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水の不思議

2006-05-16 16:31:33 | ノンジャンル
 今日、雑誌を読んでいて、面白い記事を見つけました。
 容器に水を入れ、凍らせた際にできる結晶の形が、容器の表面に書かれた文字によって異なる、というのです。
 にわかには信じがたい話ですが、「ありがとう」と書かれた容器の中にできる水の結晶は綺麗な飾りのついた美しい六角形で、「ばかやろう」と書かれた容器の中にできる水の結晶はなんかぐじゃぐじゃした丸っこい醜い形になっていました。
 他にも、「愛・感謝」「夫婦愛」「しようね」はどれもきれいな結晶ができ、「しなさい」はやっぱり汚い結晶ができていました。
 言葉が書かれた時に、人体からなんらかの正負のエネルギーが水に伝わり、こういう結果を生むのでしょうか? この現象は科学者の間でもまだ解明されていないようですが、とりあえず面白いので、お知らせしてみました。皆さんはどう思いますか?

幽霊たち

2006-05-15 16:52:23 | ノンジャンル
 ポール・オースターの「ニューヨーク3部作」の第2作目「幽霊たち」を読みました。
 出だしは1作目とそっくりです。私立探偵にある男の部屋を監視してほしいという依頼がきます。通りを隔てた向いの部屋を取ってあるので、そこから監視してくれればいい、というのです。監視を始めますが、その男はほとんど部屋から出ず、本を読んだり、書き物をしたりしかしません。探偵は、段々疑心暗鬼になってきて、ついに監視している相手と接触を試みます。そして分かった事実とは‥‥。
 一応、意外な結末が用意されているのですが、「だからどうしたの?」といった感じです。というのも、どうしてそういう結末になるのか、何の説明もされていないからです。なんか肩透かしを喰った感じで、脱力感に襲われました。
 文体自体はすっきりしていて、決して嫌いでは無いし(というか、「ムーン・パレス」があれほど良かったんだから、私はこの人の文体は好きなはず)、ストーリーも面白いのですが、肝心なところが抜けてしまっていると思いました。他の読まれた皆さんは、どんな感想をお持ちでしょうか?

大島渚の『少年』

2006-05-14 16:23:13 | ノンジャンル
 学生時代に一回見ているのですが、ちっとも分からなかったので、再挑戦の意味をこめて大島渚監督の「少年」を見ました。
 走っている自動車にワザと当たり、治療代をふんだくるという「当たり屋」を商売にしている家族の長男(小学生3年生ぐらい)が主人公で、林光の不協和音の不安な音楽が流れる中、ささくれだった家庭の雰囲気が伝わってきます。
 やたらと出てくる日の丸の旗、何を言ってんのか分からない父親役の渡辺文雄のどなり声、結局、今回も何なんだか分からないうちに映画は終ってしまいました。
 大島渚のこの時期の映画では「絞死刑」なんかも久々に見てみたいと思うのですが、今見てもやっぱり難しいのかなあ。

シティ・オヴ・グラス

2006-05-13 16:42:25 | ノンジャンル
 ポール・オースター「ニューヨーク三部作」の第一作「シティ・オヴ・グラス」を読みました。
 ポール・オースターという私立探偵宛の間違い電話が深夜に三回かかってきて、とうとう主人公の作家はポール・オースターになりすまし、仕事を引き受けます。そして依頼人の家に行ってみると、そこには幼少時に父から8年間一人部屋に閉じ込められた青年とその妻がいて、逮捕された父親が13年ぶりに出所するので、青年を守ってほしい、そのために父親を監視してほしい、と言われます。そして、主人公は父親の監視を続けるのですが、‥‥。
 このようなすばらしい出だしにもかかわらず、この後、主人公と父親との間にかわされる哲学的会話、友人とのドン・キホーテをめぐる会話、そして主人公が監視を徹底させるためホームレスになっていく際のホームレスの話、こうしたものがすべて鬱陶しく難解で、せっかくの物語を台なしにしているように感じました。
 ラストも謎を残すような素晴らしいものなのに、残念です。最初に読んだオースターの小説「ムーン・パレス」がとても良かっただけに惜しまれる読書体験でした。
 次は、オースターの「ニューヨーク三部作」の第二作「幽霊たち」です。これは、どうなのでしょう?

春の表丹沢めぐり

2006-05-12 17:38:56 | ノンジャンル
 今日は秦野ビジターセンター主催の「春の表丹沢めぐり」に参加してきました。平日なので、参加者は全員中高年。しかも野草にやたら詳しい人ばかり。彼らの専門的な会話に入っていけず、ちょっと寂しい思いをしました。
 イベントの最初にビジターセンターの館長さんの話があり、秋は「山装おう」、冬は「山眠る」、では春は? と言われ、みんな答えられないでいると、春は「山笑う」というのだそうです。新しく葉が芽吹き、花が咲き、言われてみると、なるほどなあ、という感じでした。ちなみに夏については、こういう言い方はないのだそうです。
 ホトトギスやイカルやオオルリの声を聞くことができ、アカルリの姿を見ることもできました。久しぶりに自然の中に身を置いて、リフレッシュできた一日でした。