けてバンタム級の頂上決戦をする。会場は満員 ゴングが鳴った後の歓声は異様であった。
皆が待ち望んだ戦いの火ぶたに男も女も怒涛の声援を送った。
相手はWBAバンタム級の元スーパー王者 あのモレノから奪い取ったタイトルだ。
中南米選手特有のバネとラフなプレーで一気に攻めてくる。
日本人は正統なボクシングでこんな荒いボクシングには弱い。内山も山中も中南米の選手の伸びのあるパンチと一気の攻撃で倒された。
パヤノの今までの試合をYOU TUBEで何度も見た。一気に攻めて来て荒いボクシングをする。この攻撃に井上尚弥でも最初は苦戦するのではと思った。最初にパンチをもらうとリズムが狂う。
ボクシングは相手のパンチを貰わない事である。
最初の一分間は距離感の取り合いでパンチも出さず。パヤノは一気に攻め込むが井上は軽快なステップでかわす。井上の放った左ジャブに右のストレートを打ち込んだ。当たったと思ったらパヤノは両足を揃えて後ろに倒れた。二発で倒れたのにウソと思った。
五ラウンドまでは見たかった。
解説の長谷川穂積が両足を揃えて倒れる時はダメージを受け直ぐには立ち上がれない。一ラウンド70秒の井上のKO勝ち。
これで準決勝に進んだ。王者になるには厳しい戦いが二回ある。ボクシングには絶対はない。骨折したり肉離れ眼底骨折の危険もある。パンチ力が強すぎて何度も手の骨折をしている。手が万全の井上は本当に強い。

井上は高校7冠で最初から注目されていたのでデビューからテレビ放送されていた。
オリンピックはアジア予選で敗れ出場なし。
最初はライトフライ級でタイトルを取り減量が厳しくスーパーフライ級に二階級上げた。
スーパーフライ級のチャンピオンは27回防衛のナルバエスを相手に2回KO勝ち
素人が見てもスピードとテクニックとも井上がはるかに上だった。
更にバンタム級に上げて体力的に厳しいと思ったが益々進化して強くなっている。
ボクシングは体重が重い程打たれ強くパンチも強い。
ドネアがフェザー級では戦えなかったように井上にも限界がありそうだがまだ見えない。

我々の世代はファイティング原田からボクシングを見てきたが井上尚弥が歴代でも攻撃防御で一番優れた選手だと思う。日本の宝と思う。井上もイチローも筋肉隆々ではない。余計な筋肉は力任せになるしスタミナ切れや故障を起こしやすい。辰吉は人気のあるボクサーだが攻撃ばかりで防御の弱いケンカボクサーだった。
辰吉は倉敷出身でそこに住む私は悪口は言えないが

こんな素晴らしいボクサーが活躍する時代に生きられるは幸せを感じる。年寄りには絶えず刺激が必要だ。年寄りは刺激を食って生きている。
格闘技に女性ファンの多い事.昔はあんな殴り合いを女性は見なかった。今は女性同士の格闘技があるが顔が腫れてまで叩き合うあれは見たくない。

9月30日に行われたRIZIN 那須川天心と堀口恭司の戦いも面白かった。
双方ともスピード テクニックのぶつかり合いだった。強豪同士だとアリと猪木のような凡試合になる事が多いが緊迫した好ゲームだった。双方パンチや蹴りかわす技術が素晴らしい。







  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