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ガス・ヴァン・サント『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』

2011-02-13 08:19:00 | ノンジャンル
 ガス・ヴァン・サント監督の'97年作品『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』をWOWOWで見ました。
 MITの教授で有名な数学者であるランボーは、学生たちに難問の課題を廊下の黒板に貼り出しますが、それを清掃夫のウィル(マット・デイモン)が解いてしまっていることを知ります。ウィルは仲間3人と、酒とガールハントとケンカに明け暮れる毎日を過ごしていて、ある日ケンカで逮捕されます。ランボーは当局に掛け合い、ウィルに面談し、自分と毎週1回数学の問題を解く時間を設けるともに、セラピーを受けることを条件に、ウィルを保釈させることに成功します。自分が解けない問題を次々に解いていくウィルにランボーは脱帽しますが、セラピーの方はウィルの反抗的態度にセラピストが辞め続け、最後にランボーは、大学時代のルームメイトで心理学者のショーン(ロビン・ウィリアムズ)にウィルのセラピーを依頼します。ショーンの死んだ妻のことを罵ったウィルに本気で怒ったショーンに、ウィルは次第に心を開いていきます。ランボーはウィルに優良企業の仕事を紹介しますが、ウィルは面接で相手を罵倒し、受かろうとしません。バーで知り合ったハーバード大の女子大生スカイラーと恋仲になったウィルでしたが、彼女が医者になるためにカリフォルニアに行くので同行してほしいと言うと、自分の世界に固執するウィルは断り、二度と彼女に会わないと言います。ショーンもウィルに愛想と尽かすと、ウィルはランボーとの数学の時間に現れなくなり、保釈が取り消されそうになります。ランボーはショーンのせいだと言って、彼のオフィスに怒鳴り込み、二人が口論しているところへウィルは現れます。ショーンは養父からの虐待の証拠のファイルをウィルに示し、過去をすべて忘れろと言い、「君は何も悪くなかった」と繰り返すと、ウィルは嗚咽してショーンに抱きつきます。ウィルはランボーから最初に紹介された会社に就職することにし、ショーンも休暇をもらって旅に出ることにしますが、その準備をしているところへショーンが置き手紙を届けると、そこには、就職は止めてスカイラーに会いに行くと書いてあり、ウィルは仲間から贈られたポンコツ車でカリフォルニアを目指すのでした。
 柔らかい色調ながらもシャープな画面が魅力的でした。マット・デイモンの眼差しも『プライベート・ライアン』のものとともに忘れがたいものだったと思います。2時間を越える長さが気になりましたが、それに耐えられる方にはオススメです。