ZBAT!競馬【2歳新馬・札幌5R】1番人気の米国産馬グランアプロウソが快勝
6月20日の札幌5R(2歳新馬、芝1200メートル)は、武豊騎手騎乗の3番人気グランアプロウソ(牡、栗東・松永幹夫厩舎)が好位2番手から危なげなく抜け出してデビュー勝ちを果たした。タイムは1分09秒5(稍重)。
1馬身差の2着にはエーティーマクフィ(5番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にウインマーベル(6番人気)が続き、1番人気のアポロリヤムは出遅れが響いて8着に終わった。
グランアプロウソは、父ガンランナー、母フィドゥーシア、母の父メダーリアドーロという血統の米国産馬。
◆武豊騎手(1着 グランアプロウソ)「いいスピードを持っている。気性的におっとりとしているけど、(スタートして)持ったままで行けた。いいものを持っていますよ」
ZBAT!競馬『【2歳新馬・札幌5R】3番人気ポメランチェがレコードで逃げ切りV』
6月19日の札幌5R(2歳新馬、芝1200メートル、牝馬限定)は、藤岡佑介騎手騎乗の3番人気ポメランチェ(栗東・牧田和弥厩舎)が好スタートから逃げ切り勝ちを収めた。タイム1分07秒9(良)はレコード。
4馬身差の2着にはナムラリコリス(8番人気)、さらに3馬身差遅れた3着にフリートオブフット(1番人気)が続いた。
ポメランチェは、父キングカメハメハ、母オレンジティアラ、母の父サクラバクシンオーという血統。
◆藤岡佑介騎手(1着 ポメランチェ)「1度栗東の坂路で乗せてもらったときに、新馬でも勝ち負けできるという動きでした。しっかりと走れて言うことがないですね。気持ちが前向きなので、うまくコントロールできれば走ってくると思います」
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先週日曜日に『【キングエルメス】新馬戦で連日レコードの高速馬場はどうなのかな?』という記事で、札幌の高速馬場にキングエルメスが対応できるかどうかの不安を書いたのですが、なんと、12日5R(芝1000m)、13日5R(芝1200m)に続いて19日の芝1200m新馬戦でもレコードタイムが出てしまいました。
しかもその勝ちタイムは1分7秒9で、先週、トーセンサンダーが出したレコードを1秒も更新してしまうというトンデモナイもの。。先週の函館SS(G3)が1分7秒6の決着だったことを考えると、勝ったポメランチェの速さ、強さは現時点では相当なものと考えて良いでしょう。(ポメランチェはなんと392kgの牝馬!)
あ、そう言えばこのポメランチェ、16日の追い切りでキングエルメスに0.2秒先着した馬なんですよね。お互い馬なりの手応え、重馬場で無理をさせない併せ馬だったようですし、映像を見ていないので何とも評価がしにくいと思っていたのですが、併せた相手がこれほどの馬だったとは、本当に新馬戦というのは難しいのもです(^^;)
それに対して、キングエルメスが出走を検討していた20日札幌5Rは、フルゲートの外枠から難なく先行したグランアプロウソが好位から抜け出し、後方から33.7秒の脚で追い込んだエーティマクフィを1馬身抑えての新馬勝ち。先行力を活かしたソツの無いレースぶりはなかなかのものでしたし、時計も稍重馬場で1分9秒5ですから優秀です。
もしも、ここにキングエルメスが出ていたら…と考えても答えは出ませんが、とにかく今年の札幌で勝ち上がるには、ある程度以上のスピード、速い決着に対応する能力と完成度が必要のようです。
果たしてキングエルメスがポメランチェのように強さを見せるのか、あるいは高速馬場に対応できずに厳しいレースになってしまうのか…。期待と不安が両方あるのが普通ながら、こんなに簡単にレコードを連発されると、完成度で劣るコチラとしては、ついつい心配が先に立ってしまいます。。(^^ゞ
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