朝日新聞で紹介されていた、松本修さんの'10年作品『「お笑い」日本語革命』を読みました。最近全国的に使われるようになった4つの日本語の源を探究した本です。
まず、「マジ」という言葉は、江戸時代に端を発し、江戸落語を経て上方落語へ伝わり、鶴光の「オールナイトニッポン」で全国的にブレイクした数年後、ビートたけしと明石屋さんまによって全国標準になったこと、次に「~みたいな。(笑)」という言い方は、戦後から文化人の間に現れ、とんねるずの石橋氏によって全国展開したということ、3番目には「キレる」という言葉は、大阪の芸人の間で使われていたものを、ダウンタウンの松本さんが全国的に広めたこと、最後に「おかん」という言葉は、関西において幕末に生まれ、明治以降、段々大阪の下層の家庭の主に男の子によって使われて伝えられ、それが70年代の大阪芸人によってマスメディアに乗るようになり、ダウンタウンによって全国的に使われるようになったことが書かれています。
それぞれ関係者へのインタビューと文献の調査、また大学生らへのアンケート調査などを経て検証されていくのですが、特に芸人へのインタビューが生き生きとしていて面白く、学術的な面白さというよりも、読み物としての面白さに優れている本だと思いました。気軽に手に取れる本をお探しの方にはオススメです。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)
まず、「マジ」という言葉は、江戸時代に端を発し、江戸落語を経て上方落語へ伝わり、鶴光の「オールナイトニッポン」で全国的にブレイクした数年後、ビートたけしと明石屋さんまによって全国標準になったこと、次に「~みたいな。(笑)」という言い方は、戦後から文化人の間に現れ、とんねるずの石橋氏によって全国展開したということ、3番目には「キレる」という言葉は、大阪の芸人の間で使われていたものを、ダウンタウンの松本さんが全国的に広めたこと、最後に「おかん」という言葉は、関西において幕末に生まれ、明治以降、段々大阪の下層の家庭の主に男の子によって使われて伝えられ、それが70年代の大阪芸人によってマスメディアに乗るようになり、ダウンタウンによって全国的に使われるようになったことが書かれています。
それぞれ関係者へのインタビューと文献の調査、また大学生らへのアンケート調査などを経て検証されていくのですが、特に芸人へのインタビューが生き生きとしていて面白く、学術的な面白さというよりも、読み物としての面白さに優れている本だと思いました。気軽に手に取れる本をお探しの方にはオススメです。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)