今日は
芽育学院に通う
たった一人の生徒 に宛てた私信である
ご了解いただきたい
キミが面談机にやってきたのは自習時間だった
進路についての相談
一時間以上 話しただろうか・・・
途中からお母さんへの感謝の話になったね
個別塾の授業料は
集団塾に比べて当然、割高に設定されている
特に芽育学院は
完全な個別授業で定員２名の小さい教室が舞台だ
一人の講師が最高でも二人の為に授業を実施する
御家庭には家庭教師を雇う程度の出費がある
キミから聞いた
お母さんはパートの時間を増やして
授業料を捻出してくれていること
お小遣いを辞退すると決めたこと
必需品である携帯電話も解約しようと考えていること
ここ程まで親に感謝しながら頑張っていることを知り
非常に嬉しく思った
最近、キミの勉強に対する姿勢は
昨年のキミとは比べ物にならない
それを感じているのはスミスだけではない
Ｊミー・Ｔ原を中心に
Ｍ本・Ｍ田・Ｗ田・Ｆ元・・・など
キミに絡む講師全員が感じているのはずだ
話の途中
《暑い！ 暑い！》
と手でパタパタと扇いでいたけど
キミの中でも 《 熱いもの 》 がこみ上げて来たからだと思う
御家族の気持ちに応えるには
成果をキッチリと出すことだろう
《アホやからムリやもん！》
キミはそのように言うけど
それだけは絶対に間違っている
今まで勉強しなかったから
点数が取れなかっただけだ
キミは字が非常にウマイ
どうしてウマイ字が書けるようになったか考えたことある？
それは
どうしたらウマイ字が書けるか考えて練習したからだ
文字のバランスはもちろんのこと
横棒を伸ばしたほうがウマク見える
縦棒のトメをキッチリ止める
考えながら練習した結果だ
勉強も同じ
どのようにしたら満足する点数が取れるか再度考えてみよう
《アホやからムリやもん！》
ふざけるな！
たとえキミが思っていても
スミスは有名集団塾に通う生徒に対し
キミが最終的に負けるなんて思っていない
最後に笑ったヤツが勝つ
キミはこうも言った
《大学も行きたい！》
いい夢だ！
大学に合格したとき
キミのお母さんは
必ず涙を流す
もちろん・・・・
うれし涙だ！
