懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

茅葺き民家 新潟県糸魚川市の民家 モノクロ

2015年02月04日 | 茅葺き民家
富山から新潟にかけての海岸線は厳しい断崖が続く親不知、子不知である。
しかも、交通の要所でもある。
国道、北陸道、鉄道在来線と新幹線がひしめくように走っている。
地質的にも脆いように思う。
人が住むのを拒否するような土地なのに川沿い小さな集落が点在する。
糸魚川はヒスイが有名だがここのヒスイが縄文時代にすでに全国各地に送り出されていた。
そんな糸魚川の川筋の集落に沿って茅葺を探しに訪れた。
平成の時代になり昔ながらの生活が残っていないか探す、各家庭に何台も車のある時代である。各家庭に車が無かった時代ならば昔の生活が残っていたかもしれない。
昭和40年代はまだ各家庭に車は無かった。オートバイ程度だった。

余談だが田舎はガソリンスタンドが法の改正や人口減少で廃業、給油に片道20キロも30キロも走らなくてはならない。余計な経費の掛かる。こんな山間地には家庭で充電できる電気自動車が有利だと普及を促進している。

それでも山に入るに従い都市部とは違った懐かしい生活が見られる。
これが都市部とかわらない生活になるか集落が衰退から消滅になるか気になるところだ。

民家の脇には夏場だったので夏野菜を植えている。
その支柱は間伐材や木を細く切った物が使われている。
我々のところだと竹を使うが新潟の雪深いところでは竹をみかけない。
北陸線に乗って窓から外をみていても福井県は竹藪を見かけるが新潟になるとほとんど見掛けなくなる。