【平安S】ミトノオーが猛追しのいで逃げ切り重賞2勝目!:サンスポZBAT!
第31回平安ステークス(4歳以上オープン、別定、G3、ダート1900m)は、松山弘平騎手の5番人気ミトノオー(牡4歳、美浦・牧光二厩舎)が好スタートから迷わずハナを主張し馬群を引っ張る。そのまま手応えよく直線を迎えると後続を突き放し、最後はハピ(3番人気)の猛追をクビ差しのいで逃げ切り重賞2勝目を挙げた。タイムは1分57秒4(良)。
2着から半馬身遅れた3着にメイショウフンジン(10番人気)が入り、1番人気のスレイマンは10着に敗れた。
平安Sを勝ったミトノオーは、父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父Thunder Gulchという血統。北海道新ひだか町・築紫洋氏の生産馬。通算成績は11戦5勝(うち地方5戦1勝)。重賞は2023年兵庫CS(Jpn2)に次いで2勝目。牧光二調教師は平安S初勝利、松山弘平騎手は22年テーオーケインズに次いで2勝目。
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絶好の2番枠から楽にハナに立ったミトノオー、外12番枠から押して番手を取ったメイショウフウジン、2頭の『行った行った』かと思いきや、中団のインで脚を溜め、直線猛然と追い込んだハピが間に割って入る面白いレースになりました。
勝ったミトノオーは絶好のペースを自ら作っての逃げ切り勝ち。前走マーチSではヴァルツァーシャルの強襲に屈しましたが、このカタチになるとしぶとい強みを如何なく発揮した見事なレースでした… と思って確認してみたら、父がロゴタイプで母父があのThunder Gulch。。結果が出てから『なるほどねぇ』と思ってしまいました(^^;)
そして3着に粘ったメイショウフウジンも立派だったと思います。ミトノオーと違って1角までに脚を使って番手を取っていますので、むしろ踏ん張りとしてはこちらの方が目立ったぐらい。ホッコータルマエ×シニスターミニスターなので、ここで頑張らんでどうする的な馬ではありますが、10番人気を考えればホントに良く頑張っていると思います。
ハピは最後は差し切る勢いでしたが僅かに及びませんでした。それでもダートに戻って力のあるところは見せたと思いますし、むしろ、何故、前走が天皇賞・春(競走中止)だったのかが不思議なくらいです。
逆に案外だったのは前走アンタレスS組で、1番人気のスレイマンが10着で2番人気のハギノアレグリアスが7着。ペースがほぼ平均だったことを考えると、この完敗は残念なパフォーマンスと言わざるを得ない感じです。
しかし、ダートの中距離路線も一筋縄ではいかないと言いますか、なかなか簡単なレースにはなりませんね。私の出資馬で言えば、ジーベックあたりにはこの路線で頑張って欲しいワケですが、やはり、地道に実力をつけて行かないとトップグループには追いつけそうもありません。いや、それよりも、まずはユニコーンS組に少しでも追いつかないとダメですね(^^ゞ
**2024/5/18京都11R 平安ステークス(G3/ダ1900m)・良**
平安ステークス【2024年5月18日京都11R】:競馬ラボ
**2024/5/19新潟4R 障害未勝利(芝2890m)11:10発走**
◎ テイエムマジック
○ ピーターサイト
▲ エナジーポコアポコ
☆ セントアイヴス
△ ロードスパイラル
△ パーリーブラック
△ ウインエタンセル
△ アースブレイブ
セントアイヴスは7枠11番になりました。
何しろ今回が初障害なので、正直、枠順を云々するより無事に最初のハードルを越えることが第一です。その意味では、比較的包まれにくい外枠に入ったのは悪くないですし、まずは自分のリズムでレースを進めて欲しいです。
あとは、あまり後ろの位置になってしまうとテレビ画面に移らないので、できればそこは大江原圭騎手にうまくやって頂きたいかなと。。いや、実際にはそんなことに気を遣っている場合じゃないのは承知をしていますが、素人なりに飛越の巧拙、多少なりともセンスがあるかどうか…ぐらいはを確認したいんですよねぇ(^^ゞ
ということで、今度のレースはとにかく無事が何よりです。蛯名先生によれば、前進気勢を確保するためにチークピーシーズをつけるとのことなので、その効果が出てくれたら、つまり、中団より前でレースを進めてバテない良さが活きるカタチになれば嬉しいです。ただ、それもこれもハードル飛越がソコソコうまくいけばの話ですからね。
結局のところ、5ヶ月ぶりの初障害戦なんてやってみなければ分からないことだらけなわけでして、それでも『ひょっとしたら…』の期待をしつつ、ドキドキしながら見守りたいと思いますm(_ _)m
