「CYCLO TOURIST」(旅と自転車)
2010年12月、グラフィック社からの発行です。
マニアは、「おぉー!」とうなるタイトルの本の登場でしたが、創刊号表紙の写真は女性だったので裾野を広げた入門向けなのかとも思えました。
ところが内容はやはり硬派で、かなりのマニアック。
創刊号の特集が、いきなり「ランドナーのすべて」。
更に、鳥山新一氏のインタビューまで掲載されていました。
鳥山新一氏は、中学・高校とよく伺った東京サイクリングセンターの「ゼファー」の監修もされていた方。
私にとっては、レジェンドです。
東京サイクリングセンターも既に閉店となり一つの時代が終わったと感じていました。
創刊号からかなり充実した内容で、発行まで随分時間をかけたことがうかがえます。
逆に言えば、これだけ濃い内容で長続きするのか?という不安でもありました。
その後、表紙は硬派?に戻り、マニア向けに徹しています。
発行も順調に続け、10号を迎えました。
出版社は、グラフィック社から編集長が独立して現在は「ひびき出版」に。
ちなみに編集長のT氏は自宅ガレージで保管していた自転車をネットで販売されるという被害に遭われた方。
他人事ではなく、多く自転車を持つ者はその保管には最新の注意を払いたいものです。
「自転車と旅」
2010年5月、実業之日本社発行。
先出の「CYCLO TOURIST」と同様に女性が表紙で、タイトルもよく似ていました。
「自転車と旅」と「旅と自転車」(CYCLO TOURISTのサブタイトル)
ほぼ同時期に創刊だったので、書店ではどちらがどうなのか区別がつきませんでした。
そのためにこちらの「自転車と旅」を買いそびれ、ようやく最近手に入れることができました。
そして「CYCLO TOURIST」の創刊号と並べてみて気付いたのですが、表紙の女性が同一人物であるということに!
本の内容は、比較的入門者向け。
女性が多くレポートに登場し、自転車の取っつきにくさを払拭しています。
この本も順調に発行を続けています。