”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

おいしいワンタンメンのある店・・・幸山

2011年09月18日 23時55分25秒 | 外食ラーメン
富岡町1丁目53-21という住宅街にひっそりと営業を続けるラーメン店が「幸山」である。
およそ、知る人でなければ、一見さんがたどり着く店ではない。
したがって、観光客とも無縁だ。
良い意味での函館塩ラーメンの伝統が生き続けている。

そして、その特徴はメニューに存分に現れている。
広東麺、天津麺など古くからの中華家でなければ提供できないものが並ぶ。

その代表格がワンタンメン(600円)である。
ワンタンメンは塩味しかない、これも見識だ。



このワンタンメンただ者ではない。
チャーシュー2枚、シナチク、麩という定番に、
ワンタンが5個入る。
このワンタンも肉の塊が意味も無く大きいまるで餃子と間違えているのかというような下品なものではなく、小さめの具を包む皮が「ヒラヒラ」という王道だ。

今回は、連れも同じというか、連れに触発されてワンタンメンを注文、それだけに連れのワンタンに対する評価は厳しい。
その連れをして「絶品」と言わせるワンタンは、その皮のヒラヒラが時間の経過と共にスープに溶けることもなく、しっかりと保持されているとのこと。

帰り際に、店の奥さんに、「とても美味しかったです。最近はワンタンをやる店が少ないですね。」と社交辞令を述べたのだが、
「そうですか、最近のラーメン屋さんには無いんですか、ウチは古くからやっているだけなので、、、」とまさに我が道を行く状態。

良き伝統としてのワンタンメンを提供し続ける店として頑張っていただきたいと切に願うものである。