懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

日本茅葺紀行 その20 稲木のある風景

2012年12月15日 | 日本茅葺紀行
撮影場所 兵庫県篠山町

篠山町の茅葺民家の脇に稲木のある風景があったので撮影する。
田の脇に榛(はんのき)やクヌギを植えて稲を干したり豆などの穀類や大根を干すのに使っている。
昭和40年までの写真に田の周りに稲木が並んでいるのを写真集を見かけた。
京都の亀岡周辺や琵琶湖の周辺、新潟の田園部に残っていたようだ。
そんな写真を撮りたい思ったが平成の時代では見掛ける事もなくなった。
稲をコンバインで刈り取る時代になり稲木は邪魔になるし日当たりは悪くなりるし刈り込みの必要もあり伐採されたのであろう。
今も新潟には残っているが道路脇に植えられ昔の風景を残すために並木にしているようだ。
新潟に向かう高速道路から見ていてもほとんど見かけない風景になった。
新潟も松之山などの山間部に入ると杉の並ぶ幹に丸太を渡し五段六段の稲架にしているのを見かける。