三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23は、中間にグループ替えを行い、夜間放牧で管理されています。5月上旬の馬体重は330kgです。
◇前田マネージャーのコメント 「環境の変化に慣れされるため、馬房や放牧時のメンバーを替えました。最初から飼葉をペロリと食べてくれましたし、新しい仲間にもすんなり溶け込んでくれましたからね。すぐに対応してくれる子だというのが分かって良かったです。体もこの馬の成長曲線に沿って順調に増えてきましたし、見た目にもだんだんと幼さが抜け始めた様子。これから青草をいっぱい食べることにより、さらなる成長が見込めると思いますので、向こう1ヶ月の変化も楽しみです」
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3/15に310kgだった馬体重が4/19に315kg、そして5月上旬に330kgですから、ここに来て成長のサイクルが加速している印象ですね。もちろん、ただ単に体重が増えればイイってものではないですが、ずっと軽いままだと心配なのも確かですし、飼葉をペロリと食べる様子なども踏まえると、間違いなく良い方向に進んでいると思います。
そして、この中間には放牧グループのメンバー組み換えがあったみたいです。
理由は「環境の変化に慣れされるため」とのことで、そんなところまで手をかけて頂いて申し訳ないぐらいですが、こういう積み重ねが強い馬づくりに繋がるとしたら、それぞれの牧場ごとにいろいろな工夫があるんでしょうね。。
話を戻しますと、前田マネージャーが仰るように、今から次回近況までの一ヶ月はさらに楽しみ。
写真を見ると、首差しなどがヒョロッと細くて肉がついていない感じなので、逆に、これで330kgならこれからどんどん増えるだろうなと。。また、単純に一ヶ月でどの程度増えるかにも興味がありますが、来月にはもう通常募集馬の測尺があるかもしれませんし、そうなると管囲や体高など、より詳しい参考情報が提示されることになるでしょう。
まあ、オピュレンス’23にはもう出資をしちゃっていますので、今さら測尺データでもないのですが、思ったより小さいなとか、遅生まれの割りには結構しっかりしているなとか、写真や動画とあわせて確かめるのは楽しいですからね(^^)
【三嶋牧場(中期育成場)在厩のオピュレンス’23:公式HP(2024/5/17更新)より】
米国グレンクレストファーム在厩のOnonimo’23は、引き続き、おもに放牧により管理されています。
◇ジョン・グレートハウス代表のコメント 「初仔ということもあって産まれた時は小さめでしたが、体高が追いついて平均的なサイズに。ここまで順調に成長が進んだことに感心しています。今後はさらに中身のボリュームを増やすべく、数種類のサプリメントの投与を継続。青草の新芽も馬体増に役立つことでしょう。ただ、急激に肥やすと関節が痛みやすくなり、体型に影響することもありますので、あくまでも少しずつです。求めているのは着実な成長で、本馬はその成長曲線にいますよ」
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外国産馬は来日するまで測尺情報が出ないので、必然的にジョン代表のコメント頼りになりますが、それによるとOnonimo’23はこのところの成長が顕著で、ようやく平均サイズに追いついてきたとのこと。もともと歩様は「水準かそれ以上」と言われていましたし、これからさらに良くなる流れにありそうですから、毎月の近況報告が楽しみです。
その上で、成長の後押しとしてサプリメントを使っているようですが、これは日本の牧場でも(特に有名どころを中心に)同じじゃないかと思います。もちろん、どんな種類のサプリメントをどのタイミングでどれだけ使うかは様々でしょうが、改めて言われると、米国と日本の牧場でどのような違いがあるかにも、ちょっと興味が湧いてきます。
ただし、ジョン代表が仰る通りサプリはあくまでサポートであり、大事なのは馬自身が自然に着実に成長すること。幸いOnonimo’23はそのサイクルに乗ってくれているようなので、引き続き少~し長い目で見守りたいと思います。
あとはそうですねぇ、例えばメリタテスの場合だと1歳10月にシュウジデイファームに到着していますので、本馬もそれと同じならあと5ヶ月ほどで来日ということになるでしょう。。うーむ、、あと5ヶ月かぁ…。過ぎてしまえばアッという間なのでしょうけれど、やはり待ち遠しい気持ちになりますね(^^)