自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

LOOK ルックペダルの塗装

2010年11月23日 17時09分00秒 | パーツ
LOOK ルックのペダル(カンパの同型も)を愛用していますが、何故か左側のみ塗装がボロボロに。
左側は、壁に立て掛ける事も多くその際ペダルが壁に擦れるためか、それとも左側は道路の傾斜により濡れている事が多く水分を巻き上げるためか?いずれにしても本体と塗装面に酸化が起こり剥がれてしまいます。

LOOK 396

あまりにもみっともないので車用タッチペンで補修してみたのですが、大失敗。
剥離した面が大きすぎて色の違いが余計に目立ち格好悪くなってしまいました。

そこでやむなく自分で塗装する事に・・・。
その前に、過去、ペダル塗装した方はいないかネットで検索してみたのですが、見当たりませんでした。
失敗覚悟で始めます。

先ず、塗装の剥離。
最初は、ボロボロ剥がれる部分をドライバーの先で削れば簡単に剥がれました。
塗装が痛んでいないところは布ヤスリで擦ります。
しかし、これが大変な作業です。曲面が多いため手間がかかる事といったら・・・。
30分もやれば、もううんざりです。
これではいつになったら終わるか分からない。他の方法を。
そこで、塗装の剥離剤で溶かす事にしました。
このまま溶剤にペダルを漬けこむ事はできないのでシャフトを抜かなくてはいけません。
カップアンドコーンタイプのシャフトはバラせてもLOOKルックタイプは始めてです。
これもネットで調べてみると、ウォータープライヤーで外せるとのこと。
これは、意外と簡単にできました!
シャフトは内側のシールドベアリングと奥に勘合されているローラーベアリングで回転を支えているようで、カップアンドコーンタイプのようにシャフトと本体の密着度合いで回転の当たりを調整するものではないため、プラスチックのネジは左右のズレを抑えるのが目的でそれほど強度を必要としないようです。


シャフトが外れたので剥離剤をハケでペタペタ塗ると、20分ほどで塗装が剥がれ始めました。
なるべく金属部分だけに塗るようにしたつもりが、ペダル裏側のプラスチックにも付着してしまい、あわてて拭き取ったものの既に手遅れで、プラスチックは少し変形。その時、このパーツが外せる事を知りました。後の祭りです。
剥離剤を塗りつつワイヤーブラシで擦り、塗装がほぼ剥がれたところで溶剤を水道水で流します。
剥離しきれなかったところは、布ヤスリで落としました。
上の写真は、剥離後です。

塗装に移る前に、シンナーで表面の油脂を取り除き、塗ってはいけないところにマスキングします。

マスキングしたところです。

今回、塗装に使うのは車のホイール用 Holtsのスプレーです。
塗装の知識がないので、車のホイールと同じ地面の近くを回転するペダルにいいだろうと単純に考え選びました。
実際の耐久性等は後日報告させて頂きます。

何回かに分けて塗装しないと、垂れるとは知っていましたがそのさじ加減が分からず最初の段階で垂れを起こしてしまいました。
実際には、かなり薄く吹きかけ、乾燥させてまた吹かなければいけません。
本体のアルミ色が見えなくなるまで結構繰り返しが必要です。

ようやく塗り終え、マスキングテープを慎重に剥がしたのが下の写真です。
垂れた部分が、そのまま残っています。
また、マスキング甘かったところが少し醜くなってしまいました。
やっぱり素人仕事です。

ところで、「パーツにペイント」するというのは自転車パーツの中では、珍しいものでないでしょうか?
フレームを除き、ほとんどのパーツは素材であるアルミにアルマイト仕上げで、わざわざ塗装するというのはペダルぐらいです。最近は、ピナレロ等がブレーキにオリジナル塗装をしていたりしますが一般的なものではあまりないように思います。
ペダルは最も環境の悪い(水分や石、ホコリ等)ところで使われパーツです。日常の手入れは、きちんとしたいものですね。

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