朝日杯FSで8着となったカイザーノヴァの関係者コメントです。
◇池添騎手のコメント 「前半後ろにつけていったのは事前の指示通り。将来的にはもう少しいいポジションで折り合いがつくようになればと思います。初めて乗りましたが、背中の感じが良くていい馬でした」
◇矢作調教師のコメント 「テンションの面で言えば、装鞍所、パドックを含めて今までで一番落ち着いていたように思います。終い最速(タイ)の脚を使って頑張ってくれました」
◆クラブのコメント 「シャドーロール着用。腹を括って後方からの競馬に徹し、ラストは33秒台の脚を使って猛追。依然として粗削りではあるものの、この先の重賞戦線でも十分に通用しそうな走りを見せてくれました。なお、このあとは、「もう少し成長を促してあげたいので一度放牧に出して来年に備える」(師)予定となっています」
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上り最速33.5秒は2着に入ったステラヴェローチェと同じですが、あちらはロスのない経済コースを巧みに通って叩き出したもの。一方のこちらは、今はそんなに器用なことはできませんから、どうしても外を回って差す形になりますからね。池添騎手も、そのあたりのことを「将来的にはもう少しいいポジションで折り合いがつくようになれば…」とコメントしてくれたのでしょう。
ちなみに池添騎手は「背中の感じが良くていい馬」。矢作先生は「今までで一番落ち着いていた」と、今後に向けて前向きな手応えを掴んでくれたことが、カイザーノヴァにとって一番の収穫かもしれません。G1とは言え、1勝馬も参戦しているレースであまりだらしなく負けてしまうと印象が悪いですし、関係者に『その程度の馬』と思われてプラスになることはありませんからね。
このあとはしばらくお休みがもらえるようですが、これもクローバー賞を勝っているからこその話です。もちろん現状に甘んじていてはいけませんから、休んでいる間にもしっかり成長し、戻ってきたときには再び重賞で良い内容の走りを見せなければいけません。
何だかんだで、今日はバスラットレオンと僅か0.2秒差の競馬でした(ホウオウアマゾンにはタイム差なしでも先着!)。現状、荒削りでアテにならないのは確かですが、それでも矢作厩舎の2歳勢では間違いなく上位の期待を背負っているわけで、やりよう(今後の成長)によっては下剋上だって夢ではないですからっ!
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