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とりあえず一口馬主の楽しいこと

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“土下座は良くない” するのもさせるのも・・・

2011-05-06 08:13:16 | その他
最近ニュースで土下座のシーンを目にする機会が増えました。

MSN産経ニュース 『「えびす」チェーン社長、報道陣を前に声を震わせ土下座で謝罪』
(以下引用、抜粋)
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で発生した集団食中毒で、重症だった女性(70)が5日午前、死亡した。女性は4日に死亡した40代の女性の家族で、同チェーンの食中毒による死者は4人目。
チェーンを運営する金沢市の「フーズ・フォーラス」の勘坂康弘社長は5日午後、金沢市の本社前の路上で、集まった報道陣を前にひざまずき、「本当に申し訳ございませんでした」と声を震わせ、謝罪した。
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MSN産経ニュース 『「なぜ無視してきた」「土下座しろ」 東電社長おわび行脚に町長、住民猛反発』
(以下引用、抜粋)
東京電力の清水正孝社長は4日、福島第1原発事故の影響で県内に移転している広野町や浪江町、葛尾村の避難所などを訪れ謝罪した。二本松市東和支所に役場機能を移した浪江町の馬場有町長は「なぜ無視してきたのか。謝罪が遅い」と不快感をあらわにした。

町長はさらに、緊急時の通報連絡協定を守らず、「事故の翌朝まで一切連絡がなかった」と指摘。清水社長は「申し訳なかった」と謝罪し、事実関係を確認するとした。建物を出ようとする清水社長に、事故の影響で行方不明者の捜索が遅れた請戸地区の住民が「謝れ」「土下座しろ」と詰め寄り、社長らもその場で応じた。
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Wikipediaによれば、土下座とは、『土の上に直に坐り、平伏して座礼を行うこと。日本の礼式のひとつで、極度に尊崇高貴な対象に恭儉の意を示したり、深い謝罪や請願の意を表す場合に行われる』行為のこと、となっています。

また、『日本人の生活意識では、土の上に座って額を地面につける動作が日常の行動から大きく逸脱しているために、それだけ並はずれた恭儉・恐縮の意を含む礼式であると解釈された。江戸期には相手に土下座をして謝ることで、大抵のことは許してもらえる風潮があった。現代でも、なりふり構わぬ保身や謝罪の手段として、土下座を恥とする考え方が根強く残っている。』とも書かれています。


焼肉食中毒事件も福島原発問題も、もちろん非日常の出来事であり、当事者の皆さんは周りの反応など気にしていられない大変な状況だと思います。
ただ、土下座という行為が現代日本においてあまりにも非日常的な謝罪手段であるために、それを見た人たちがどういう感想を持つかは、それぞれの人が土下座をどう捉えているか、どう理解しているかに全面的に依存するとになります。

では、私が土下座をどう捉えているかというと・・・
公衆の面前で自ら土下座をすること → なりふり構わぬ謝罪の姿勢を見せることで、それ以上の合理的追求から逃れたいという意思を伝える行為
公衆の面前で土下座を強要すること → 耐え難い恥辱を与えることで相手を懲らしめる、あるいは、自分が絶対的優位者であることを認めさせようとする行為

部外者の私がとやかく言う話ではありませんが、基本的に土下座は良くないと思います。
それでもどうしても土下座がしたいのであれば、テレビカメラや報道陣の前ではなく当事者だけの場面で心を込めて(?)やるべきだと思います。
そうしなければ、メディアを通じての情報のスピード、量が以前と比べ物にならないほど速く、多くなっている日本では、当事者の思いとはかけ離れた誤解を招く可能性もあるのではないでしょうか。

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