土屋美恵子の子育て応援活動日記

武蔵野市議会議員として子育て支援など生活密着型の地域福祉を中心に4世代が安心して暮らせる武蔵野にと奔走しています

がんばれ!民間の児童館・地域子ども施設交流の集い2009

2009-02-18 22:08:16 | Weblog
2月15日

主催:NPO法人 日本子どもNPOセンター(http://www.kodomo-center.jp/)
会場:ワーカーズコープ本部
テーマ:民営子ども施設、セカンド・ディケイド(第2の10年)

数年前ならば、NPO法人が設置・運営する児童館や、こどもの生活圏である地域に位置する子ども施設は珍しい存在でしたが、今や全国各地に広がっています。
量的な拡大の一方で、常に考えねばならないのは運営の中味。

悪かろう、多かろうでは意味が無い!
     
いえ、いえ、百害あって一利なし。

NPO法人他、民間の児童館や地域子ども施設の質を担保するための自主的な取り組みを、積極的に推進することが必要です。


プログラム
・出会いのワークショップ
小学校高学年やら子どもたち向けのあそびを童心に返って遊びました。
若者の参加者が多いのも嬉しいものでした。

・パネルディスカッション  子どもNPO法施行10周年記念
「子どもNPO 10年の到達点と可能性」

パネリスト
田中尚樹さん  NPO法人 日本子どもNPOセンター常務理事
上田留美子さん NPO法人 ワーカーズコープ子育て事業部・全国
江川和弥さん  NPO法人 寺子屋法丈舎理事長・会津若松市
      
コーディネーター
立柳聡さん 公立大学法人福島県立医科大学
・改正
・青少年育成施策大綱の特色と子どもNPO・地域子ども施設へのエール

荒井寛 内閣府政策統括官共生社会政策担当青少年企画第1担当主査

・分科会
1、昨今の子どもの育ちの特色の背景
子どもの貧困 
医療サービスを受けられないこども 
特別なニーズを抱えた子どもの支援 
中高生の育ちの支援など
課題実践を通して考えます。

2、地域における子育ち・子育て支援の新たな課題
子育て支援センター、つどいのひろばなど、厚労省による制度的な面で一定の拡大を見せています。
活用段階、個々の地域における支援の現場において子どもの発達を保障する活動の課題、子育ての多文化共生、孫育て、10代の親支援、家族支援など新たな課題が生まれています。
それらを検証。

3、NPO・民間団体の経営・運営の課題とやりがい
パネルディスカッションの議論を深め、指定管理者増社会的責任の期待と経営破たん 業界全体で改善をすすめるべき課題について培ってきた貴重な経験から発展のカギを見つける。


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今回は、乳幼児から小学生中学生不登校支援を必要とする子どもと、幅の広い実践報告が聞かれました。
武蔵野では手薄な事業もあり大変参考になりました。

青少年の現状と施策では、ポスト青年期ー2世代の支援が気になりました。
これはつまり子どもだけではなく、親20代30代の社会に参加しにくい青年として、親子ともども支援するという現状があるということです。

ニートひきこもり地域サポートステーション 外国人支援と課題が多いことが認識されました。
青少年の目安箱設置により子どもたちの意見を取り入れる仕組みが実施されます。

NPO団体が、行政の委託ということだけで満足し、委託に必要な金額をもらわず、低賃金で福祉の言葉に惑わされる現状は、雇用の長続きに繋がらずワーキングプアを作ることにもなるのでは、とのパネリストの言葉にはグサッときました。