道彦の散歩道

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ
毎日の事件事故の記録

07/14 「魯肉飯」と「鶏肉飯」

2013年07月14日 | 食・レシピ

【魯肉飯】
「魯肉飯」は、台湾の煮込み豚肉かけ飯。バラ肉など脂身を多く含んだ豚肉を細切れにし、台湾醤油、米油、砂糖、油葱(揚げた赤葱)で作った甘辛い煮汁で煮込み、煮汁ごと白米の上にかけた丼物。器は丼より小振りな茶碗で供される。
日本の牛丼や親子丼のような単品で食べる丼物ではなく、他の料理と共に食べることが前提の料理だから小振りである。台湾では庶民から親しまれてほとんどの定食屋、食堂で見ることができる料理である。
レシピはさまざまで、一般的には醤油ベースで香辛料などを用いたタレに豚肉を漬け込み、よく煮込んでゼラチン質を出した豚の細切れを飯の上にかける。刻んだ高菜のよう野菜やシイタケ、八角、味付け玉子、肉味噌、モヤシ炒めなどをいっしょにかけることもある。
店や各家庭によっては「秘伝のタレ」などとも呼ばれるタレに漬け込み、長時間煮込むことで肉から溶け出たゼラチン(コラーゲン)が独特の風味を生み、この風味が特徴となっている。

Img_2896

Img_1376

【鶏肉飯】
「鶏肉飯」は、台湾南部の嘉義地方で最もポピュラーな庶民のグルメ。白いご飯に上に、細く裂いた、またはスライスした鶏肉を載せ、鶏皮の油「鶏油」をかけた鶏肉飯は後を引く美味しさである。
鶏肉は細く裂いたものとスライスしたものの2種類あるが、裂いたものの方が一般的である。本場・嘉義の鶏肉飯は滑らかでジューシーな七面鳥ほ用いる。
適度に柔らかで滑らかなスライスまたは裂いた身を白いご飯の上に敷き詰め、鶏を蒸した時に出てくる鶏油をかければ、鶏肉の美味しそうな香りが漂い、絶妙な組み合わせの美味しさとなる。
「鶏肉飯」は、終戦前後に台湾で誕生した。当時はモノが不足し、人々の生活は貧しいものであった。ある飲食店がお客わ呼び込むために、「鶏肉が食べられる」という誇らしい気持ちを満たそうと、高級そうだけども高くない物を出すことに。心を込め作ったタレを使った一品で、瞬く間に人気となり、毎日千客万来となったため、他の飲食店も次々と取り入れ、嘉義市の至る所で「鶏肉飯」の看板が見られるようになった。

Img_1379

Img_1381