自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

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DeRosa Merak 異音 その1

2013年07月26日 22時55分35秒 | メンテナンス
BBから異音を解消するためにウルトラトルククランクをバラしてメンテナンスしたにもかかわらず、暫くしてまた異音が出始めました。

左クランク回転時に強く踏み込むと発生するので、BB周辺に思えてならず再度バラしました。
そして、BBで異音発生の原因が考えられることを一つずつ潰すことにしました。

まず、改めてBB30のカップをよく観察してみます。
特に左のカップ。



んっ?
波型ワッシャーのあたる部分に傷を発見。
ワッシャーが擦れて傷となっているのでは?と考え検証してみます。
ワッシャーはスペース調整の役割を担っているものです。
ウルトラトルククランクでは、「調整する」という行為がほとんどありません。
すき間調整をこのスペーサーが担っているのです。
過去のカップ&コーンタイプでは考えられないことです。
このワッシャーがどうしても信用できず、強く踏むことで左右に動いてしまっているのではないか?
であればその動きを止め方法はないかと考え、波型ワッシャー購入し、2枚にして入れてみました。



BBを組み上げ、右側のU字型クランク脱落防止スプリングを付けずクランクを横に強く押すとかすかに動きます。
BBシャフトの嵌合は、十分になされているようです。
可動量は、1枚の時よりは少なく、クランクの回転も重くならずイイ感じです。
試し乗りをしてみました。
結果は残念。
改善は、みられません。

左側の波型ワッシャーが踏み込んだ時に「動いている」というのは恐らく錯覚なんでしょう。
右側のU字型クランク脱落防止スプリングが、BBカップからの左右の動きを抑える働きをしているからです。

また、BBをバラして観察。
BB30のカップそのものが、フレームとの圧入部分で異音を発生させているとしたら?
そう考えて見てみると、右側カップの一部にすき間を発見。



ほんの一部、はがきの厚み分のすき間です。
最初からなのか、走行しているうちに起こったことなのか分かりません。
BBフェースが均一であればこういったことは起こらないと思うのですが、原因はどこにあるのでしょうか?
カップが、斜めに入ってしまっている?
これも気になるので、解消するために工具を購入。



gurangeのBB圧入工具。




左右から締めると「ミシッ!」を少し音がして、締まった感触が手に伝わりました。



BBカップは、フレームにピタリと圧着できました。
異音が止まっていることを期待して乗りに出かけました。

しかし、異音は止まらず・・・。

帰り道、BBをここまで触っても異音が止まらないので、観念してショップに相談することにしました。最悪は、BBカップの交換かな?と覚悟も決めて。

時々お世話になるショップ店長に「BBをバラしてメンテしたのに異音がして止まらない」と伝えると、バイクを見ながら「どれくらい走ってます?」
私、「5000Kmぐらい」
「BBじゃないですよ!」と。
店長「このバイクだと異音のオンパレードで、どこからしているのか色々やってみないと分からないですよ。自分で自転車いじれるようなので、試されてはいかがですか」とも。
異音のオンパレードの意味とは、ペダル、サドル、シート回り、車輪等々、カーボパーツを多く使っていると異音が出やすいらしいのです。

まずペダル。Lookのこのタイプは音が出やすく、BB周辺の異音はペダルのことも多いと。
バラしてグリスを入れ直すことを勧められました。ペダルの替えがあるなら交換してみるのも良いと。
異音の原因は、5分で分かることもあれば1日かかってようやく分かることもあるそうです。
店長は、DeRosa King にも乗っていて異音に悩まされた経験もあると話されていました。
フィジークのカーボンサドルもよく鳴るらしく、ホイールも。
ホイールは、クイックを強く締めるだけで音鳴りが止まったことがあったそうです。
ほんの数分でしたが、貴重なアドバイスを頂きました。
と同時に、所詮私のレベルは趣味の世界で、数をこなしているプロはスゴいと感心しました。










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