うれし涙を見るために・・・芽育学院

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  《うれし涙》家族で流す。

ブログーの巻

2020-10-14 00:45:00 | koi先生より


こんばんは。


koiです。


秋っぽいねー。


秋と言えばキンモクセイ。


教室でも窓を開けると良い香りがします。


でも良い香りを放つ金木犀ですが、実をつけているのを見かけませんよね。


じつは日本の金木犀は雄株ばかりで、雌株がないんです。


一般的に植物はひとつの花の中に、花粉を出す雄しべと、果実のもとになる雌しべの両方を持ちます。

しかし、植物の中には、花粉を出す雄花と、実をつける雌花を分けて咲かせる種類もいるんです。


金木犀もそのひとつで、雄株の出す花粉と、実をつける雌株がそろわないと、実がなりません。


江戸時代に中国から日本に輸入されたのが、雄株だったんです。


それ以来、ずっと挿し木で増やしてきたため、日本には雄株しかありません。


雄株を日本に持ってきた理由は、雌株よりも花つきが良いからだそうです。

金木犀は寒さに弱い樹木のため、北海道ではあまり見かけません。


北海道で越冬するのが難しいんです。


また、同じモクセイ科のライラックは金木犀とは反対に暑さに弱く、5月下旬〜6月上旬にかけて北海道のあちこちで咲いています。


金木犀は中国語で「九里花」と呼ばれています。


遠くまで香りが広がることから、そのように名付けられたそうです。


ちなみに中国には、金木犀の花から作られた「桂花陳酒」というお酒があり、楊貴妃が好んで飲んだと伝えられています。


とても良い香りの樹木「三大香木」と言われているのは、秋の「金木犀」、春の「ジンチョウゲ」、夏の「クチナシ」です。


ジンチョウゲは、中国からヒマラヤを原産とする常緑性の低木で、三大香木の中で一番遠くまで香りが届くと言われています。


金木犀の花言葉は「謙虚」「気高い人」。


「謙虚」は金木犀の甘い良い香りに反して、控えめな小さい花をつけることにちなみます。


また「気高い人」は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせることに由来すると言われています。


まぁ今日はキンモクセイのお話。


ということでルノワールで『春の花』


1841年フランス生まれの印象派であるピエール=オーギュスト・ルノワール。


19世紀の印象派を代表する画家です。


「花を描いたら右に出る画家はいない」と賞賛されるほどのルノワールは、生涯を通して花を描き続けました。


この作品は、ルノワールが「花」を描いたシリーズのうちのひとつです。


デルフト焼きの花瓶にいけられたお花たち。


いろんなお花が合わさってとても美しい作品です。


ではまた。