自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

「自転車人」

2014年11月20日 23時06分36秒 | 


山と渓谷社から季刊されている「自転車人」が、休刊することになったそうです。

山と渓谷社(通称:ヤマケイ)は、以前、私の勤務するビルの向かいに本社がありました。
年に数回、ビルの駐車場で正に古本の「ガレージセール」を行っていたこともあり、何となく親しみのある出版社でした。

最近の「サイクルスポーツ」や「バイシクルクラブ」は、『速く走る!』ことが中心の編集になっているように感じますが、「自転車人」はひと味違った路線で、自転車やパーツに重きを置くのではなく、乗る楽しみ、ツーリングの楽しみを伝えてくれたように思います。

確かに、ネタが尽きた感じもありますが、季刊ということもあり発売を楽しみにしていました。
休刊は、残念です。

ちなみに創刊号は、↓



結局、自転車雑誌で長続きしているのは、ほんの数誌ということになるのでしょうか。


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「シークレット レース」

2014年06月22日 22時52分17秒 | 
書店の自転車本コーナーで、文庫本化された「シークレット レース」を見つけ内容を気にせず読み始めました。



タイラー・ハミルトン(アメリカ出身のロードレーサー)自身が体験したツール・ド・フランスを含むレースでの裏側(様々なドーピングや確執)を時系列に語る、といった内容です。

結構ボリュームのある本ですが、引き込まれるように読み終えました。

既に色々な方が意見を述べているように、非常に考えさせられる内容です。
ドーピングを始めた背景、選手間・チーム内の人間関係、さらにUCIを含めたロードレースの世界の裏側をも赤裸々に語っているのですが、それは「暴露」しているというのではなく「真実を語っている」と思えるものです。
この本の内容が全て真実であるかどうかは分かりません。「真実」が明かされるには、色々な角度、色々な人、そして時間の経過が必要だと思います。

最近、同種の本が相次いで出版されています。
「偽りのサイクル」
「バッド・ブラッド」
「真実」を知るために読んでみるのも面白いかもしれません。

過去には、こんな本↓を読んで感動したこともあったのですが・・・





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創刊号 その14 「Bicycle Magazine」

2014年05月06日 21時40分55秒 | 
探していた「Bicycle Magazine」の創刊号を見つけました。



2007年8月 ネコ・パブリッシングの発行です。
「マニア向け」と言うより「自転車に興味を持ち始めた人向け」の雑誌でした。

メカニカルなことよりも自転車に似合うファッションやちょっとしたグッズの紹介がメインです。
2011年頃まで発行されていたようですが、その後中断。

あるジャンルに特化した雑誌は、マニアックな読者に支えられ比較的継続しているようですが、ビギナー向けとなると読者も気まぐれなのか発行部数も伸び悩むようで長く続くものが多くありません。

最近、新刊を見かけなくなりました。
是非、チャレンジして欲しいものです。

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創刊号 その13 「CYCLO TOURIST」(旅と自転車)、「自転車と旅」

2013年09月14日 22時12分44秒 | 
「CYCLO TOURIST」(旅と自転車)



2010年12月、グラフィック社からの発行です。
マニアは、「おぉー!」とうなるタイトルの本の登場でしたが、創刊号表紙の写真は女性だったので裾野を広げた入門向けなのかとも思えました。
ところが内容はやはり硬派で、かなりのマニアック。
創刊号の特集が、いきなり「ランドナーのすべて」。
更に、鳥山新一氏のインタビューまで掲載されていました。
鳥山新一氏は、中学・高校とよく伺った東京サイクリングセンターの「ゼファー」の監修もされていた方。
私にとっては、レジェンドです。
東京サイクリングセンターも既に閉店となり一つの時代が終わったと感じていました。
創刊号からかなり充実した内容で、発行まで随分時間をかけたことがうかがえます。
逆に言えば、これだけ濃い内容で長続きするのか?という不安でもありました。

その後、表紙は硬派?に戻り、マニア向けに徹しています。
発行も順調に続け、10号を迎えました。
出版社は、グラフィック社から編集長が独立して現在は「ひびき出版」に。
ちなみに編集長のT氏は自宅ガレージで保管していた自転車をネットで販売されるという被害に遭われた方。
他人事ではなく、多く自転車を持つ者はその保管には最新の注意を払いたいものです。


「自転車と旅」
2010年5月、実業之日本社発行。



先出の「CYCLO TOURIST」と同様に女性が表紙で、タイトルもよく似ていました。
「自転車と旅」と「旅と自転車」(CYCLO TOURISTのサブタイトル)
ほぼ同時期に創刊だったので、書店ではどちらがどうなのか区別がつきませんでした。
そのためにこちらの「自転車と旅」を買いそびれ、ようやく最近手に入れることができました。

そして「CYCLO TOURIST」の創刊号と並べてみて気付いたのですが、表紙の女性が同一人物であるということに!

本の内容は、比較的入門者向け。
女性が多くレポートに登場し、自転車の取っつきにくさを払拭しています。
この本も順調に発行を続けています。
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創刊号 その12 「CYCLE FUN」

2013年09月13日 22時26分27秒 | 
久しぶりに「創刊号」シリーズです。
たくさんの新刊が発行され、いつの間にか消えていく。
出版の世界も大変だと思います。

先日、「NEW CYCLING」誌が600号を迎えました。
1963年から約50年!
偉大な今井編集長の後、紆余曲折を乗り越え、廃刊の危機(?)を免れて到達した実績です。
ある時期までは、私にとって教科書的な本でした。
600号の編集後記には、出版継続の強い意思表示をされていますので、今後に期待したいです。


さて、「創刊号」。
「CYCLE FUN」です。



2004年7月、白夜書房から発行されました。
この年のほぼ同時期に「CICLISTI(チクリスティ)」も発行されています。
海外レースを多く取り上げた自転車専門誌が2誌発行された当たり年です。

創刊号では、ジロ・デ・イタリア速報を特集として取り上げています。
その後、何号まで発行されたのかは不明です。
手元にあるのは、この1冊だけです。
いつしか廃刊となっていました。
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