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アリソン・エルウッド監督『ローレル・キャニオン 夢のウエストコースト・ロック』&アンドリュー・スレイター監督『エコー・イン・ザ・キャニオン』

2022-07-24 06:33:09 | 日記

 アリソン・エルウッド監督の2020,年作品『ローレル・キャニオン 夢のウエストコースト・ロック』&アンドリュー・スレイター監督・共同脚本の2018年作品『エコー・イン・ザ・キャニオン』を「あつぎのえいがかんkiki」で観ました。どちらの映画もハリウッドから車で10分ほどの丘の上にある住居「ローレル・キャニオン」に住み、60年代半ばから70年代前半まで活躍したロック・アーティストを描いたドキュメンタリーです。

 前作に登場するアーティストは、ジョニ・ミッチェル、クロスビー・ステルス・ナッシュ&ヤング、バッファロー・スプリングフィールド、ザ・バーズ、ザ・ママズ&パパス、ザ・ドアーズ、アリス・クーパー、ザ・モンキーズ、ラヴ、ザ・タートルズ、ジャクソン・ブラウン、リンダロンシュタット、J・D・サウザー、イーグルス、ロニー・レイット、リトル・フィート、ザ・フライング・バリット・ブラザースなどで、特にジョニ・ミッチェル、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング、ザ・ママズ&パパス、ザ・ドアーズ、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット、イーグルスが強くフィーチャーされ、単なる音楽映画というよりも、いい意味で「哲学的」で「歴史的」で「情動的」な映画となっていました。
 後者は、現在から60年代中頃から70年代前半を照射した作品で、扱われていた主な作品・アーティストは、ビートルズをコピーしたモンキーズ、ザ・バーズ、ザ・ママス&パパス、ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』、またそれに影響されてできたビートルズの『サージェント・ぺバーズ~』、バッファロー・スプリングフィールド、そしてジャック・ドゥミ監督の映画『モデル・ショップ』でした。ちなみに当時のアーティストたちにインタビューし、またトリビュート演奏をしていたのは、ボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランでした。
 そしてこの2作品を観ることによって、私は帰宅するとすぐに、アマゾンで、『ペット・サウンズ』と『サージェント・ペパーズ~』を買うはめになってしまいました。それだけ喚起力に優れた映画でした。