懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい風景 倉敷下津井、金波楼

2013年01月26日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県倉敷市下津井

下津井に祇園神社がある。少し海に突き出ている。その隣に金波楼という料亭があった。
眼下に瀬戸内の海や潮の流れが見える風光明媚なところであった。
しかし下津井は交通の便は悪く道路は狭い。
瀬戸大橋の建設で下津井の港は外に出し従来の港は埋め立てられ土地は漁連施設などに利用されている。
現在は祇園神社や金波楼の跡地の外側を二車線の道路が走っている。
金波楼の料亭も廃業して造船会社の保養施設になった。
造船会社は船がドックに入り補修している間の船員の保養施設、宿泊施設、ゴルフ場まで持っているところもある。この茅葺民家も保養施設として利用されていた。
しかし、この金波楼だった茅葺民家も平成に入り不良グループの放火で焼失してしまった。

余談だが金波とは太陽や月の光で波が輝く様子をいい銀波とは月の光で輝く波の様子をいうとある。
昔の歌にも金波銀波の波乗り越えてというのがあった。バナナのたたき売りのセリフにも
「金波銀波の波を越え海原遠き船の旅 難関辛苦のあかつきに着いたところが門司港で」口上がある。

写真では右に櫃石島、左に松島が見える。薄い山は香川県の山である。現在ならば瀬戸大橋が眼前に見える。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
風光明媚な (孫右衛門)
2013-01-27 19:20:42
ここは現在でも小さな岬だったことがよくわかる場所ですね。これより東側は恐らく、入り組んだ古い町並の裏手がすぐ海だったのだろうと訪ねた時思いました。
それにしても当時は波に洗われるところだったとは。西側の集落へは細い丘越えの道しかなかったのでしょうか。
今訪ねても十分風情が感じられるところではありますが、古くはもっと風光明媚なところ、これは鞆にも同じことが言えます。埋立てて橋を架けてしまってからでは後悔してもどうしようもないことです。
貴重な一枚ですね (孫右衛門)
2013-01-27 19:21:45
ここは現在でも小さな岬だったことがよくわかる場所ですね。これより東側は恐らく、入り組んだ古い町並の裏手がすぐ海だったのだろうと訪ねた時思いました。
それにしても当時は波に洗われるところだったとは。西側の集落へは細い丘越えの道しかなかったのでしょうか。
今訪ねても十分風情が感じられるところではありますが、古くはもっと風光明媚なところ、これは鞆にも同じことが言えます。埋立てて橋を架けてしまってからでは後悔してもどうしようもないことです。
Unknown (孫右衛門)
2013-01-27 19:22:57
途中で画面が元に戻ってしまい、結果二重投稿になってしまいました。申し訳ありません。
孫右衛門さんコメントありがとうございます。 (mihoshi55)
2013-01-28 17:21:20
下津井に住む人の多くは開発され広い道が付いた方を歓迎したかもしれません。よその人は開発をせず古い町並みを残せといいますが
鞆も橋が出来れば風情は台無しですね、観光客には魅力のない町並みになってしまうでしょうね。NHKのテレビで尾道の坂の町をやっていましたが消防車が入れない下からホースを引くしかない。坂の途中に消火栓やホースもない、防災に非常に弱い町ですね。これは古い町並み全般に言える事ですが

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