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チャールズ・チャップリン監督『巴里の女性』その5

2014-08-13 09:28:00 | ノンジャンル
 また昨日の続きです。
 ダンスフロアがあり、風船が乱れ飛ぶレストラン。ジャンが現れ、手紙をマリーに渡すよう、ウエイターに頼みます。マリーの手に渡った手紙には「マリー、最後にもう一度会いたい ジャン」と書いてありました。ピエールも手紙を読み、ウエイターにジャンを呼ばせます。やって来たジャンと握手するピエール。ジャンはマリーとピエールの間に座らされ、タバコを勧められます。しかしジャンはピエールが手紙を持っていることに気付き、激昂し、ピエールに掴みかかります。店の者に止められ、レストランの外に出されるジャン。ジャンは少し考えた後、拳銃自殺を図ります。銃声に押し寄せる客。やがて1人の客が「死んだ」と叫びます。
 その頃、ジャンの母は家でスープを作っています。
 ジャンの自殺現場には人だかりがしていて、その外でマリーは失神してしまいます。
 ジャンの家を男が訪れます。「息子さんが大変です。しっかりして下さい」。遺体が運び込まれます。「息子さんは何歳でした?」「パリに住んでたのですか?」。
 マリー宅で電話をしていたピエールは立ち去ります。
 ジャンの遺体を見つめる母。やがてマリーへの手紙を見、マリーの肖像画を見ると、目を剥いて、拳銃を持って外出します。
 ジャンの母はマリー宅へ行き、メイドに「あんたの女主人はどこ?」と聞き、「あなたの息子さんのアトリエに」と答えられ、その場を去ります。
 マリーはジャンの遺体にすがりついて泣いています。帰ってきたジャンの母は、その姿を見て、拳銃を置きます。
 “時が傷を癒し、幸福の秘訣は他人に尽くす事だと教えてくれる”の字幕。田舎の家。家の中には、ジャンの母とマリーと4人の子供がいます。「お母さん、神父様が来る!」。やって来た神父は皆に挨拶します。「どうやら家族がまた1人増えたようだね」。笑うマリー。神父は子供たち1人1人に贈り物を手渡します。神父「さて、あんたはいつ結婚して自分の子を持つのかね?」。笑うマリー。マリーはジャンの母に頼まれて、牛乳を買いに出かけます。それに付いていく1人の子供。ピエールは車の後部座席に乗っていて、「パリまで90km」と書かれた看板を見ます。ピエールの隣に座っている男は「ところで、マリー・サンクレールはどうなった?」と尋ねますが、ピエールは肩をそびやかします。マリーと子供はジプシーの荷馬車に乗せてもらいます。ピエールの車とすれ違う荷馬車。遠く去り行くピエールの車。マリーの乗る荷馬車も遠く去り行き、映画は終わります。

 オーソドックスなメロドラマでしたが、時々ハッとするような見事な構図の画面に出会うことができました。

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/