ロベール・ブレッソン監督の'66年度の作品「バルタザールどこへ行く」を久しぶりにDVDで見ました。
むち打たれ、酷使されるロバ「バルタザール」と彼を愛する少女マリーと彼女を自分のものにしたい不良少年ジェラール。
マリーを演じるアンヌ・ヴィアゼムスキーは当時18歳。2年後にゴダールの「中国女」でシュプレヒコールをあげる毛派の学生運動家を演じるとは思えない、華奢で弱々しくて、普段から泣いているような表情の繊細な薄幸の美少女をみごとに演じています。
そしてバルタザールをこき使う大人達の残忍さ。マリーを結局モノにしてしまうジェラールも、単なるワルにしか見えません。
ラスト、マリーの父が死に、逃げ出したバルタザールも森の中の草地で寿命なのか死んでしまいます。私の記憶の中では、草地に立って、哀し気に鳴くバルタザールの姿をとらえながらのエンディングだったので、横になって完全に死んだ姿のバルタザールは、初めて見るようでちょっとショックでした。
可哀想な人や動物を見て泣きたい人には、オススメです。
むち打たれ、酷使されるロバ「バルタザール」と彼を愛する少女マリーと彼女を自分のものにしたい不良少年ジェラール。
マリーを演じるアンヌ・ヴィアゼムスキーは当時18歳。2年後にゴダールの「中国女」でシュプレヒコールをあげる毛派の学生運動家を演じるとは思えない、華奢で弱々しくて、普段から泣いているような表情の繊細な薄幸の美少女をみごとに演じています。
そしてバルタザールをこき使う大人達の残忍さ。マリーを結局モノにしてしまうジェラールも、単なるワルにしか見えません。
ラスト、マリーの父が死に、逃げ出したバルタザールも森の中の草地で寿命なのか死んでしまいます。私の記憶の中では、草地に立って、哀し気に鳴くバルタザールの姿をとらえながらのエンディングだったので、横になって完全に死んだ姿のバルタザールは、初めて見るようでちょっとショックでした。
可哀想な人や動物を見て泣きたい人には、オススメです。