”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

新駅名称に「北斗函館」を要望の北斗市議会

2010年09月29日 21時02分38秒 | 地域
JRに要望する新駅名称は「新函館」ではなく,「北斗函館」だった。
一応,函館市に配慮をみせたこの決定に,賛否相半ばという感じだが,私ははっきり言って反対だ。
まず,この駅を降り立ったひとが,そこを函館であると思われたら困ること。(イメージの破壊だ)
それに北斗市にあるのに函館の名を冠することの不合理(ネーミング料を払ってくれるならいいけど)

しかし,一番大きな理由は,「函館」の名を入れないことにより,現函館駅までの路線を堂々と並行在来線ではないと言えること。
頼むからJRさん,新駅は「北斗」に決定してください。
そして,北斗―函館間は並行在来線とはいえないので,責任をもってJRの営業としてください。


南茅部臼尻の喫茶店「珈夢(かむ)」

2010年09月26日 18時48分26秒 | 地域

先日,休日を利用して今年6月24日にオープンした南茅部臼尻の喫茶店「珈夢」を訪問した。
北海道新聞や函館新聞でも紹介されていたが,私が気にとめたのは,音楽に凝っていること。

外観はごく落ち着いた雰囲気の木のぬくもりのあるものだが,一歩店に入ると店主のこだわりを感じるオーディオセットとCDが目に入る。
店主は,昨年市役所を退職された人らしいが,開店の目的はあくまでも,「ホッ!とする地域の語り場」の提供にあるという。
しかし,インテグレーテッドアンプはマッキントッシュ,スーパーオーディオCDプレーヤーはエソテリック製とハイエンドなオーディオは無視できない。

さらに,スピーカーに至っては,フランス製のフォーカルという珍しいもの。どんな音がするのか,オーディオ好きなら興味津々であろう。

実際,その鳴りっぷりは,開放的でおおらか,音色も明るく屈託のないものだった。
音のメニューは,日替わりで
日曜日:イージーリスニング,クラシック
火曜:ジャズ,フュージョン
水曜:邦楽ポップス
木曜:洋楽ポップス
金曜:映画サウンドトラック
土曜:洋楽オールディーズ
というラインアップだが,リクエストもOKとのこと。
さらに,修行の成果が感じられるのは,コーヒーそのもの,ケーキ類や冷製うどんも用意されている。

営業時間は11:00~17:00
毎週月曜日が定休日とのことなので,南茅部にドライブの際は,是非立ち寄ることをお勧めしたい。

函館市臼尻町149-16
TEL 0138-25-3063




ユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団

2010年09月24日 23時20分35秒 | 想い出
誰にでも忘れられない演奏会を記憶にとどめているものがあるだろう。
私の場合は,外国のフルオーケストラで初めて聴いた1978(昭和53)年6月3日(土)のNHKホールでのユージン・オーマンディ指揮のフィラデルフィア管弦楽団の演奏だ。
当時は大学で3年生吹奏楽部に所属し,トランペットを吹いていた時期だが,アメリカのメジャーオーケストラの金管の実力はどの程度のものなのかと期待を膨らませて臨んだのだが,正直度肝を抜かれた印象だけが今も鮮明に覚えている。
演目は,前半がサミュエル・バーバー作曲の管弦楽のためのエッセイ第2番作品17とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」~前奏曲と愛の死,後半はチャイコフスキーの交響曲第4番であった。
それまで実演では,日本のオーケストラしか聴いていなかっただけに録音と比べてライブはがっかりするものだと思い込んでいたが,円熟のフィラデルフィア・サウンドは,異次元の世界だった。
弦楽合奏がうねる,金管の音が飛んでくるといった感覚はまさに驚異そのものだった。
これは凄い,録音には入りきらない音だと思ったのは後にも先にもこの1回だけ,40年以上も同楽団の常任を勤めたオーマンディならではのサウンドだったのだろう。
日本の気むずかしいクラシック・ファンには,精神性に欠けるとか,外面的とかと酷評されることが多い同コンビだが,楽器を演奏する立場から言えば,「バカ言うな!こんな演奏はそうできるもんじゃない」と叫きたい衝動に駆られたのだ。
ワーグナーの官能的な世界は,驚異的なアンサンブルを誇る同楽団のストリングスの独壇場であり,
チャイコフスキーのフィナーレにおけるトランペットの強奏は弾丸のように私の頭をぶち抜いた。
以来,私の評価の基準はこのときの感動が礎となっており,現在に至るのである。

