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チャールズ・チャップリン監督『巴里の女性』その1

2014-08-09 09:33:00 | ノンジャンル
 チャールズ・チャップリン監督・脚本・音楽の'23年作品『巴里の女性』をスカパーのイマジカBSで再見しました。
 “観客の皆様へ 誤解を避けるため申し上げておきます。私はこの映画に出演しておりません。これは私の最初の喜劇ではない映画です チャールズ・チャップリン”の字幕。
 “フランスのある小さな村”の字幕。2階の窓に女性(エドナ・パーヴィアンス)の姿。“マリー・サンクレール、不幸な家庭の犠牲となった運命の女性”の字幕。マリーがランプに灯りをともすと、1階から父が上がってきて、彼女の部屋の扉に鍵をかけます。マリーは窓からジャンを呼びます。「部屋から出られないの」。ジャン「今夜ぜひ会いたい。明日の事で話がある」。ジャンは屋根に登り、窓からマリーを出して、マリーと屋根を伝って地面に降ります。父は2階の窓からそれを見送り、家のドアや窓に鍵をかけて廻ります。
 “将来の計画を話し合って、2人は家に帰る”の字幕。ジャン「正午にパリに着いて、夕方には結婚できる」。マリー「父が窓に鍵をかけたわ」。ジャンは扉を叩くと、マリーの父が現れます。ジャン「娘さんが閉め出されてます」。父「この男が今夜のベッドをお前にくれるよ」。マリーの父は家に入り、ジャンは扉を叩きます。マリー「もうやめて」。ジャン「僕の家に来たまえ。母が君を泊めてくれる」。歩き出す2人。
 ジャンは家の灯りをともし、暖炉に火を起こします。ジャン「母を起こして君のベッドを作ってもらう」。マリー「お母様を起こさないで」。ジャンの父が現れます。マリー「どうすればいいか分からないわ」。ジャン「心配ないよ。明日になれば悲しみも忘れる」。抱き合う2人。ジャンの父が灯りをともし、「お前だけに話がある」。別室にジャンを連れてきて、「あの娘をこの家から出しなさい!」。ジャン「なぜです? お母さんに話せばきっと分かってくれる」「あの娘は閉め出されただけなんです」。ジャンの父は怒り、マリーは「私は出た方がいいわ」と言います。ジャンの母が2階から降りてきます。ジャンとジャンの父は口論となり、マリーは嘆きます。やがてジャンとマリーは出ていきます。
 駅。ジャン「12時15分のパリ行きがある。それに乗れる」「切符を買っといて。家に戻って支度してくる」。マリー「急いで下さいね」。
 ジャンは家に戻ります。ジャンの母は夫に「結婚する事に決めてるんです。許しておやりなさい」。ジャンの父は聞こえないふりをして、「もう2度とあの子の顔は見たくない」と言いながらも、「あの子は金を持っとるのか?」と妻に金を渡します。妻は夫に「出て行く前にさよならを言ってやって下さい」。ジャンは母と抱き合います。母はジャンに金を渡そうとし、「ジャン、お父様にさよならを言いなさい」。父は椅子にぐったりと座り、火のついたパイプが床に落ちています。ジャンは異変に気付き「早くお医者を!」と言って電話します。嘆く母。頭を抱えるジャン。駅でのマリーはジャンに電話し、「ジャン、まだ家を出てないの?」。ジャン「マリーかい? とんでもない事になった。旅を延ばさなきゃならない」。ジャンの家に医者が到着し、ジャンは「ちょっと待って」と言って電話を離れます。到着した列車に近づくマリー。
 “1年後、花の都パリ、運命が移ろいやすく、女性が人生を賭ける街”の字幕。レストラン。“ピエール・レヴェル、多くの女性の運命を操る有閑紳士”の字幕。“マリー・サンクレール、灰色の田舎から華やかなパリへ”の字幕。女が男にピエールのことを「パリで一番お金持ちの独身男性よ」と話します。マリーはピエールに「あの女性は誰?」と聞くと、ピエールは「パリで有名な大金持ちの独身女性のひとりさ」と答えます。マリー「彼女と一緒にいる男性は?」。首をかしげて笑うピエール。2人はタバコをふかします。
 “ピエールは生活を楽しみ、料理にも造詣が深い”の字幕。調理場で食材を吟味するピエール。ピエールが去ると、コックは「香水の染みたハンカチは調理場ではお断りだ」と言います。ピエールはテーブルに戻ります。“シャンペン・トリュフ、トリュフは豚の汚物で生育する”の字幕。それをピエールとマリーに給仕するウエイター。(明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/