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マイケル・マン監督『パブリック・エネミーズ』

2011-02-11 05:12:00 | ノンジャンル
 マイケル・マン監督・共同製作・共同脚本の'09年作品『パブリック・エネミーズ』を、WOWOWで見ました。
 「1933」「大恐慌4年目。だがジョン・デリンジャーやその仲間にとっては銀行強盗の“黄金時代”だった‥‥」の字幕。インディアナ州刑務所でのデリンジャー(ジョニー・デップ)らの脱獄が描かれます。一方、メルヴィン・パーヴィスFBI捜査官は“プリティ・ボーイ”フロイドを射殺します。銀行強盗で人質を盾にして逃走するデリンジャーら。やがて彼はナイトクラブでビリーと知り合い、その場で口説きます。クロークで働くビリーに再会したデリンジャーは毛皮のコートを贈り、彼女の心を射止めます。パーヴィスはデリンジャーに車やコートを手配しているバーマンを監視してデリンジャーの足取りを掴み、滞在先のホテルを急襲しますが、銃撃戦の後、彼らを逃してしまいます。パーヴィスを嘲笑うかのように銀行強盗を繰り返すデリンジャーに音を上げたパーヴィスは、FBI長官フーバーに頼んで、ダラスからベテラン捜査官3人を送り込んでもらいます。アリゾナ州で銃を偶然見かけた消防士によって通報されたデリンジャーは逮捕され、飛行機でシカゴに移送されますが、マスコミの群れと手を振る群集に迎えられます。デリンジャーは法廷闘争に入りながらも、囚人と看守を人質にして秘かに脱獄し、ビリーに電話しますが、彼女は自分がFBIの監視下に置かれていることを知らせ、来ないように言います。デリンジャーのおかげで仕事がしにくくなったシンジケートは彼に見切りをつけ、隠れ家を使えないようにし、またフーバーはデリンジャーの家族ら関係者全員の逮捕をパーヴィスに命じます。追い込まれたデリンジャーは、ネルソンが持ち込んだ銀行強盗の話に乗らざるを得なくなりますが、そこでネルソンが銃を乱射したため、銃撃戦となり、仲間を何人か失い、自分も左手を撃たれます。負傷してFBIに捕まった仲間がデリンジャーの居場所を吐き、夜に急襲されたデリンジャーは何とか逃げ出しますが、仲間を全て失い、ビリーも一旦はデリンジャーと一緒になりますが、結局逮捕されます。そして最後には国外追放すると脅された仲間の女性に密告され、映画館を出たところを射殺され、ビリーは彼の遺言を捜査官から伝えられるのでした。
 ダンテ・スピノーティという撮影監督の映像は、まさにベルトルッチ映画のビットリオ・ストラーロを彷佛とさせる素晴らしさでした。特に夜の銃撃戦で火を吹くマシンガンの映像が印象的だったと思います。久しぶりにベルトルッチの映画を見たくなる、そんな映画でした。