残念ながら,オーマンディの亡き後は,正直言ってこの楽団の良さは充分に引き出すことの出来ない指揮者ばかりだったような気がしてならない。
30年以上経ったが,いつまでも昨日のことのように頭から離れない思い出である。


貧困都市「函館」・・・生活保護者増の理由を探る

2010年09月23日 10時29分07秒 | 生活保護
函館市の生活保護率は,全国の中核市で1位,指定都市と合わせても2位,北海道の市の中では3位といずれも高い。
観光都市「函館」のもう一つの側面は貧困都市「函館」でもある。
これまで,保護率の高い要因として
・近隣町村に精神病院や総合病院が少ない。
・保護基準が近隣市町村に比して高い。
・戦前より社会福祉の歴史があり,垣根が低い。
・離婚率が高く,母子世帯が多い。
・戦後の引き揚げ者が多かった。
などの理由をあげてきたが,
市民の間では,市の対応が甘いのではないかと言われることが多い。
私は,決してそうではないと思っている。
あえて言えば,地域そのものが寛容であるとか放漫であるとかという点を見逃せない。

函館の保護率を押し上げている原因のひとつに他自治体からの流入といった点が侮れないのである。
これらの人は,移動型ホームレスの人々を含め,函館での定着率が高い。
そうした状況を作り上げているのが,比較的容易に住居を獲得できることである。
こうした点は,特に旧市街地で多い。

具体的には,契約に際し,昔ながらの個人貸借で不動産会社を介在させないため,契約書などをきちんと取り交わしていない例が多いことにある。
普通は,敷金・権利金も含め徴収すべきところを貸したいがために省略している点や保証人の確保を条件としていない点などが散見されるらしい。
本来,新しく契約する場合は,従前にどこに居住していたかなどを住民票で確認するくらい慎重になるべきである。この1点だけでもきちんと確認すれば,入居させていい人なのかどうかの判断にも使えるだろう。
流入者に対し,あまりにも無防備であることは極めて危険だ。
なぜなら,そうした人たちは一部に従来地域に居住できない理由をもっている人が多いからだ。

ヨーロッパ先進国では,外国人難民の受け入れを快しとしない右翼勢力が台頭してきている。
函館も安易に他からの流入者を受け容れることは地域として容認してはならないと思うのである。

こうした考えは,閉鎖的と思われるかもしれないが,大都市ほど保護率が高いことを考えれば自ずからあるべき姿が出てくる。

結局,得体の知れない住人に物件を貸したばかりにとんでもない結末をつきつけられる家主も少なくないとも聞く。

繰り返しいうが,生活保護は住居を定められなければ受給することはできない。
逆に言えば,安易に貸さなければ,増加を防ぐことが一部では出来ると言うことである。

こう考えていくと,既に競争力の低い物件を抱える家主等が,生活保護受給者を増やしているといっても否定は出来ないのではないだろうか?

いよいよ,貧困都市「函館」に拍車がかかろうとしている。

並行在来線がなくなったら

2010年09月22日 21時04分27秒 | 地域
少し前に,今函館市議会で志賀谷議員がウェブサイト「はこぶら」の質問をしたことはこのブログでも触れたところだが,その引き金となったのは,並行在来線問題である。
JRの経営存続を求める市長の姿勢において,経営分離されれば大変な状況になると主張する具体的内容は何かを問い質したのだが,質問の答えにはなっていなかった点だ。
志賀谷議員に言わせれば,JRだって一民間企業,すべての責任を負わせたり,過大な負担を求めるのはおかしい,具体的に大変な状況になるとはどういうことなのかと質問したが,
西尾市長は,(仮称)新函館と現函館駅とのアクセスは,JRだからできる。本州方面から来る客も現在来線において相当数の乗客を函館まで運んでいる実態からみれば,新函館開業後もスムーズなダイヤ接続確保は,第三セクターではできない,だからJRだという答えを返すだけ。
全く議論がかみ合っていないのだ。
現実的なことを考えると,JRは採算性を重視しなければならないので,並行在来線は切るしかない。第3セクターは,各地で失敗しているように赤字は必至なのでこれも選択肢には入らない。
だからといって,新幹線なんかいらないという意見はもってのほか。
そうなれば,現実的にバス転換した場合の観光のあり方を議論した方がよいと思うのだが,,,
人口減が必至の地方都市に新たな公共交通を求めるのは絵空事としかいいようがない。