”ばっきん”のブログ

日常生活中心のブログです。
平成28年9月から妻と息子、母の4人で暮らしています。

自民党の再生はあるのだろうか?わが選挙区の場合は、、、

2009年09月16日 22時01分13秒 | 政治
いよいよ、民主党の首相が誕生するが、一方凋落の自民党の再生はあるのだろうかという問題はかなり深刻だ。
わが選挙区の北海道?区は、中選挙区時代は定数3を自民党が独占した時代もあったくらいの保守王国であった。
しかし、小選挙区になってからは、民主党の独占が続いている。
そもそも、この選挙区では古くからS氏とA氏の陣営が利益誘導合戦でしのぎを削ってきた。
しかし、それぞれロッキード事件、共和汚職事件で政治生命を絶たれて以来、有権者には選挙自体への嫌悪感、厭世観が働いている。
自民党自体も過去の両者の因縁を引きずり続け、今般の選挙ではついに候補を絞り込むことができず、無所属のS候補が40,090票、自民党公認のF候補が58,046票、対する地元には縁もゆかりもない他町で町長を務めたこともある民主党現職が鞍替え立候補でも171,114票を獲得した。
これは絶望的な結果である。
2年前に行われたこの選挙区での北海道議会議員選挙でもHA市・HO市・O支庁・H支庁の選出議員11名の内訳は、民主5、自民3、公明1、無所属2という結果に終わっている。
久しく自民党の国会議員が登場していないこの地域は、経済的にジリ貧の一途をたどっている。
今回の選挙で象徴的なことは、北海道全12選挙区のうち自民党候補に公明党が唯一推薦を出さなかったことに表れている。
これは正確にいうと出さなかったのではなく、出しようがなかったということらしい。
公明党支部では中央の動きと呼応して当然ながら推薦状を用意していたらしいのだが、自民党の同選挙区支部では公明からの呼びかけがあっても選挙協力の協議のテーブルを設けなかったばかりか、全く黙殺したとのこと。
候補側陣営からは推薦の要請があったものの実際に支部では保守系候補をひとつにまとめきれなかった体たらくで大惨敗に終わってしまったのだ。
こうした状況は、おそらく他地域へも蔓延していくに違いないと私はみている。
民主党は、あえて何もしなければ4年間は政権の地位に安住できる。
その間、利益誘導先への信頼を回復できない自民党は凋落の一途をたどるのは、わが選挙区で証明済み。
金の切れ目が縁の切れ目であり自民党の再生はありえないことをわが選挙区は実証している。
結局、地域経済がジリ貧になると選挙民は大きな政府を求める。
私は決して新自由主義者ではないが、少子高齢化が進み、有効求人倍率が下がり続け、生活保護受給者が増え続ける実態を目の当たりにするたび、やる気のない者だけが増え、やがて国自体も滅ぶ前兆を感ぜずにはいられない昨今である。