我、再び駆ける。

ADV150・MT-03・4D9マジェスティなどを購入したことから、これらのバイクについて紹介していくブログです。

遅まきながら・・・観てきました。

2013年09月10日 | お出かけ
どうも週末は雨ばかりですね。そんなところで、6/7(土)は淡路島に渡ってさらに沼島まで・・・なんて遠大な計画はあったのですが、朝からの雨で映画としました。
観てきた映画は「風立ちぬ」です。もう一ヶ月以上前に封切られたので上映は終わっているのかと思いきや、宮崎駿さんの引退の関係かまだ上映されていました。映画館は明石のイオンシネマ(旧ワーナーマイカル)です。

イオンシネマに変わってから、映画館入口の上部の壁絵が変わりました。ジブリ作品が描かれています。この中で私の好きな作品を・・・ですね。
先ずは「おもひでぽろぽろ」です。山形の紅花農家が舞台でしたね。エンドロールの都はるみさんの歌が印象に残っています。



「火垂の墓」は説明が要らないでしょう。他で何度かTV化や映画化されましたが、ジブリのアニメを超えていないと思います。



「耳をすませば」・・・この映画を観終ってからしばらくは、カントリーロードが耳から離れませんでした。



イオンシネマはいかにもシネコンですね。7つもスクリーンがある映画館なんて、昔は考えられなかったです。



さて「風立ちぬ」ですが、ハッキリ言って子供では理解が難しいでしょう。大人でも当時の状況を映画の前に頭に入れておかないと、一般的なお話として観終わってしまうかも・・・ですね。ある意味、宮崎駿さん個人の世界を描いています。とりあえず予告編をどうぞ。



ちなみにミリタリー飛行機が好きな私は、何度も「ふむふむ。そうそう・・・」なんてうなずきながら観ていました。堀越二郎がサバの骨の曲線を見ながら、「この曲線はNACAの翼断面の曲線と同じだ」なんてセリフは、相当、飛行機のことが詳しい証拠です。
ここでNACAとはアメリカ航空諮問委員会のことで、例えばNACA0018とは対称翼断面で、翼厚は翼弦の18%なんてことを紹介すると紙面が尽きますので止めておきます。(笑)

と言いながらも、少しだけウンチクを・・・「風立ちぬ」に登場した実機の写真です。まずはユンカースの巨大旅客機ですが、こいつは三菱でライセンス生産され九二式重爆撃機(陸軍)として採用されました。「風立ちぬ」でも紹介されたとおり、主翼内部は人が立って歩けるほどの厚みがありました。



次に堀越二郎の同僚である本庄が設計した九六式陸上攻撃機です。開発を命じたのは山本五十六です。「風立ちぬ」でも紹介されたとおり、九六式艦上戦闘機と同時に枕頭鋲が採用されました。



堀越二郎が設計した九六式艦上戦闘機です。この戦闘機や九七式戦闘機(陸軍)をもって、日本の戦闘機は世界レベルまで達しました。



私が堀越二郎という名を知ったのは、高校ぐらいの時に著作本である「零戦」を読んだことからですが、この本からは気難しい技術者というイメージが伝わって来るほか、当時の海軍航空行政に対する不満もハッキリと述べられています。
また堀越二郎ですが、実は零戦は好きではなかったという声もあるそうです。それは試作機が空中分解してテストパイロットが亡くなったことや、多くの若者が零戦で命を無くしたことが要因とのことです。先ほどの「零戦」という本からのイメージと違って、「風立ちぬ」で描かれたような優しい方だったかもしれませんね。
コメント (8)
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